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∴∴∴∴ I think (’06/12月分) ∴∴∴∴


2006-12-06
 いや〜すっかりほったらかしですねぇ(笑)。なかなかネタが無くて申し訳ないです。前回の更新が9月(爆)。


 さて、久々の更新ですけど(某所とカブリますが)、新兵器のネタでも。



 そうなんですよぉ、マーチンD-28ゲットです。今まで使っていたアコギ(スズキ製、定価1万5千円(爆))は、既に30年近い年月を経て、フレットも摺り合わせ不可能なくらい減っちゃって、打ち換えて使うほどの気力と暇も無く、良い出物が無いか物色中だったのです。いくら30年モノとはいえ、モノがモノだけに鳴りが良くなる訳もなく(笑)、まぁ多少は良くなってるんだろうけど、やっぱりアコギの音はその値段に「ほぼ」比例してしまうってとこがありますねぇ。


 ある日、夜中にネットを徘徊してると、2日前にアップされたばっかりの97年D-28を発見。値段も相場より安いし、最初からフィッシュマンのピエゾ付きだった。・・・多分、付いて無くても自分で付けたと思うので、これはまさに私用だっ!と大きな勘違いをするのです(笑)。ピエゾに関しては特に思い入れも無いけど、自分で後からフィッシュマンの安物を付けて後悔するより、最初から付いていた方がグレードアップには役立ちそうだし^^

 で、そのショップを見てみると、なんと、レスポクラッシックを捕獲したショップだったのです!まさに運命(爆)。LUDWIGの件もあるし、この年の瀬にこの出費はどうかとも思ったけど、このクラスになると一生モノだし、ギターは道具だし・・・と自分に言い聞かせ(爆)。

 早速、届いたモノを確認すると、トップ面に僅かな打痕が1つあるだけ。フレットの減りもほとんど無し。・・・う〜む、前のオーナーさんは買ったけど弾かずにケースにしまっていた・・・という感じです。
 で、到着当日に手を入れてしまうのが私流(爆)。




 まずはナット。アコギに関するこの辺の知識はあるHomepageの受け売りだったんだけど、実際にやってみると確かに音が激変するから困ったモンです。

 特にマーチンは工場出荷設定が、かなり弾きにくい状態で、買ったままだとかなり弾きにくいと思います。多分、初期のクレームを最小限に抑えるっていうことだと思います。弦高を追い込んだ状態で出荷しても、場所によってはネックが反って、ビリつきの原因にもなるし、高さが高いものは削れても低いものは高く出来ないってことなんでしょうね。

 初期のナットは背が高く、相対的に溝が深いので弦が潜り込んじゃってます。それを弦の半分くらい頭が出るように形を成形して、さらにヘッド側に向けて綺麗なカーブを描くようにしました。溝も使うゲージに合わせて溝切り。弦がナット部分で軽い曲線でペグに向かうように・・・。ある程度追い込めた段階で、今度はブリッジの調整。



 サドルの底面を削って弦高調整します。ネックの反り具合と相談しながらの作業なので、結構シビア。ある程度削って、弦を張って、ネックを調整して・・・を繰り返します。良い高さになったらサドルの底面を磨いて真っ平らにしたら完成。ついでにサドルの上面も弦の傷が消える程度に磨く。変な癖が付いてたら嫌なので。

 それと、マーチンはブリッジピンが最後まで押し込めない事が多いです。写真は修正後なんだけど、修正前は5mmくらいピンが飛び出してました。ブリッジピンホールリーマって道具があるんだけど、高価なので、穴を拡げるんじゃなく、ピンを削るってことで対処です。カッターの刃をたてて、ピンを廻しながら擦るように削る。これでしっかりと押し込める状態にしました。サドルを削ったおかげで、サドルからピンにかけての角度が小さくなって、サドルにかかるテンションが小さくなったハズなので、ピンホールの弦が通る部分をちょっと削った方が良いかも・・・。

 あと、15フレット以降がかなり高く・・・というか、ボディとの接合部なのでロッドが効かないからそこで折れてるような感じでした。で、その部分だけを摺り合わせして、20フレットが一番低くなるようにセッティング。・・・う〜む、かなり追い込めた感じです。

 せっかくなので、ちょろっと録音した音源を(笑)・・・某所では公開済みなんですけど(爆)。

 ブロンイアーをC-414で録音(mp3)

 適当にジャラジャラ弾いてみた感じ(リヴァーブ無しの無添加)(mp3)

∴∴∴∴ I think (’06/09月分) ∴∴∴∴


2006-09-29
 結局9月の更新は2回かよっ!みたいな(笑)。ここも日記というより改造コーナーみたいになっちゃったし、これからもそんなスタンスでいこうかと。普段のたわいもない日記はmixiに書いてますので、mixiやってる方は探してみてください(笑)。いつものハンドルネームで検索していただければ見つかります(笑)。


 さて、我がアンプ師匠から、とあるアセンブリーを作ってもらってたんだけど、なかなか着手出来ずにいたのを、1959に付けてみました。


 肝心な部分は企業秘密(笑)ってことで、公開出来ませんけど、バイアス調整用のポットと、マスターボリュームをセットにしたアセンブリーです。なんと素晴らしい。実は以前に付けていたマスターボリュームは位相反転回路を操作するヤツで、今ひとつ音を絞った時の感じが良くなかったので、違う構造のマスターボリュームって訳です。でも私には回路的な事は良く解りません(笑)。メールで指導を受けながら、なんとか設置完了。スタンバイをONにする前に、ちゃんとバイアス電圧がかかっているか確認してから、音だししてみました。いや〜すばらしい!1959そのものの音が小さい音でも鳴らせてます!!!!

 これならアッテネータ要らないんだけど・・・でもね、アッテネータって本来の1959の音より、若干角が取れて、メチャ弾きやすくなるんですよねぇ〜・・・。で、今回のマスターボリュームだと、まさにじゃじゃ馬1959復活なのです・・・。困った・・・。音は良いんだけど、弾きにくいっ!(笑)。

2006-09-04
 昨日、バンドのメンバーささやんとマサタケと一緒に大阪ZEPPさんのリハにおじゃました。持ち込み機材の凄いこと凄いこと。mixi日記と重なるんだけど、やっぱりコレ。


 これですよコレ。バスドラ26インチ!!!!しかも深さは14インチ!!!げげ、ほんまにマーチングバンドの大太鼓みたい・・・。これを観て、聴いて、叩いて、私、かなり情緒不安定になっております(爆)。




 それとコレもすげー。1959HW!!!まさにアノ音!。良くできたアンプだと思いますわっ!。


 マニアックな方々の為に、裏の写真を!(爆)。

∴∴∴∴ I think (’06/08月分) ∴∴∴∴


2006-08-30
 やぱりギターイジリしないとここは滞りますね〜(笑)。

 えっと、これをアップして良いのかどうか・・・ってホントはいけないんでしょうけど・・・う〜む、文句が来たら即削除してしまいますので、早めにどうぞ(笑)。

 あるレコーディング系の雑誌に二井原さんのアルバムインタビューが載っていて、それにひーちゃんとのやり取りの詳細が書かれていたので、こっそり(?)とPDFで(笑)。この雑誌、4月号なので、すでに書店には無いと思われ・・・。ってことで、ホントにこっそりですよ、こっそり(笑)。

