2006年11月11日  天王洲銀河劇場
「森昌子復活コンサート」森昌子さんが朗読した詩

ホリプロ承認

   (松本敬子作) 桜の花びらが 枝から離れて ひらひら、ひらひら 風に舞っている 小さく薄い花びら 小雪のように 風に舞う 「あっ」 川べりに飛んで 川の中にはまってしまうのか ……と思ったら 「わあ、きれい」 お下げの少女が手のひらに受け止めた 桜の花びらは 少女の制服の胸ポケットにおさまった それを窓から見ていたわたくしは この少女はきっと幸せになるだろう…… そう確信した そして わたくしも、幸せな気分でいっぱいになっていた