詳しくはJR西日本のホームページをご覧ください。山陽新幹線関連について一部抜粋したものを下に示します。
それぞれについて、私なりに簡単に説明しましょう。
ウエストひかりとは山陽新幹線の利便性、快適性を向上させる意味で運転されている列車で、現在はグレードアップした0系車両(12両編成)で運転されている。2000年のダイヤ改正ではこの車両の取り替えのために700系を製造し、同時にスピードアップを行い、利用客の増加をはかるのが目的であろう。Rail star 700系についてリリースされている内容について書いてみますと、
300系速達ひかりは2時間49分(東京−博多間は5時間52分)で運転します
詳しくはレイルスター・ドット・コムをご覧ください
速達ひかりとは、新大阪−博多間の所要時間を短縮し、のぞみの待避をしないひかりのことである。Rail star は最高285km/h、300系は最高270km/h運転を行う。両者合わせ21往復/1日運転を行う。これにより新大阪−博多間にのぞみが1本/毎時、速達ひかりが1-2本/毎時が運転され、博多(新大阪)に先着する列車が倍以上になる。
山陽新幹線の新大阪−博多間で運転されているひかり(ダイヤ改正前)は東京直通のひかり(主として100系)、ウエストひかり(0系)で最高速度は220km/h(グランドひかりは230km/h)、所要時間は平均3時間17分です。500系のぞみは2時間17分だから、ひかりとは約1時間の差があるわけです。まあ、1時間差もあるようじゃひかりに乗る気が失せるというものです。(必ずのぞみを待避するし) さらに、のぞみは速いけど割高だから新幹線乗るのやめて、飛行機で行こうかと言う気が起きる。福岡空港が便利(博多から地下鉄で5分)であるということも飛行機使用の追い風となっている。(わしゃ違うぞと言う方もおありでしょうが。) そこで、ひかりの質(速達化含む)をアップさせる必要があるので700系ひかり(Rail Star)を登場させたのである。(ひかりはビジネスきっぷなどの格安な切符が使用できるので運賃面でも飛行機と競争するにはひかりの向上しか手段はない。) 最高速度285km/hの700系では、現行と同じ停車駅数でも30分程度の短縮は可能となる。また、のぞみとの時間差が20〜40分程度となり、また車内も(700系のぞみよりも)快適なのでRail star に乗ってみようと言う気持ちになれるのではないかと思われる。ひかりであるから、ビジネスきっぷやひかりカルテット切符で乗車できる。その結果として山陽新幹線の利用客が増加することが予想されます。(実際、どうなるかは神のみぞ知る。)
主目的としては運行に必要な列車本数を減らすと考えられるが真偽の程は定かではない。また、どうせやるなら岡山で折り返しを行い、東京−岡山間ひかりを新大阪−岡山間各駅停車にすればよいのではとおっしゃる方もいらっしゃるとは思います。相生はひかり停車に似合うだけの乗客は見込めない点と京阪神−岡山間の移動需要がかなりあるという点で今回のような運転形態になったのではないかと思われる。
メリットはすばり西明石にひかりが停車するようになり、東京方面への出張が便利になるということだ。いままで、新大阪(あるいは新神戸)から乗車していたのが西明石からの乗車が便利となり、所用時間短縮と乗り換えの煩わしさがなくなるというメリットが生まれる。(西明石−新大阪間の特急料金分の旅費はアップするけど。) また、新大阪(新神戸)まで行くのに混雑する新快速に乗る必要がなくなるというメリットもあると思われる。
新快速という関東の方には想像もできないほど、とてつもなく速い快速が走っている。しかも15分間隔で。新快速だと新大阪まで45分程度で行ける。(三ノ宮まで約20分) 新神戸だと地下鉄の乗り換えで20分程度時間をロスするから、いっそのこと新大阪まで行った方が楽なのである。(乗り換え1回で済むから。) 現状の西明石はこだま(30分間隔)しか停車しないので、新大阪乗り換えが必須、しかもひかりとの接続はあまり良くない。(西明石停車のひかりもあるが、早朝上り・深夜下りの一本ずつ) 以上の理由が考えられるが一番の要因は新大阪から乗ったら、新大阪−西明石間の特急料金が浮くことだったりして。
西明石にひかり停車となると、新大阪駅を利用していた人(一部)が西明石駅利用に移行する。また、垂水・須磨周辺からの利用客もある程度見込める。また、加古川・高砂あたりからも利用客が期待できる。神戸市西区からも乗客の流れがあるかも知れない。こうして考えてみると、西明石にひかりが停車すると利用客増が期待できる潜在的要素が数多くある。また、JR西日本にしても西明石から乗車してもらうことで西明石−新大阪間の特急料金分が収入増となる。
Rail Star 18往復と300系速達ひかりが3往復運転されることにより、従来運転されていた列車の運転区間を短縮し需要調整を行う意図が感じられる。まず東京−博多間のひかりは東京−広島間に運転区間を短縮する。(多客期には広島−博多間延長運転を行う。つまり、東京−博多間で直通運転を行う。)すると、新大阪−広島間が供給過剰となるので東京−広島間ひかりを東京−岡山間に短縮する。ただし、東京−岡山間で運転されていたひかりは新大阪−姫路間でこだまの代わりとなるので運転区間の短縮・本数削減は行われない。
ごめんちゃい。工事中です。