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展示格納庫では、ピカピカに磨かれて、退役した航空自衛隊機達が翼を休めている。手前より要撃戦闘機F-104J、支援戦闘機F-1、高等練習機T-2、救難ヘリV-107。さすがに屋内展示機は保存状態がとても良い。今後、展示機は13機程度まで増やすとの事。展示格納庫内ではフライトスーツ・ヘルメットを着けて記念撮影も出来る(子供用フライトスーツもあり)。
20mm 対空機関砲 VADS(右)& ラインメタル2連装対空機関砲(左)。空自は有事の際に敵の空爆から基地を守るために、主要航空基地に基地防空隊を置いています。
かつてはM-55という旧式の対空機関砲(12.7mm M-2を4丁束ねた機関砲。完全手動式)を装備していましたが、現在は通称VADS(バッズ)と呼ばれているレーダー付きの20mm対空機関砲(右)が主力となっています。レーダーで敵機をロックオンし、敵機の未来位置を計算してそこに向かって射撃する方式。ちなみに本機の銃身は戦闘機にも搭載され信頼性の高いM-61が使用されています。
ドイツのラインメタル2連装対空機関砲(左)は新型対空機関砲導入の際、バッズと共に比較検討され、千歳基地で審査が行われました。結果、バッズの方が優れているとしてラインメタル2連装の採用は見送られることになりました。恐らく、空自が既に装備している戦闘機に搭載されているM-61バルカン砲を使用して共用性に優れ、発射速度の速い点でバッズに軍配が上がったのでしょう。カタチはラインメタル2連装の方がカッコイイと思うんですけどね・・・。ちなみに、千歳基地や三沢基地、小松基地、築城基地など戦闘航空団が所在する空自基地の航空祭では「模擬対地射爆撃」デモが行われ、低空で迫り来る戦闘機に果敢に立ち向かうバッズの頼もしい姿を見ることができます。
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《参考》浜松基地に展開する部隊
航空教育集団司令部
第1航空団 - 第31飛行隊・第32飛行隊
第1術科学校
第2術科学校
教材整備隊 |
航空自衛隊の隊員教育の中枢である航空教育集団司令部の他、T-4練習機によるパイロット教育の最終段階の教育を行う第1航空団、航空機整備のエンジニアを育てる第1術科学校、レーダーおよびパトリオットミサイルのエンジニアを育てる第2術科学校などがある。 |
高射教導隊 |
全国のパトリオット部隊に対して、パトリオットミサイルシステムの運用や技術的な指導を行う部隊。 |
浜松救難隊 |
浜松基地周辺エリアでのレスキュー活動を行う部隊。 |
警戒航空隊司令部
飛行警戒管制隊 |
司令部機能の他、AWACS(空中警戒管制機)を運用した防空任務を行っている。 |
第6移動警戒隊 |
移動警戒隊は各地のレーダーサイトが攻撃を受けた際に展開する部隊(開戦時は敵のレーダーサイトを叩くことから始まる)。 |
中部航空音楽隊 |
全国の空自基地に展開して演奏を行う他、国の行事、国賓来日時等にも演奏対応。 |
航空自衛隊
浜松広報館
■入館料:無料
■開館時間:AM9:00〜PM4:00
■休館日:毎週月曜日(祝祭日、国民の休日の場合はその翌日)、年末年始(12月28日〜翌年1月4日)、毎月最終火曜日および3月第2週の火曜〜木曜日、施設設備検査およびその他必要な期間
■交通:☆JR浜松駅北口バスターミナル14番線から泉・高丘行き 泉四丁目下車徒歩10分 ☆東名高速浜松西インターから車で10分 ☆浜松広報館への入場は基地外周を左回りで入場(右折入場は不可)
■駐車場(無料):乗用車146台 バス17台
■お問い合わせ
TEL:053(472)1121(広報館直通)
TEL:053(472)1111(代表) 内線:3381
〒432−8551
静岡県 浜松市 西区 西山町 無番地 航空自衛隊浜松基地
浜松広報館(エアーパーク)
≫ 浜松広報館(エアーパーク)ガイド 前編
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