2006-08-08
 Larz Gallowsのライブ、無事終わりました。ハイゲインに来て頂いたみなさま、感謝しております。多くの方々に観て頂いて、盛りあげていただけたのでステージでは非常に楽しく演奏出来ました。ホント、感謝です〜。


 今回、ささやんのバスドラとタムを無理言って持って行きました。通常ブッキングなので、本来なら箱付属のドラムセットを使うのが当たり前なんでしょうが、今回のライブは、出音に若干重点を置こうということで、実践してみた訳です。
 ちなみにささやんのバスドラは24インチなんだけど、打面にシルバードットのCS。表はスムースホワイトを貼って帯ミュートだけの仕様。ナマ音がかなりデカいので、PAの17ちゃんにほとんどナマでやってみようと無理を言った訳です。本来なら、それぞれの箱独自の音ってのもある訳で、あまり無理を言うのもどうかと思うこともあるんだけど、やっぱりバンドやってる以上、自分達を音ってのを聞いてもらいたいんですよね。しかもZEPPやってるのにバスドラがショボイ音では困るのです。対バン形式なので、セット替えとかに時間はかかるし、非常に迷惑な行為であることは承知の上で、やはり譲れない部分かもしれません。


 で、もちろんギターも1959のナマ音。アッテネータはほぼ最大。ベースはちょっとだけPAから出してもらって、ドラムもキックとスネアをほんの少しだけPAで足してもらう感じ。・・・これ、正解でした。かなり迫力ある出音が再現出来たように思います。

 PAに頼るのが悪いと言ってるんじゃないですよ。我々の目指す音とは違うというだけのことでして。新しい感じの音楽するならPAに頼ったほうがバランスも良いだろうし。

 ZEPPがやってた頃は今ほどPAがしっかりしてなくて、頼りたくても頼れなかった事実があるんでしょうね。その辺を考えていくと、何故ボンゾが26インチのバスドラを踏んでいたのか?何故ペイジ御大が1959を使っていたのか?っていうことがなんとなく解ってきます。正直、現代のシステムを考えると、26インチのバスドラや1959みたいなスタックアンプなんてPA泣かせの代物だと思いますね。そこらじゅうに音はカブリまくるし、マイキングのポイントもつかみ辛い。ROCKでもPA前提にするなら20インチくらいのバスドラのほうが良い音しそうだし、ギターアンプだって30ワットもあれば間に合うし。

 我々が好きなZEPPのCDやライブDVDなんかを観たり聞いたりして、この迫力は何???って追求していくと、やはりナマになっていくんだろうなと。楽器本来のデカいサウンドを客席に届ける。その為にはデカい音の出る楽器を使うしか方法が無いんですよね・・・。PAはあくまで補助的な役割ってことなのかもしれません。

 でも通常ブッキングでこんな我が儘聞いてくれる箱ってあんまり無いよね(笑)。感謝しないといけませんな〜。17ちゃん、いつもありがとさんですっ!

2006-08-04
 アンプに繋いで音を出してみました・・・やはり手強いシングルコイル(笑)。弾きにくさもさることながら、ノイズの多さに困ってしまいます。

 で、通常のテレPUは2芯なんだけど、PU本体にアースしてある部分を切り離して、新たにアース線を本体に半田付けして、更に、3本の線を三つ編みにするとシールド効果がある・・・というのを聞いたことがあって、早速やってみました。

 ちょっと解りにくいけど、通常は黒線がコイルの端に接続され、更に本体アースに接続されてるんです。


 更にボディ側は導電塗料を塗布。


 確かにノイズは減ったけど、流石に皆無という訳にはいかないのがシングルコイル(笑)。これ以上を求めるならやっぱりノイズレス系のPUに交換せんといけませんな・・・。

 で、DGさんから頂いたワーモス社のミディアムスケールのネックのおかげで、かなり弾きやすい。シングルコイルの音色も良い感じです。どうしてもCOMMUNICATION BREAKDOWNを弾いてしまいます(笑)。

 ところがフロントPUに切り替えると、途端にハウリングが・・・。やはりカバードPUはハウリングに弱いんですなぁ・・・。で、ロウ浸けってのに挑戦してみようかと(笑)。

 ナベにアルミホイルを敷いて(後の掃除を考えて(笑))、ロウソクを入れて火に掛ける。すぐに溶けるので、その中にPUを入れて、カバーの中にロウが入っていくように・・・。ホントは密封された容器に入れて、中を負圧にしてやると中まで染み込んでいくんだろうけど、その容器のアイデアが浮かびませんでした(笑)。

 で、冷やす。

 はみ出したロウを削って完成。表面に見えているエナメル線を触らないように気を付けないと、切れちゃったらPU、死にます(笑)。

 で、音を出してみると、見事にハウリングが収まりました。う〜む、こんな簡単なロウ浸けでも効果あるんですねぇ〜!!!驚きでした。

2006-08-01
 8月ですねぇ〜!

 さて、良い天気が続いたのでトップコートの乾燥が良い感じで進んだので、思い切って仕上げてしまいました。


 ピックガードがまぶしいのよね(笑)。

 ワーモス社のネックもなかなか良い感じで納りました。大体の位置でクランプでネックを仮固定して、直定規でセンター出しをしてから、ネック取付用のビス孔をドリルで開けます。

 ナットはノンブリーチの牛骨。しかしこのネック、どう見てもメイプル指板には見えませんね(笑)。ローズにしてはちょっと明るめというか、新品の感じになりました。
 このネック、トラスロッドが特殊で、下のカッタウエイ部分に六角ボルトが付いてます。メインはネックエンドのマイナスドライバーで調整するんだけど、この六角ボルトで微調整が出来ます。微調整といっても結構可動範囲が大きくて、ネックを外して調整する手間が省けて最高です!

 いろんな角度からの写真でもアップしておきます〜!




 今回、初のグラフィック系の仕上だったんだけど、なかなか上手くいきました!で、肝心のサウンドのほうだけど、まだアンプで鳴らしてないのでなんとも言えません(笑)。

∴∴∴∴ I think (’06/07月分) ∴∴∴∴


2006-07-31
 ワーモス社のネック作業を進めてます。


 なんちゃってスパロゴも完成。・・・ワーモス社のネックなので堂々と貼っても良いハズなんだけど、自作じゃぁ怒られちゃうよな(笑)。



 なんちゃってローズ指板も、ウォルナット色のオイルステインで染色。ポジションマークもパール柄に変更。塗装だともし剥がれた時に、一気にメイプルの白い色が出てきそうだけど、染色なので耐久性も良いかもしれませんな。
 で、台形に摺り合わせたフレットを磨く訳だけど、以前はフレット磨きクロスとかを買っていたんだけど、コレ、結構高いし、一回使って洗うとコンパウンドが落ちちゃって今ひとつ使い勝手が良くなかったので、最近ではスチールウールを使ってます。

 で、下の板は、薄〜いプラ板(いろんなパッケージに使われてるのを再利用)をフレットの太さに合わせて孔を開けたモノ。これをフレットが顔を出すように置いてから、スチールウールでゴシゴシすると指板を養生しなくても済むので楽なのです〜。



