きわめて趣味的な音楽室

 最近、ASCIIより発売されている音楽ツクール95+に凝っています。これは、その名の通り自分で作曲を行い、MIDIファイルに保存することができるというソフトです。もっとも、私は作曲などとてもできませんから、まず適当に知っている曲を入力して遊んでいるといった状態です。私は学生時代に合唱をやっておりまして、その関係上合唱の楽譜を比較的沢山持っています。かねてより、自分で何か音楽を作り、うまくできたらこのページからダウンロードできるようにしようと思っていました。インターネットやパソコン通信では様々なジャンルの音楽がダウンロードできるようになっていますが、さすがに合唱曲(しかも邦人曲)はないと思っていましたが、サーチエンジンで検索してみますと、結構発表している人は多いようです。というわけで、私もその仲間入りをすべく、今手持ちにある楽譜から何曲かMIDIファイルを作ってみました。曲名をクリックするとダウンロードできると思います。ページ以外のリンクを張ったことがないので本当にうまくいくか分かりませんが・・・。もしダウンロードできない場合、ホームページに詳しい方はリンク先に一般のファイルを指定する方法を是非教えてください。

 なお、これらの曲はヤマハのXG音源で普通に聞こえるように作成してあります。そのため、その他の音源やソフトウェアMIDI音源を使っている方には正しい音で聞こえない可能性があります。現に、私もXG音源の他にこのソフトに付属のソフトウェアMIDI音源で演奏してみましたが、楽器ごとのバランスが少し意図していたものと違うように聞こえてしまいました。もし違和感を感じましたら、音楽の編集が可能な環境をお持ちでしたら音量を変えるなど多少の調節をしてみてください。曲データの改変は構いませんが、再配布はお止めください。

 

曲目

風に寄せて その1」  立原道造 作詞  尾形敏幸 作曲

 邦人曲の合唱をやったことのある人にはかなり有名な曲だと思います。初演が昭和57年ですから、私の高校時代(昭和62年〜平成2年)の時には比較的新しい合唱曲でした。高校の音楽部に入部したとき、一番最初に覚えた曲だと思います。この曲はメロディーが美しく、歌いやすいのでかなりの人気がありました。高校の時の部員のアンケートでは一番好きな合唱曲におしていた人も多く、また、昭和60年代の東京都の多摩南地区(武蔵野市〜八王子市の中央線沿線、調布市〜八王子市の京王線沿線、狛江市〜町田市の小田急線沿線)の高校でかなりの学校が文化祭や定期演奏会で演奏し、大ブームとなったときがあります。

 

フォーレ レクイエム VII - IN PARADISUM(楽園にて)

 三大レクイエム(モーツァルト、フォーレ、ベルディ)のうち、モーツァルトのレクイエムをご存じの方が多いと思います。特に1991年のモーツァルト没後200周年の時には相当数の合唱団でモーツァルトのレクイエムを演奏していました。私はモーツァルトのレクイエムも好きですが、やはりレクイエムはフォーレが一番好きです。ベルディのレクイエムはまだ聞いたこともありませんが、話によるとモーツァルトのレクイエムでは死人が起き出し、ベルディのレクイエムは聞いている人が死んでしまう様な曲だそうです。フォーレのレクイエムは響きも美しく、聞きやすいので是非鑑賞してみることをお勧めします。私は、フォーレのレクイエムは平成元年3月に高校の定期演奏会で合唱したのが最初です。ちょうど天皇陛下崩御の時でしたが、それは単なる偶然です。練習は昭和63年から行っていましたから。さて、フォーレのレクイエムにおいて何故私は今回7曲目のIN PARADISUMを選んだのでしょうか。この曲が私の趣味、ということもありますが、もう少し情けない理由としては他の曲を手がけるだけの技術がまだなく、比較的作りやすいであろうと判断したのです。この曲もとりあえず作ってはみましたが、本当はもっと落ち着いた、きれいな曲です。もう少し技術が向上したらまた作り直して、今度はフォーレのレクイエム全曲を作ってみたいと考えています。

 

浄夜」 菊田裕樹 作曲 (聖剣伝説2)

 上記二曲とはうって変わって今度はゲーム音楽です。聖剣伝説はスクウェアから発売されたスーパーファミコン用のアクションRPGゲームです。このゲームは音楽がすばらしく、特にこの浄夜という曲はオルガンを基調とした幻想的な感じの曲で個人的に気に入っています。この曲は音楽ツクールで初めて作った曲であり、とりあえず使い方を覚えたといった状態でしたのですこしあらが目立つかと思います。ゲーム内容についてはここでは述べませんが、このゲームはストーリーはかなりよいものです。私は少なからず感動しました。ただ、エンディングが少しあっさりしすぎていることと、あまりにもバグが多いのが気になりますが。今なら中古屋でかなりやすく手に入れることができます。

 

 とりあえず現在までに作曲できているのは上記三曲の他、未完成のもの、聞くに耐えない出来のものが数曲あります。合唱の部分は当然本当の肉声を発することはできませんので、GM規格音源の53番クワイア(アー)を採用しております。そのほかは、ピアノやチャーチオルガン等オーソドックスなものを使っています(ゲーム音楽に関しては様々な楽器を試したりしていますが)。今回、このソフトを使用して分かったことは、ピアノを演奏できるという人は本当にすごいと感じたことです。このソフトは五線譜の上に音符を置いていくという作曲方法なので、ピアノを弾けない人でも根気とある程度の知識さえあれば誰でも使うことができるわけですが、ピアノの細かい音符をおいていく作業は確かに苦労しました。ピアノの奏者の方はこれを一瞬で理解して打鍵していくわけですから、その能力たるや並大抵のものではないように思います。私はパソコンのキーボードならばブラインドタッチできるのですが、この場合打鍵の強弱やリズムは関係ありませんし、どんなに速いタイプでも一文字ずつ打鍵しているわけですが、ピアノの場合は和音を奏でながらしかもリズムを合わせ、ミスは許されない等、相当厳しい条件があるように思います。私も機会があればピアノを習ってみたいと思っているのですが・・・。作成した曲はすべてチェックしてありますが(当たり前ですが)、楽譜は細かい音符の集まりですので実際と違うところがあるかもしれません。もちろん実際に何回も聞いていますが、それでも間違いがありましたらそれはすなわち私の音感がその程度ということです(絶対音感が欲しい!)。気がついた方は御一報ください、といってもほとんどの人が知らないような曲かもしれませんが。

 このページは今後、さらに充実させていく予定です(身長補完計画の方はもう少し待ってください)。次の予定として、ヘンデルのメサイアからNo.44 HALLELUJAHにしようと考えていましたが、楽譜を一瞥して早くも挫折しました。考えてみれば誰もが知っているようなこんな有名な曲を作ったらそれこそ不出来具合を皆様方に晒しているようなものですから。その前に、メサイアのNo.7 AND HE SHALL PURYFYを作ることになりそうです。聞く分にはなかなかおもしろい曲です(合唱するには技術的に大変な部分もあるのですが)。そのほか、現在は楽譜をそのままおとしているだけですが、そのうち耳コピの技術を身につけたら様々な曲をMIDIにおとしてみたいと思っています。最終的にはオリジナルの曲を・・・・たぶん無理だと思いますが。

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