4月27日 鳥取県東部の川
今日は、けいさんが一緒に行けなかったので、はいど1人で出かけました。

けいさんが仕事の都合で、一緒に行けないので、バイクで行くことにした。
午前4時、バイクに荷物をくくりつけて出発する。
暖かくなったとはいえ、夜の風はまだ冷たい。
途中、コンビニによってパンと缶コーヒーで朝飯にする。
また走り始めた頃、それまで漆黒だった空が色づき始める。
まわりの景色にもだんだんと色が戻ってくる。
さっきまでは、あんなに力強く感じられたヘッドライトの光も、 今では薄ぼんやりと道を黄色く染めるのが精一杯だ。

やがて道は曲がりくねり始める。
峠越えだ。

早い左のコーナー。軽いブレーキングから一気に左へダイブ。
ほとんど路面にカントがないためスピードコントロールがむずかしいコーナーだ。
ハイスピードで右コーナーを切り返しスロットル全開で奥の連続コーナーへ。
フルブレーキングからギアは5→4→3→2。 パンパンパンと機関銃のようなシフトダウンの炸裂音を残してまず右へ。
そして左。
ギアを3速に繋ぐとすぐさまきつい右が待ち受ける・・・

んなわけはなくって・・・安全運転!安全運転!(^o^)

パワーブースターの威力は?
6時、川に到着。とばしすぎたかな?少し早く着きすぎてしまった。
荷物を下ろしてコーヒーを沸かす。
ゆっくりとコーヒーを飲んで、あたりを散歩してみるが、 こういうときに限って時間の経つのが遅く感じられる。

7時までは何とか時間をつぶしたが、どうにも我慢出来なくなって着替え始める。
「ちょっと早いけど、ゆっくり釣り上って行ったらそのうちええ時間になるやろ」 と独り言をつぶやきながら川にはいる。
ここも少し水量が多いようだ。

ティペットにはマーチブラウンのハックルの下半分を切り取った「ソラックス風」を結ぶ。
なるべく時間をかけて、ゆっくりと釣り上って行く。
水温は9度。 時間が早いせいか、魚の反応はない。
ところが、8時になり、9時になり、とうとう10時。この時点で水温は10度。
カワムツが1尾釣れただけで、アブラビレのある魚からの反応がないまま、 予定していたところまで釣り上ってしまった。

やっと釣れた。
「どないしようかなぁ。この先はしばらくチャラチャラが続くし・・・」
話し相手がいないと、つい独り言が増える。(^_^;
結局、川をかえることにした。
移動距離もそんなに無いので、ウェーダーのままでバイクにまたがる。

ちょいと寄り道したので、二つ目の川に入ったのは12時頃だった。
程なくフライに反応が・・・
軽く合わせてランディングしたら16cmのアマゴだった。
水温を測ってみる。11度。
「時は来たり」などとつぶやいてみる。

しばらくしたら風がふき出した。
川下からの風なので、キャストには問題ないのだが、 リーダーが風にあおられてフライが水面から浮き上がってしまう。
ロッドティップを少し下げてフライだけを水面につける。
「よしっ!」いい感じで出た。25cmぐらいか。慎重に寄せる。
風のあいまに16cm
「あぁぁ〜」
思わず声が出る。バレてしまった。(T_T)
さらにこの後3連発でバラシ。
「なんでやろ?」普段あまり考えて釣りをしない僕も、つい首をひねってしまう。
ひょっとすると、糸が張った状態だから「くい」が浅いのかな?

2時過ぎ、少し風がおさまった隙間に16cmのアマゴを追加。
ついでに水温を測ってみる。13度まで上がっている。

風で思うような釣りが出来ないので、だんだんいらついてくる。
その上、目の前をブユが飛び回っている。
体質なのか、こいつにやられるとパンパンに腫れ上がる。
目はフライを見たまま、ブユのいる方向に唇を突きだして、ブユを吹き飛ばす。
はたから見ていたら、まるでヒョットコのような顔をしているんだろうが、本人は必死だ。

ウルトラCのアマゴ
3時40分。いよいよダムが見えてきた。
「ここが最後や」とフライをプレゼント。
いい所に落ちたけれど、何事も起こらない。
フライはポイントから流れ落ちようとしている。「あかんかったか・・・」
ところが魚が追いかけてきた。
フライが水面を離れた。
魚もこれを追いかけてジャンプ。なんと空中でフライをくわえた。(@_@)
ウルトラCを演じてくれたのは18cmのアマゴだった。

さて、帰るか・・・

全走行距離280km
お尻が痛い一日でした。(^_^;





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