 でね、ポジションマークとかをネットで注文するとき、どうしても他の項目も観ちゃう訳ですよ(笑)。となると、どうしてもポットはCTSにして、スイッチはCRLにしたい訳でして(爆)。ついでについでに・・・ってクリックしてしまうんですよねぇ・・・。CRLは普通の3点です。テレ独特な回路は馴染めないので、フロントVo、マスターVoって回路にしようと思ってます。
 「ついでに」が度を超えて、結局ペグもマグナムロックにすることに・・・(爆)。止まりません。


 天気が続いているので、乾燥も順調に進んでるようで、この調子で行くと8/6日のライブに間に合ってしまいそうなんだけど・・・でも使う曲をやらないのよねぇ・・・どうしよっかなぁ・・・(爆)。強引に違う曲で使っちゃうかなぁ・・・(爆)。

2006-07-27
 こういう話題の時は色んな場所とカブりまくるのです(笑)。



 ったくなんでしょうねぇ(笑)。KORGのチューナーを買ってしまったので、ワウとYAMAHAのマルチとPhase90をライブに持って行くのはなかなか大変な訳です。んでもって、人生初のイフェクトボードなんちゅ〜もんを買ってしまった訳で・・・。

 GEORGE L'Sのパッチケーブルは、ケーブルが細いので、セットリストによって、取り回しが効くので便利です。ちょっと高いけど・・・。



 さて、テレキャスの進行状況です。


 ようやくピックガードが完成。コントロール部分が何故か長いのがジミーペイジテレの特徴ですなぁ。どういう意味があるのかは知りませんが。

 透明なPET板の1.5mmを使って、裏面にアルミ箔を貼り付け。先日、ホームセンターに行ったとき、ドリルの切り先に取り付ける「皿取りビット」が売ってたんだけど、4000円近かったので諦めました(笑)。仕方なくビス孔の皿取りはカッターでひとつずつ加工(笑)。前回失敗した時は1mmにしちゃおうかと思ったんだけど、取り付けるビスが皿ビスなので、やっぱり1.5mmくらいは必要かと。


 さて、最近、「渡りに船」ということが多く、良いタイミングで色んな朗報が入ってくるのです。


 このネック、実はワーモス社のミディアムスケール22フレットテレネック。DGさんが時間のあるときに、2ハムのテレでも作ろうかと思って途中まで成型したネックなんだけど、DGさんも多忙な為、なかなか着手出来ないということで、その製作を諦めていたところに、私のテレ改造記をご覧になったそうで(笑)。で、そのネックを譲って頂いたわけです。ありがたや!DGさん!ありがとうございますっ!!。

 で、成型途中の荒磨きの段階でかなりの時間放置されていたようで、指板は若干黄ばみ気味になってたんだけど、どうせ磨き直ししないといけないし、なんちゃってローズにもしなくちゃいけないし(笑)。

 で、全体(指板も含めて)を磨き直して、ヘッドの表面だけにサンディングシーラーを塗布したところです。指板は着色するし、ヘッドの表面以外はX-GEL OILでオイルフィニッシュにしてしまおうという計画に変更です。指板の着色も、ウォルナット色のオイルステインを端材に着色してみたら良い感じだったので、これでいってみようかと。
 ついでにポジションマークを抜いて、白パール柄のマークを入れようと思ってます。

 で、フレットは#6150っていうジャンボフレットが付いてたので、これじゃとっても弾きこなせないとおもって、大胆に台形になるまで摺り合わせもしました。

 こうなってくると作業手順が非常に難しいのです(笑)。寝る前に布団の中で色々と考えながら寝るんだけど、考えがまとまる前に爆睡してますが(爆)。


 ボディのほうは、トップコートを吹き終え、乾燥期間に突入です。

2006-07-25
 珍しく連日の更新なのです(笑)。

 夜な夜な作業を進めているわけだけど、まずはグリーンの着色から。

 サンプルに基づいて手書きしてる訳じゃないですよ(笑)。今までこういうプリントモノみたいな柄物の塗装は初めてなんだけど、大学時代、建築パースを仕上げるとき、エアブラシとマスキングシートを使っていたのを思い出して、同じ方法で出来るハズ!ってことでやってみる訳です。





 これがマスキングシートとデザインカッター。非常に低粘着の透明フィルムで、こいつをボディに空気が入らないように貼り付けます。


 これだと、フィルムが貼ってあるかどうか解りませんねぇ(笑)。かなり透明度が高いフィルムなので、写真だと見えませんな。

 サンプル画像の輪郭をCADでトレースして、それを原寸大でプリントアウト。んでもって、カーボン紙を挟んでこのフィルムに転写していきます。次ぎに、デザインカッターで軽〜〜く転写した線に沿ってフィルムをカットしていくわけだけど、これが結構楽しいのです。下の塗装にキズを付けないように(といっても若干スジは入りますけど)、カットしては剥がしていく。この作業をグリーンの部分だけやっていく訳です。

 全部カット出来たら、グリーンのスプレーで軽く着色してからシート全体を剥がします。

 乾燥したら、同じ作業を繰り返して、今度はレッドの部分だけ切り取ります。また同じ作業で最後にブルーの部分だけ・・・

 で、全部着色したのがコレ。

 んもぉ〜なかなか良い感じじゃないっすかっ!。シートを剥がすときの緊張感は格別です(爆)。この後、トップコートを吹いて仕上げるんだけど、1回目のトップコートはかなりドライスプレー気味にしないと、せっかくの着色が溶剤で流れちゃうんで注意が必要。

 ネックもそろそろ作業が出来そうなんだけど、スパロゴ用、転写シートが在庫切れだったので、ネットで注文。それが届いてからサンディングしようかと思ってます。

2006-07-24
 サンディングシーラーをウレタンでやったので、次の日にはサンディング出来ます。んでもって、軽くクリアイエローを吹いてみました。

 あんまり代わり映えしないですねぇ〜写真だと。

 ネックのサンディングシーラーは、ラッカーサンディングシーラーを使用。指板を塗ったので、刷毛塗りするわけにいかなかったので、ブラシで吹き付け。こっちは乾燥時間が長いのでしばらく放置です。

 その間にピックガードでも作ろうかと、透明PET板を買ってきて切断しようとして、失敗しました(爆)。

 Pカッターでケガいてからパキっ!ってやるんだけど、溝が浅すぎた為に違う部分でパキっと(爆)。1.5mmの板なんだけど、1mmにしちゃおうかと考え中(軟弱者)。テレのピックガードなんて飾りだし、PUが付いてる訳じゃないし・・・。夜中に一人で「を〜っ!のぉ〜〜!」ってわめいてました(笑)。こういう単純なミスってトホホな気分になるのよねぇ・・・。



 さて、話し変わって。

 毎年恒例の「高校生バンドバトル」っちう地元主催のコンテストの審査員ってのをやる訳ですが、過去2年は、「を!このバンドなかなか良いじゃん!」っていうバンドがあったんだけど、先日、音源審査っていうのに行ってみたらどうにもこうにも気分が悪くなりました(爆)。8バンドの応募があって、そのうち、5バンドを選ぶってことだったんだけど、まさにドングリの背比べ。まぁ実際には、ライブでのパフォーマンスを観てみないとなんとも言えないんだけど、とにかくみなさん音源酷すぎ(爆)。演奏のレベル以前の問題ですなぁ。

