筆者は社会人になってから、仕事上よく東京方面に出張するようになった。手段はもちろん東海道新幹線である。ちなみに新幹線は九州への修学旅行と姫路に行ったときに乗ったことがある。どちらも山陽新幹線で、前者は中学生、後者は大学生の時である。新幹線に乗るのは2年ぶりで、東海道新幹線は生まれて始めてである。
さて、社会人になって初めて新幹線を使用したときである。筆者は出張の時は新神戸、実家に立ち寄る時は新大阪から乗り降りするのだが、このときは西明石から乗車し、新大阪で乗り換えて東京へ向かった。西明石−新大阪間はもちろん今となってそう思うのだが0系こだま・6両編成である。山陽新幹線って6両のこだまが走っているのか、当時としては大変新鮮であった。広島以西では4両編成のこだまが走っている事などはむろん後日知った。新大阪に降り立って次に乗りますのはもちろんひかり号である。ひかりをしばし待つ間、隣に停まっている列車(100系)を見てみると「こだま 東京」の表示幕になっていた。100系はひかり用とちゃうんかと自問自答していると、ひかりが到着した。このひかりは300系であった。300系はのぞみ用でたまにひかりで運転されるものとばかり思っていた。少しラッキーだと思ったけど。(今ではちっともラッキーではないけど) しかし、こだまが100系で運転されていることは少しとまどいと驚きを感じた。このことが大変気になったので、後日、新幹線の車両運用について調べてみるとここ一、二年新幹線の車両面での変貌ぶりに驚愕してしまった。簡単に述べると、
1 | 時刻表に特に記載事項のないひかりはほぼすべて300系 |
2 | 東海道新幹線のこだまはほとんど100系で運用されている |
3 | 東海道新幹線0系のこだまはわずか2往復 |
4 | 食堂車はグランドひかり運用うち4往復のみ |
5 | 300系は70編成もある。(1編成16両、16×70=1120両) |
(1999年3月当時)
特に3, 4にはおったまげてしまった。さらに、300系が61編成(JR東海)+7編成(JR西日本)も製造されていることも。ここで一言。
出張を繰り返すうちにますます新幹線に興味を抱くようになり、新幹線の実状(特に車両運用)について調べるようになった。これについては後日述べることにします。さて、このページを作ったのは、新幹線について興味を抱くようになったことと、パソコンばっかりではおもしろくない事です。この頁のコンセプトは鉄道マニア受けする内容ではなく、新幹線を使用する方に少しでもお役にたてるようなものにすることです。ですから、私が集めた情報をできる限り提供できたらなと思います。疑問点、間違い等ありましたら、どしどし質問して下さるようお願いします。