と、いきなり結論を持ってこられても理解できませんよね。そこで、興味と時間のある方は下の解説を読んでみて下さい。
「面妖」という単語を意識して使い始めたのは「うる星やつら」という漫画の影響かな。
いや、もう少し正確さを求めるならば、その漫画の影響を受けた関西方面の友人・知人のせいでしょう。
中には、(もちろんジョークで)自分の名刺に「面妖同人誌鑑定士」という肩書きをつけていた人もいたくらいですから。
「面妖」を口にする者はいわば異端者の集まりで、その当時(1980年代前半)の私の目には彼らがものすごく輝いて映りました。
もちろん、ただ単に異端であれば良いというわけではなく、そこに一つの哲学・・・というと大げさかな? まぁポリシーみたいなものを感じたのです。
当然の事ながら、彼らは異端ではあるけれども犯罪を犯すわけではなく、ましてや反社会的な行動をとるわけでもありません。
世間の「常識」や「流れ」に盲目的に追従してそれで良しとするのではなく、自ら強烈な個性を放って生きていて、それが結果的にたまたま異端であるだけであり、その姿に感動すら覚えたのです。
もちろん、必要なところは世間並みの常識を備えていなければなりませんが、それを踏まえた上で一つの個性として自分の人生に彩りを添えることが出来たらと考えたのです。
ごく平凡な人生を歩み、無個性のままごく平凡に人生を終わる。人によってはそんな人生も良いかもしれませんが、少なくとも私には合いません。
もちろん強烈な個性とは、人によって徹底的な相性の不一致を生み出す事もあるでしょうし、時には強い風当たりを覚悟しなければなりませんので、その個性を持って行動するからにはそれなりの責任が伴います。
特に欧米に比べ日本では強い個性=非常識と捉えられる傾向がまだ残っているようですから、責任ばかりでなく強い自信が必要だとも思います。
そこで、冒頭の結論に達したわけです。
「面妖」という単語は、辞書に載っている意味以上に私自身に対して重みや思い入れのある単語であり、自分のホームページを開設するにあたりどうしても外すことの出来ない単語でもあったのです。
もっとも、今の私は自分の定める「面妖」を目指している段階にすぎませんので、まだまだこれからといったところですが。