 田舎の遊びみたいなコンテストかもしれないけど、応募する時の音源を作るってこともバンドとしては大事な事だと思う訳です。8バンド応募あった音源で、まともに聴ける音源はひとつもありませんでした。噂によると、スタジオでお金を出して録音してもらったという音源もあったけど、酷いもんです。耳を塞ぎたくなるってのはこのことかっ!。バランスはバラバラ、ハイハットの音がカンカンとヤカンを叩いたような音で入っていて、ベースなんて明らかにレベルオーバーでディジタルの0dB 超えのノイズだらけ。笑うしかありませんでした。どんな機材を使って、どういう方法で録音したらこれほど酷い音で録音出来るのかが全く理解出来ないのです。ラジカセ置いて録音したって、こんな音質にするのは不可能って感じ(爆)。審査員全員苦笑と嘲笑。こういうのを世間一般ではボッタクリとかインチキとかド素人って言うでしょうな。・・・といっても文章では大袈裟に感じるので、今度その音源、借りてこようかなぁ(笑)。

 高校生とはいえ、ちょっと携帯代を我慢すれば、それなりの録音機材なんて買えるんだし。MDで、ステレオマイク1本たてて録音したって、今回の応募音源の数百倍ちゃんと録れる。ラジカセより酷いんだから困ったもんです。前後のノイズ処理とか、細かい部分だって聴く人の印象は変わるハズ。

 ジャンルはほぼ9割がいわゆる「青春ロック」。流行りなんでしょうねぇ。本戦ではサンボマスターくらいアツイ演奏を聴かせてくれると嬉しいなぁと思うんだけど・・・。


 これと時期を同じくして、以前から交流のあるバンドの録音を頼まれた。今年高校を卒業したのが2人、残り1人が高校3年生。以前にこの日記でも書いたことがあるバンドなんだけど、テクニックとか歌の音程が酷いとか(笑)、そういうのを超越して、キュンとくる歌詞とか、何か伝わってくるものがあるんですよねぇ〜(爆)。なんか甘酸っぱい臭いが蘇るというか(爆)。
 まぁ録音が本業ではないので、料金を設定してるわけじゃないけど、1日で仕上がる程度なら1マソでやるよ〜!って言ってたので、3曲だけ録音しようってことになった訳です。

 日曜の朝から歌以外の録音を1発録りで開始。ドラムはマイク6本。57とクジラと、トップにNT5をステレオで立てる。バスドラが両皮ノーミュート仕様なので、ちょっと合わないからどうしようかなぁ〜と思ったんだけど、面倒くさかったので(爆)そのまま録音。
 楽器が録音出来たら、ボーカルとコーラスを414で録音。ささっとミックスして夕方にはCD-Rに焼いて完了(笑)。どうやら解散ライブでみんなに配るようです。

 ちょっと聴いてみますか?(爆)。それほど高級な機材でなくても、極々普通に録音すればこの程度の音源は出来るのが常識です。この音源が良い音だということじゃなく、最低レベルでもこんな程度に録音出来るんだという意識を持たないといけませんな。

 演奏レベルとかは無視して聴いてね(爆)。mp3です。

2006-07-22
 どうにかこうにか木地磨きまで完了して、ウレタンの2液性サンディングシーラーを刷毛塗りして乾燥中。

 この後は、サンディングしてから軽くイエローを吹こうかと思案中。

 で、久々にZEPPのDVDを観ていて、ペイジ御大が弾くテレと、今からおいらが製作しようとしているコピーモデルと、何か違和感があるなぁ・・・なんだろうなぁ・・・う〜〜ん・・・ん?おや?ありゃま、おいらが捕獲したテレって、メイプルネックやんっ!(爆)。元々メイプル指板って所有したことがなく、捕獲した当初から何か違和感があると思ったら、指板のせいだったみたいです(笑)。

 う〜む、どうしよう・・・まぁこのまま仕上げても良いんだけど・・・。ネックもリシェイプしたいし・・・。

 ってことで、フレット全部抜いて(笑)、ネックリシェイプとサンディングに取りかかる。流石にローズ指板を貼るなんてことは工具が無いので不可能・・・う〜ん、でもどっちみちナンチャッテギターなんだから指板だってナンチャッテローズってのも面白いかも(笑)。


 ということで、指板を塗りました(爆)。クリアレッドとクリアブルーとクリアオレンジで調色したら、これがなんとも良い感じの指板色になりました(笑)。
 ローズ指板がピカピカ光ってるのも変なので、仕上は艶消しクリアにしようかと検討中。ポジションマークが黒なので、見え無くなっちゃったので、マスキングシートをデザインカッターで丸くくり抜いてシルバーのラッカーを一吹き。

 なんだかとことんナンチャッテギターになってきました(笑)。っていうかソコが狙いなんだけど(笑)、ここまでやるとホント、バカとしか言いようがありません(笑)。

2006-07-18
 なかなか作業に着手出来ません(笑)。殺人的な図面量・・・。今度はマウスを持つ右手が腱鞘炎になりそうです(笑)。



 ドライヤー+スクレイパーで、サンディングシーラーが残る状態までは剥がせたので、あとはペーパーでイケるかと思ったら、サンディングシーラーも硬い硬い。しかも厚い。とっても削れそうになかったので、ドライヤーを持ち出してガリガリやり始めたんだけど、どうも効率が悪い。もうここまできたらヤケクソです(笑)。思い切ってアイロンを直アテ。ほんの数秒間アテるだけで、簡単にスクレイパーが入っていきます。をを!なんと簡単なことかっ!。

 で、サンディングシーラーが綺麗に落とせた段階で、サンドペーパーで磨いていく訳だけど、トップ面を磨き始めて、違和感を感じる。・・・ん?アルダー?バスウッド?・・・ん?こんなに硬かったっけ?メイプルより硬い感じが・・・あれ???

 と、ボディの側面を見ると、4ピースのツギハギボディ(笑)。トップ面の塗装を落とした時点で、継ぎ目が見えなかったので、ほほ〜!1ピースボディかぁ!なかなか良いじゃん!と思っていたんだけど、側面から確認すると確かに4ピース(笑)。よ〜く見ると、なんとトップ面練り付けでした(爆)。FENDER JAPANの5万のテレがラミネートボディだったとは(笑)。おかげで右手がパンパン(笑)。マウスの作業と磨き作業で最悪です(笑)。

 とりあえず、ボディの磨きが終わったら、ネックの修正に入ろうかと。指板面もキズだらけだし、スパロゴにもしたいし(爆)、カマボコシェイプなので握りにくいし・・・。

2006-07-10
 すっかり月一回の更新になってるし(笑)。いけませんなぁ。やはりブログとかmixiとか手を広げるとロクなことがありません(笑)。mixiとかに書き出すと、あまり考えなくてもツラツラと書けるんだけど・・・。ここに書くのはやはりちゃんと練った内容にしたいという思いもありまして・・・と書きながら頭の中はまとまっていないんだけど(笑)。

 例のテレキャス、塗装をちょっとだけ剥がしてみようと試みる訳です。


 いくらポリ塗装とはいえ、いくら定価5万のJAPANとはいえ、この塗膜の厚さは凄すぎる(笑)。0.5〜0.8mmくらいの厚さがあります。これって、塗装というよりカバリング?(笑)。これだけ硬い塗膜で覆われると、チープなサウンドがウリのテレがロングサスティンなギターになっちゃうやん(笑)。ボディ材だってなんでも良いような気がしますねぇ・・・ここまで厚くて硬い塗膜だと。まぁ良い木を選定してるハズの無い価格帯なギターなので、厚化粧でカバーしてるんでしょうな。

 ボディ材のキャラクターで、音色が左右されるから、やはり塗膜は薄いほうが、そのギター固有なサウンドを再現するには良いと思います。保管管理ってことからするとこの厚化粧は利点があるんだけどね。テレこそソリッドギターながら、ボディが鳴って弦振動を良い感じで吸収してくれないと困るのよね(笑)。

 それにしても、テレって意外と重いのが難点(笑)。

 塗装剥がしは、ほんの小さな範囲を剥がしただけで、何かと忙しく、断念。また再開したら報告します!

