クレテック金物ってどんなの? |
クレテック・クレテックと書きましても、何の?どんな金物なのか分かりにくいと思います。見てもらうと一目瞭然かな?と思いまして、金物の一部を掲載しました。 |
右の写真の部材がクレテック金物でございます。 各部位や部材寸法などによりまして、使用金物が異なります。写真はその金物部品の一部であります。 |
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クレテックの特徴 |
本接合金具で在来木造建築構造体を完全に緊結 軸組木造の完全部材化に成功 熟練技術を要するスミ付け・仕口加工が不要 ホゾパイプによって土台・柱・桁・小屋束まで接合 間取り・屋根・外観等も自由設計で施工が可能 在来木造建築物に比べて、外圧(荷重・台風・地震に対して)強度が高い 「クレテック」と木部材のマニュアルで素人でも容易に施工可能 本金具の使用で工期短縮と人工数の節減ができ、建築費の低減化が図れる |
更に!良く良く考えてみると、クレテック併用工法ですと、 |
在来軸組工法 | ツーバイフォー工法 |
家全体の荷重や応力を、柱と梁で支える工法 [車で言うと、ラダーフレームボディー] |
壁・床・天井(パネル)を立体的に 組んだ箱が一軒の家であり
柱は使わない。 [車で言うと、モノコックボディー] |
長所 他の工法とくらべ、プランニングの自由度が高く間取りの家のデザインが自由に設計できる。 窓、ドアなどの開放部を広くとれる。 木材は他の構造体に比べて軽いため地震の揺れに対して大変強い。 |
長所 箱を組み、一軒の家を造るので柱は使わない。 パネル全体で地震、台風などの横の力積雪などの縦に加えられる力にも大変強い。 なお、気密性に優れ、防火にも力を発揮する。 短い工期で済む。 工場製品の為に、均一した品質である。 |
欠点 ツーバイフォーと比較して、気密性に欠け工期が長い。(特に湿式工法を多用する場合には工期は非常に長くなります。) 柱と梁の接合部分が一般的なホゾ穴式の軸組なので、極端な直下型地震の揺れには弱くなる。(接合部) 横の力に対しては、筋違い耐力壁で対応するためやや耐力的に劣る。 施工する人間の技量や経験により製品の品質が変化し、均一性に乏しい。 |
欠点 箱で支えているため、壁に大きな窓やドアなどの開放部を多く広く取り付けることができない。 間取りの変更はできるが、増築は無理である。 設計自由度が少ない。変形土地や間口の狭い土地などの建築は出来にくい。 |
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上記の内容を分かりやすくするために・・・・ |
では、一般の施工例を紹介しましょう。 最もポピュラーな、柱と梁の接続で、金物がどの様に使われ接続されているか。 梁受け用に取付られた、クレテック金物。柱側にはクレテック取付用ボルト穴3個のみの加工で、断面欠損は皆無。 昔は、 上の写真のように、柱と梁を取り合う接合部分には、柱のかけ込みがありました。 通し柱の部分で、4方向から梁が接続する場合にかけこみをすると、柱の残された部分と言うのは少なく、柱の強度はほとんど失われています。 阪神大震災では、この接合部分での破壊による倒壊も数多くみられました。 クレテックの接合方法と良く見比べて下さい。 |
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