めでたい?
正月や 冥途の旅の 一里塚 めでたくもあり めでたくもなし     私の父が小学校5年(以下の)頃に聞いて、「なかなかええことを言うなあ」と感心し て、ずっと覚えていたものです。  誰の作品かはわかりませんが、言った人は、香川県羽床の「大林一郎」という人です。 正月(正確には誕生日)が来る度に、人は年齢を一つずつ重ねていくわけですが、めでた いと感じる人と、めでたくないと感じる人がいるようです。  若い頃は、誕生日が来るのが嬉しいものですが、年をとると、誕生日はあまり嬉しくな いと感じる人が多いようです。中には悲しくなる?人もいるようです。形あるものは全て 滅びるのですが、やはり、年をとりたくない、死にたくない、というのが本音でしょう。  人は、日常生活ではあまり死を意識しないのですが(死を意識し続けていると何もでき ない?)、誰にでも例外なく、必ず訪れるのが「死」です。死を意識してこそ現在の「生」 のありがたさが分かるのであり、この瞬間を精一杯生きなければ悔いが残る、と頑張って いる人もいます。  「這えば立て、立てば歩めの親心」と言われるように、子供の成長は楽しみなものです。 成長期(幼児期〜小学校中学年頃迄)の子供を持つ親は特に、正月(誕生日)が来るのは めでたいことだと思います。その子供も、反抗期を経て自立し、人の親になります(そう でない人もいますが)。その頃、親は祖父母になっています。自分自身、子供、孫の加齢 をどのように感じるのでしょうか。小泉さんではありませんが、人生色々、人生観も色々。 めでたい、めでたくない、も十人十色だと思います。  まとまりの無い文章になりました。こんな作品もあることを紹介したくて書いていたら、 駄文のオマケが付きました。 (^_^;                                2005年09月掲示