 それより、例のペイジ御大サイケ風ペイントテレのアップ写真とか公開されてるサイトご存じないですか?誰かご存じでしたら教えてくださいませ〜!私の知ってる限り、Mr.JIMMYさんのサイトで、コピーモデルを作られたJIMMYさんのテレ写真しか知らないのです・・・。


 話しは変わって・・・。

 何回か紹介させてもらってるんだけど、ひーちゃんこと、田川ヒロアキさんが地元のテレビ番組で特集されたビデオをこっそりアップ(笑)。・・・こっそりって、全然こっそりちゃうやん!(爆)。ドキュメント風な映像ですが、私がいちいちどうのこうの言うよりも、観て聴いていただいたほうが解りやすいかと。
 まぁとにかく一度ご覧になって下さいませ。
wmv形式です。ここをクリックするか、Winの方は右ボタンで保存してからご覧ください。

∴∴∴∴ I think (’06/06月分) ∴∴∴∴


2006-06-21
 ご無沙汰です(笑)。まぁなんていうんでしょうねぇ〜、とにかく忙しい訳ですよ(笑)。ホント、もう一人自分が居ればなぁと思うくらい(笑)。

 ってことで2ヶ月もほったらかしにしてしまいました。楽しみにしているみなさまゴメンなさいっ!別に理由は無いんだけど、忙しかったのと、mixi参加で普段のたわいもない出来事はそっちの日記に書いていたりして、正直ネタが無かったのです(笑)。ここもちょっとマニアックになってきたので、よほどしっかりしたネタが無いと書く気にならないというのもあって。

 で、無理矢理ネタ探しをするわけです(笑)。



 これ、デジカメをヨコにして撮影したので90度傾いてますけど(笑)。

 このシンバル、セイビアンのAAなんだけど(チャイナはささ☆やん持参)、何故セイビアンなのかというと、ウチのスタジオを知り合いバンドに限り、一人500円で貸してるんだけど、アンセムのコピバンでアムセンというのを、ゴルゴやささ☆やんたちがやっていて、そのリハの時のセッティングなのです。

 セイビアンAAとパイステ2002では定価からするとパイステのほうが上位なんだけど、どっちの音が良いということじゃなく、それぞれの音楽に合った選択をすると良い感じになるっていうのがハッキリ分かります。

 ZeppとかPURPLEとか特に70年代のHRには絶対2002のほうが合う。特にZeppなんてセイビアンでやると違和感だらけ(笑)。ところが、ジャパメタとか、80年代の音になるとどうしても2002だと浮くのよね。クラッシュなんてセイビアンは「バッシャーン!」って鳴るし、これってまさに80年代以降の音って感じ。
 おいらの持っているセイビアンのライドはミディアムヘビーの22インチなんだけど、これも2002の22インチとはかけ離れたサウンド。PING音がかなり目立ちます。逆に2002のライドはクラッシュでも使えるし、全体が鳴ってる感じ。

 普段は2002がセットしてあるので、特に気にしてなかったんだけど、以前アムセンがリハした時に、試しにクラッシュ1枚だけセイビアンにしてみたら、これがまたピタっとハマっちゃったもんだからビックリした訳です。


 さて、次ぎのネタは(笑)。

 これ、CASIOのキーボードCTK-900ってやつで、音家では24,000円ほど(爆)。こんなもんおもちゃだと思っていたんだけど、ディジタルの進歩は素晴らしいです。61鍵盤ながら、そのサウンドはかなりイケてます。イフェクトも充実してるし、ドローバートーンなるものも付いていて、ハモンドのパーカッションサウンドまでかなり良い感じで再現出来てる。所有しているKURZWEIL K-1000なんて当時は24万くらいしたハズなのに、今では全然イケてません(笑)。
 で、コレをどう使うのか?っていうと、LARZ GALLOWSのニューイケメンベーシストくん(笑)が、小さい頃エレクトーンを習っていたということで、んじゃ天国への階段とか、他にもZeppでジョンジーがキーボードを弾く曲も出来るやん!ってことで。まぁ実現するかどうかはこれからのリハ次第なんだけど(笑)。

 このキーボード、これ自体の機能で鍵盤スプリットが任意の鍵盤で出来るので、フットベースを使わなくても、左側の鍵盤にベースを割り当てると、なかなか良い感じになるのです。
 で、実際に右側にプリセットのエレピ('60E-PIANOっていうのがあって、これがかなりRHODESに近いっ!)を割り当てて、左側にベースを割り当ててみると、これまたジョンジー(笑)。

 ホント、こういう機材、今の時代恵まれてますね。しかも片手で持てるくらい軽いし(笑)。


 さて、お次のネタは(爆)。

 やっぱりね、テレですよテレ(笑)。これ、音楽仲間が使わなくなったJAPANのテレをいつものカフェに寄贈したものを、これまたギター仲間のピロシくんが捕獲したんだけど、使わないっていうから私のところにやってきたギターなのです。
 で、やっぱりこの塗装を剥がして、ナチュラルにして、例のサイケ風ペイントをしてしまおうかと思っている訳です(笑)。ただ時間が無くてなかなか着手出来そうに無いんだけど、Zeppの初期の頃をやるならやっぱりこれでステージに立たないと、って事です(笑)。

 改造日記、こうご期待!(笑)。

∴∴∴∴ I think (’06/04月分) ∴∴∴∴


2006-04-24
 え?もう4月24日???あらら、すでに日記と言いながら1ヶ月もさぼってました(笑)。特に話題もなく、普段の素行はmixi(HIRO@師範代で検索ゴー)の日記に書いたりしているので、ついつい・・・。


 で、そこらじゅうと重複するんだけど(笑)、22日の土曜、大阪ツェッペリンさんのライブを観に行ってきました。実は、Larz Gallowsの和田山ライブに大阪から2名わざわざ見に来てくれていたんだけど、実は大阪ツェッペリンのVoとBだったと伺ったのはライブ終了後でして(笑)。

 以前からアマチュアのZeppバンドに興味もあったし、ライブでZeppの曲が聴けるなんてなかなか無いし(笑)。ささ☆やんと一緒に夕方の4時過ぎに出発。

 土曜の夜ということもあり、若干の渋滞は仕方がないかなぁと思ったら、中国自動車道で早速10Kmの渋滞・・・。抜けたと思ったら今度は阪神高速11号で10Km渋滞・・・。大阪の大学に行ってた時以来の車での阪神高速11号(笑)。懐かしい・・・。

