正論じゃろん?(C) 27
卒論 あまり勉強もせず、幸運(?)にも試験が受かり続けてきた。認定単位と取得単位の合計は 119 単位となり、本当に卒論を残すのみとなった。当初は、単位が半分くらいになったら卒論を始めよ うと思っていた。しかし、科目試験と卒論を同時に進める力は自分には全く無い、と単位が進むに つれて思うようになった。私は不器用なのである。100 単位くらいになった時、全ての単位を終わ らせてから卒論に入ろうと決心した。 今、ユニコーンでは、「私の卒論 さ行、た行」までいっている。誠に喜ばしいことである。私 は現在、ユニコーンに卒論奮闘記事を連載する自信など全く無いので、あえて載せるとすれば、最 後の「私の卒論 んー?」くらいになるであろう。 卒論のテーマは早くから決めていた。それなりに、頭の中で構想も練っていた。しかし、実際に 形にしようとすると、これが大変である。何の世界でも、有形にするのは大変なのである。先日、 三田の教務課に行き、表彰論文を三件見た。金箔の装丁で、内容も重厚であった。私にあのような ものが書けるのかどうか、全く自信が無い。 また先日、三田の大衆割烹で大分慶友会会員と呑む機会があった。教育等について語りあったが、 お互いに学部こそ違っても、結論は同じであるように感じた。一つ言えることは、教育の世界に限 らず、理想と現実は車の両輪であるということである。どちらが欠けてもだめである。理想は現実 を見つめ、現実は理想を見つめなければならない。 慶應卒論、学問に対しても理想と現実がある。己を知り、努力を怠らず、「究めて」遠い理想に 少しでも近づければ、と願うこの頃である。 私の卒論?、んー。 以上