特大貨物輸送 シキ801(函館本線)

2008068

  川崎貨物駅を63日に出発した特大貨物は8日未明に北海道に上陸、日中に東室蘭まで運行され新得駅には翌9日に到着。

  【機関車番号】 DD51 1089  

  【 行程 】  神奈川臨海鉄道(末広町)531日発 五稜郭 68日 → 東室蘭 → 新得 69日着?

  【 荷 】   東芝浜川崎工場製 136.9 tonトランス 

  室蘭本線  七飯〜大沼(藤城線)・大沼駅(停車中)


七飯〜大沼(藤城高架橋)

   

 大型貨物がいつ来るか解らないので上り線踏切で目的の4094を待っていると、下り方向と思われるDDの音が聞こえて来た。カメラを構え待っていたが中々現れず音だけが早朝の田園に響く、歩くような速度で現れたシキは上り4094レより7分早くやって来た。 456 撮影。    

 早朝の4094レを撮りに行く途中の五稜郭駅で大型貨物が停車しているのを発見、藤城線か平野部を走るのか解らなかったが先日の踏切に向かう途中で同業者が藤城線で待って居られたので、もうすぐやって来る事を確信する。 


七飯〜大沼(藤城高架橋)

   最高速度が通常45キロ制限、駅構内およびトンネル内は20キロ制限があるようで、ゆっくり藤城高架橋を登って行った。 456 撮影。   

  ネットの情報では明け方4:08EH500-52の牽引で五稜郭定刻入線、五稜郭からはDD51-1089が日中に東室蘭まで牽引したようだ。


七飯〜大沼

   4094レ撮影後に大沼に向かうが多くの撮影者が待って居られたのでまだ到着前と解り参戦、歩くような速度で進んで来るシキが見えた、直後上りのDF200 牽引の長大貨物4096レ?(3058レ?)がやって来たので被るかも?とヒヤヒヤしたが無事に撮影。 521 撮影。

  五稜郭〜東室蘭間が日中の走行だったようで、日曜日とあってたくさんの同業者が東室蘭まで追っかけ撮影されたようだ。


七飯〜大沼

   DF貨物と辛うじて被らずに撮影出来たシキは、目の前をゆっくり通り過ぎカーブに進んで行った。 522 撮影。    

   編成はDD51-1089+ヨ8404+シキ801B2で、シキ800の北海道入りは7年ぶりだとか。


大沼駅

   撮影後大沼駅に行ってみるとシキは待避線に停車していた。ゆっくり見学、撮影が出来た。

   重量物のトランスは写真のように極太ピンでシキ8012台に挟み込まれぶら下げられているようだ。トランスの寸法は「703×300×398」重量は「132.9 t」と書かれた紙が貼られていた。長さ7.03m×幅3m×高さ3.98mの大きさのようだ。


大沼駅

   シキ801の後部は日本通運のロゴがあり小山駅常備との記載がある。    

   シキは4軸×2組で前後合わせると16軸になり重量を分散しているようで、まるでムカデの足のような感じである。


大沼駅

   撮影者用のサービスなのだろうか、前照灯は点灯のまま。運転手さんと知り合いの人もいて談笑されていた。 6 537 撮影。       

   この後ノーマーク(DJでは運転日では無い)のトワイライトEXPが定刻に手前のホーム沿いの本線を通過、シキと並んだが撮り逃がしてしまった。


大沼駅

   久しぶりに「ヨ」を見た、走行中は2名の方が乗車され監視されているようだ。 538 撮影。

   このシキ801は神奈川臨海鉄道の末広町を531日に出発、63日の深夜には新鶴見(信)発0:57 新座ターミナル(武蔵野線)2:36着で運転され、東北本線を経由?8日間かけ遠路はるばる北海道にやって来たようだ。特大貨物輸送は夜間運転される事が多いらしい。


大沼駅

   大沼駅到着直後「ヨ」の乗務員の方は降車されて足回りの点検に忙しそうであった。

   荷のトランスには絶縁油種類、最大重量、内容積、自重、製造年、製造者を書いた紙が貼られていた。


大沼駅

    後方から見た編成、積荷のトランスは線路ギリギリの高さにセットされている。

    ネット情報では重病説があったこのシキ801は今年3月にシキ810のパーツを移植して「奇跡の復活」を遂げたそうです。


大沼駅

   大沼駅改札口からのシキ貨物、森駅に向け550頃に発車したようだ。 541 撮影。

   シキを見るのも撮るのも初めてで大沼駅ではじっくり見学出来てラッキーでした。今日は北海道最終日、予定を決めていたのでシキ撮影は終わりホテルに朝食に戻る。


 

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