 ミナミにあるCLUB WATERという箱で、大阪ツェッペリンさんは夜の9時頃出演ということだったので、それほど焦ることなく道頓堀インターを下車。近くの立体駐車場に車を停めて千日前を徘徊。

 箱に入ると、女性ボーカルのバンド演奏中。アングラ劇団っぽい演奏ながら、なかなか見栄えのするバンドで楽しめました。次が大阪ツェッペリンさんかな?と思ったら、清志朗風のボーカルさん登場。曲もそのまんまという感じでメチャメチャおもろい。演奏もかなりタイトでした。やっぱり大阪。ボーカルのMCも最強(笑)で、見事なパフォーマンスでした。


 さてさて、お待ちかねの大阪ツェッペリンさんのセッティングが始まった。まずはバスドラを入れ替え(笑)。流石。それまでのバンドのみなさんは箱付属?のミュートガチガチバスドラを使用されていたが、入れ替えたバスドラは、中身は解らないけど表の皮も穴無し。タムもスタンドから1個だけ。しかもPAISTE2002の24と20をセットされ、実に安心出来るセットアップ(爆)。

 ネットでやりとりさせていただいたFujiieさんはベース担当。HAMMONDのXB-2もセットされていたので、大体やる曲が予測出来る(笑)。

 BGMが小さくなり、オープニングはIMMIGRANT SONG!をを!すげーかっちょええ!!!強力なリズム隊ですわ。

 セットリストは

1.Immigrant Song
2.Heartbreaker
3.Since I've Been Loving You
4.Thank You
5.Bring It On Home
6.Communication Breakdowm
    encore
7.Lemon Song
8.Celebration Day
9.Black Dog

 約70分の満足出来るライブでした。やはりこれくらいはやらないとねぇ(笑)。個人的には天国への階段が聴きたかったんだけど・・・。それにしてもこれほど完成度の高いBLACK DOGを聴けたのも最高だったし、バンドとしてもまとまりも年季が入ってるというか、「あ、間違えた(笑)」って部分を吹き飛ばすくらい素晴らしかったです。

 ただ一つだけ残念だったのはギターの音が聞こえづらかったこと・・・。アンプのこともあるんだろうけど・・・。使用されていたのはマーシャルだけどJCM?だった。かなり歪み過ぎ・・・。やっぱりJMP系とJCM系は根本的な音質が違うんですねぇ・・・。JCM系はZeppには合わない感がありますね。是非1959をセットに加えて頂きたいと思う次第です(笑)。

 さぁ我々Larz Gallowsも5/7日のライブに向けて頑張ろう〜っと・・・といっても今週1回リハするくらいだけど(爆)。

∴∴∴∴ I think (’06/03月分) ∴∴∴∴


2006-03-28
 Zeppのトリビュートバンドと銘打ってやってることもあるし、昔からZeppの微妙な引っかけというか、リズムの遊びが好きだったんだが、私も大好きな天国への階段のギターソロへの導入部で、面白い部分があるのでちょいと分析。

 Zeppトリビュートバンドは数あれど、なかなかこの部分を正確にコピーしているバンドが意外と少ないのです。まぁ我々も完璧なコピーバンドじゃないけど、こういう面白い部分を苦労しながらコピーするっていうのも楽しいもんです。


 まず、誰もが陥りやすいパターンを録音してみました。私も聴き始めの頃は、こういう譜割で聴いてましたし、どうも最後が合わなくなるから、変拍子なのかなぁ・・・?とも思ってました。
 本家スタジオ盤ではカウントが無いので、無音部分はフェルマータなのかぁ?と(笑)。

 当然解っている人はなんてことない話しなんだけど(爆)。

 こんな感じで聞こえませんか?(mp3ファイル)

 これだと最初は普通に聞こえていても後半になるとリズムの表と裏がひっくり返っちゃうんですよね(笑)。最初のギターのメロディがどうしてもそういう風に聞こえちゃって、4拍目の裏から始まってるように思えるんだけど、実は次の小節の頭から始まっているのです。

 それを解りやすくする為に、ハットのカウントじゃなく、ず〜っと8ビートを刻んで録音してみました。こちらが正解の譜割です。

 全然違うメロディになりませんか?弾いてることは同じです(mp3ファイル)

 このように、弾いてることは全く同じなのに、頭と裏がひっくり返るだけでこれだけメロディの印象って変わってくるんですよね〜。このドラムパターンなら間違えることも無いんですけど、その辺はZeppのメンバーが意地悪なんでしょう(爆)。
 このファイルを何回も聴いて、ギターのメロディが頭の中に入ったら、普通のドラムパターンで正解のファイルを聞いてみてください。

 また戻っちゃいましたか?(笑)。ちゃんと聞こえるようになりましたか?(笑)(mp3ファイル)


 ROCK AND ROLLのイントロドラムとかもそうですけど、普通に聴くと聞き逃してしまったり、変拍子だとか思ってる部分がイーブンな8ビートだったりするところが、慣れない時は不自然に感じることもあるんだけど、そこにハマるとドップリとZeppワールドなのです(爆)。

2006-03-24
 ライブ、無事終了です。いやはや、今回もとっても気分の良い、後味も良いライブだったと思います。対バンのみなさん、スタッフのみなさん、来て頂いたみなさん、ホントにありがとうございました!

 ライブ動画をバンドのHomepageにアップしてますので、良かったら観て下さい。

 曲のワンコーラスを飛ばしたり(爆)、いろんなミスはありましたけど、それがライブってもんで、それが実力ってもんで。とはいえ、お金を払って来て頂く訳だから、酷い演奏でしたと自ら言うのも失礼な話しですよね(笑)。もちろん、お金に見合う以上のパフォーマンスは出来たと思ってますよっ!^^ ただ、細かい部分で本人達がちょっと凹んだだけです(笑)。反省??んなもんしませんよ(笑)。「あっ、ミスった!」っていうのは各人の心に刻まれてますから、次回からは自然と注意するもんです。それが場数ってもんでしょうね〜。



 WBC、盛り上がりましたね。ホークスとマリーンズに感謝ってとこでしょうか(笑)。球界のドンと呼ばれる某氏(爺さん)のインタビューで、「これでプロ野球の視聴率も上がるよ」などとおっしゃられてました(爆)。ろくに選手も出さず、まぁ出してもろくな選手も居ないけど(笑)、ちょっと盛り上がればやれ視聴率だのなんだのとおっしゃる。パリーグは盛り上がるかもしれんが、おたくの球団なんて盛り上がらんよ(爆)。まぁ監督のリップサービスが話題になるくらいなもんでしょ。
 銭儲けに直結させる短絡さは、経営者としては仕方がない部分かもしれないけど、いつ見ても嫌悪感のある人だわさぁ(私的意見)。

2006-03-08
 以前からやりたいなぁ〜と思いながら、1960を傷物にするのはちょっと・・・と躊躇していたんだけど、良い方法を思いついたのでやってしまいました。




 以前、ダナG工務店から、蕎麦打ち用にランバーコア合板を都合してもらった時に、養生板として付いていた化粧プリント板があったので、そいつを利用。厚さは3mm。合板というより、紙を固めてあるような素材なんだけど、表は木目調のプリント。裏はベージュ色のプリント。・・・ベージュ側に艶消し白を塗れば丁度良い感じになるかなぁ〜と思って。意外と強度もあるし。

 で、カッターと、例のワイヤ糸鋸で切断して、艶消し白を吹き付けて・・・。


 下地となる檜の10mm×10mm角棒を適当な長さに切って、艶消し黒で塗装。そいつを1960Bの脇と、Marshallロゴの付いていた木下地に、超極細釘で留めていく。かなり細い釘なので、抜いても跡は解らないのです〜。

 で、その下地にタイトボンドでZOSOシンボルを接着。

 本家はどういう素材で作っていたのか解らないんだけど、かなりしっかり出来ました。文字が離れている部分があるんだけど、これは繋いでおかないと強度が出ないと思って、補強として繋いでるんだけど、それが見えちゃうといまひとつなので、サランネットをデジカメで撮影して、それをプリントアウトして、補強ツナギ部分に貼り付け(笑)。

 これ、笑える(笑)。ホントは下駄履かせて、ネット面まで下げたところに補強すればもっと目立たないんだけど、切り出す時にこうしておかないと位置決めとか面倒なので。

 元画像はネットで取得。そいつをCADでトレースしてプリントアウト。ホントは「SOS」の横棒(?)がもうちょっと細いんだけど、強度を考えて若干アレンジ。

 まぁ解る人しか解らないんだけどね(笑)。

2006-03-06
 やはりビバっ!ワシン!なのです(笑)。今回は下地にウレタンを使用したのもあるんだけど、サイド部分とか他の部分の痩せ具合と合わせたいというのがあって、乾燥時間を短めにしました(笑)。


 で、水研ぎ完了。



 今までは耐水ペーパーを全て手磨きでやっていたんだけど、やっぱり平滑度という面ではアテ木で磨いた方が良いということで、ゴム製のブロックを使用。トップコート吹き付けの際に出来たタレとか突起物は予め手磨きで粗処理しておく。



 で、バフ掛け完了です。

 天井の蛍光灯。ほぼゆがみ無し!!!素晴らしい(笑)。この感じだとフタの有無すら解らないのです〜!!!!。



 このテカリ具合が素晴らしいのですぅ〜。まぁマホフタの木目までは合わせることが出来ないので、何か細工がしてあることは解るんだけど、表面の凸凹も無くなったし、まさに謎なバック面なのです。




 これ、サイド面から斜めに撮影したんだけど、向こうの壁が写りこんでます。見事な平滑度(笑)。まさに鏡面仕上。素人仕事ながら、初めて水研ぎを体験してから約20年(笑)。ようやくここまで仕上げることが出来るようになりました(笑)。

 実際、ハウリングもないし、音の変化も無し(断言)。変わったのは持ったときの感覚(笑)。ブラッドギルスがレスポにフロイドローズ付けた時、あんなに木を削ったから変な音になったとかいう話しがあったけど、あれは木を削ったからじゃなく、ブリッジが変わったからってことでしょうな。

 ってことで、今回のレスポール軽量化計画も大成功ってことです。構想から着手までは時間がかかったけど(笑)、予定通りの結果だし、私の持論を裏付ける結果も得られた。もちろん個体差があるから、これが全てってことでは無いけど、ひとつのサンプルとしては貴重な結果かもしれませんね。

2006-03-02
 3月です。3月は去る。春も近いし、ライブも近い。いろいろと焦る時期ですね〜!。



 瞬間接着剤の部分も綺麗にサンディング。との粉で目止めしたところです。この辺の状態って、先が見えてきてワクワクするのです。



 ウレタン2液性のサンディングシーラーを塗って、サンディングしたところ。表面はツルッツルのサラサラ。下地にウレタンを使うっていうのはかなり良い感じです。以前リフィニッシュしたグレコのレスポを先日見たんだけど、いわゆる「痩せ」がほぼ皆無。しかも作業時間が1週間以上短縮される。ボディ材のキャラクターに影響を与えそうな塗膜も薄く出来る。

 難点は塗膜が非常に硬いので、衝撃に弱い。まぁそれはオールラッカーでもキズにはなるんだけど、キズの付き方が違うっていうのかなぁ・・・。ウレタンは衝撃に対して、「パキっ!」っと割れる感じ。


 まぁそれにしても作業が楽だし、仕上がりも美しくなる。2液性なので、オープンタイムを30分ほどとれば塗り重ねても大丈夫。私は刷毛塗りでサンディングシーラーを塗ってるんだけど、1時間に4回重ねても、次の日になればサンディングが可能なのです。



 マスキングをやり直して、着色。これまた良い感じのチェリーに着色できました。R部分での誤魔化しになるので、かなり楽です。



 最後のトップコート吹き付け中。昨日は雨で、湿度が80%を超えていたので、流石に諦めました(笑)。今日は若干雪まじりなんだけど湿度が55%程度。雪が降ると意外と乾燥しているのです。

 マホ材の目の違いや、色合いの違いはあるものの、一見分からない状態まで仕上がりました。フタの段差も無いし、これなら自慢出来ますわ(爆)。

∴∴∴∴ I think (’06/02月分) ∴∴∴∴


2006-02-28
 サンディングシーラーをサンディングして、チェリーで着色。



 で、トップコートを7回吹き付けて乾燥中。



 乾燥させている間に、彫り込んだ部分にグラスウール充填。



 で、タイトボンドにて接着。若干、隙間が気になるモノの、まぁ素人仕事なのでこんなもんかなぁ・・・。



 見た角度によればほぼ解らない感じ・・・。


 う〜む、でもフタの目違いとか、隙間とか、色の具合とかがどうも気になるなぁ・・・。やったは良いけど、これじゃぁこんなことしましたっ!って自慢できる仕上じゃないなぁ・・・(爆)。

 ってことで、スケジュールとか考えてみると、サンディングシーラーをウレタンにすれば、なんとか1週間で仕上げられそう・・・ってことでバック面全体の塗装を剥がして、R部分で誤魔化す手法に決定。ついでにフタとボディの隙間は瞬間接着剤で埋めてサンディングしようかと。

 これで仕上げれば綺麗になりそう^^

 フタの廻りに見える黒い跡は、瞬間接着剤を流し込んだところ。この後、更に600番まで磨いて、目止めしてからサンディングシーラーに行きます。

2006-02-24
 衝撃的なプチホロウレスポール問題だったけど、ここをご覧の方からの情報で、GUITAR LABさんのリペアのE GUITAR修理例にあるように、既にご存じの方もいらっしゃるようで(笑)。これを見ると、私のクラッシックと全く同じ位置に空いている。ってことは、ドリルで空けたというより、NCルータのプログラムに組み込まれていると考えた方が良さそうですね〜。ってことはカスタムショップ以外(かどうかも解らないけど)の現行レスポールの標準的な仕様と考えても良さそう・・・。


 さて、作業の続きだけど、最後にフタをするマホ単板の目止めをする。

 水性の「との粉」なので、必要のない裏面も処理する。そうしないと板厚が薄いので、材が反っくり返ってしまうのです。
 以前勤めていた会社で、大工さんが木製の巾木を取り付ける作業に立ち会った時、木工用ボンドで薄い巾木(5mm)を「仮釘」で留めつけた後、ぞうきんで軽く巾木の表面を撫でたので、はみ出したボンドを拭ってるのかなぁ?と思ったんだけど、聞いてみると、ボンドの水分で巾木が反って、釘を飛ばしちゃうことがあるらしく、表面を同程度に濡らすことによってそれを防いでいるってことでした。こういう経験もギターリペアには役に立つもんです(笑)。


 で、ボディの彫り込み完了。

 この写真とGUITAR LABさんの画像を見比べると、穴の位置が一緒なのが解ります。

 久々のノミ作業で楽しかったですな(笑)。エンドピンの部分だけは残してます。マホガニーは目がきついので、ノミを軽く木目に沿って当てるだけで簡単に彫れていきますねぇ〜!

 次にフタを接着するための「のりしろ」接着。

 ホームセンターに売っていた「檜棒」を加工してR面も接着。
 これでフタをする準備は出来たんだけど、フタの仕上をしないといけなので、まずはサンディングシーラーを刷毛塗りして乾燥中。


 ボディのほうには何も処理しないでフタをする予定だったけど、もしかしたらハウリングの問題が出るかもしれない(フタをしてない状態では出てないけど)ので、グラスウールを充填してからフタをしようとも思っています。

 昨晩、ズラゲロのバンド練習で、実際に音を出したけど、全く以前と変わらない。変わったのは肩に掛かる重さのみ!(笑)。ボディが軽くなった分、手を離すとヘッド側が下がりそうな感じもあるけど(爆)。
 体重計(結構いい加減だけど)で測ってみたら、3.3kg程度!!!軽めのストラト並!!!(爆)。マホの比重が解らなかったんだけど、0.8で計算してみた時にザグる容積から800gくらいは減量出来そうだなぁと予測していたので、これもバッチリ予定通り!

 それにしても見る人、触る人すべてが、「ギブソンなのによくやるねぇ〜!」と(爆)。いつも書いていることだけど、ここまで出来るようになるまで、何本もギターをダメにしているってことです。そこから色んな事を学んで、工夫する対応力も付いてきたって事かもしれません。

 今回の改造をするにあたっては、構想は1年以上前からあって、色んな人の意見やアイデアをもらって、改造に関しての様々なシミュレーションを頭の中で描いてからの着手なのです。頭の中で「これなら出来る!」と確信が持てた段階で、それに必要な道具や材料を調達。後は思い描いた通りに作業をするだけ。もちろん、思った通りに行かないことも多いんだけど、そんな時も対応力が身に付いてきたおかげで対処することが出来るようになったわけです。

2006-02-22
 まずはご報告ってことでもないし、みなさんもうご存じだとは思うけど、ひーちゃんこと田川ヒロアキさんと二井原さんとのCDが発売。うっかりしていて買うのを忘れていたんだけど、アマゾンで注文。届くのが楽しみですっ。ひーちゃんのサイトはこちらからっ!

 以前にもこの日記で書いたけど、盲目なのに凄いねっ・・・とかいうレヴェルでは無いのです。「指が速いギタリストなんていっぱい居るよ!」なんてことを良く耳にするけど、そんなに居ないよね(笑)。しかも左手はネックの上から握る格好・・・。まぁ音を聴いてみればその凄さが解るってことなんだけどね。こういう人がちゃんと世に出るってのは素晴らしいっ!



 さて、話しかわって・・・。いつものギター改造のコーナーへ(爆)。

 以前から興味があったんだけど、ヒスコレにレスポールチェンバード(チャンバード)ってのがあって、いわゆるセミホロウボディのレスポ。中空ボディなので軽量で、音もホロウっぽくなく、通常のレスポと変わらないってのがある。私のレスポもほぼ手を尽くした感じはあるんだけど、ライブとかで弾くにはやはり重い。

 そこで色々考える(笑)。トップ材とバック材を剥がすことなんて出来ないから、やっぱり軽量化にはバックのマホを彫るしかないだろう・・・と、まぁなんと大胆なことを考えてしまうわけです(笑)。

 色んな人の意見を聞いたんだけど、「え〜!でも音変わるんじゃないのぉ?」っていう意見が結構多い(笑)。そういう意見を聞くとますますやってみたくなる訳です(笑)。
 クライオ処理、高価なケーブル・・・などなど、「心理的影響」のほうが実際の音の変化よりも大きいと思っている私にはこの改造はもってこいの実証実験でもあるのです(笑)。


 さて、実際にどうやってバック材を彫るのか、その後の処理はどうするのか・・・色々考える(笑)。

 DGさんに相談すると、バック面を5mm程度全体に薄くして、中を彫って、最後にマホ材でフタをすると、ジョイントがR部分にくるので目立たないってことだった・・・。なるほど。といっても道具が揃ってないと無理そうだし・・・(笑)。

 色々考えた結果、バック面から思いっきりザグって、マホ単板でフタをしようと(笑)。

 まずはアフリカンマホガニーの単板(4mm)を注文して、CADでトレースした型紙を乗せてケガく。


 ザグる範囲は、ネック〜テールピース部分を避けて、ボディの端からは12mm程度まで思い切ってやっちゃおうってことです。

 今回は電動工具を使うので、簡易作業場をマイクスタンドとプチプチで製作(爆)。

 これをやっとかないと、部屋中ゴミだらけになるのです(爆)。

 で、レスポを固定。作業台はピービーのベースアンプ(笑)。



 先ほどケガいておいた単板から、フタとトリマー用のテンプレートを一気に切り出す。卓上糸鋸とかあれば簡単なんだろうけど、テンプレートも一緒に作りたかったので地道に手作業で切り出す。


 切り抜いたモノがフタになり、残った材がテンプレートになる(笑)。もちろんノコ目があるんだけど、トリマーのテンプレートガイドの外径が10mm。トリマビットが6mmなので、片側2mmの余裕があるのです。この板の小口をサンディングして、ちょうど隙間が2mmになるようにします。

 で、普通の糸鋸ではうまく切れないもんだから、新兵器登場(笑)。

 コレ、見た目は糸鋸なんだけど、歯がワイヤみたい。スパイラル構造のヤスリ状の歯なのです。だからどの方向でも切れる。横に動かしても切れるのです。便利だけど、気を付けないと直線を切ってるつもりでも曲がってっちゃう(笑)。

 で、外周を綺麗に仕上げるためのトリマ。

 これ、6,000円もしない安物なんだけど、回したときの音といい、めちゃめちゃ怖いです(笑)。

 テンプレートを厚手の両面テープでレスポのバックに貼り付け、トリマで一気に外周加工。保護メガネの防塵マスクをして、全身マホの木屑だらけになりながら(笑)。

 トリマは一気に深くは彫れないので、数回に分けて深く彫っていく。20mmほど彫れたら、後はドリルとノミで手彫りすることとした。

 トリマ2回目を彫り進んでると、部分的にちょっと違和感が・・・。

 ん?軽く動かせる部分があるなぁ・・・ん?ん?・・・あれ????ん???なんだこれ???

 おそらく世界でもほんの一握りの人(特にギブソン工場関係者)しか知らないであろう事実を発見!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 下記はトリマ施工後、ノミで粗取りした画像だが、バック材に大きな穴(30mmφ)が無数にあいているのが解ると思う・・・。


 なんと、ソリッドボディであるハズのギブソンレスポールクラッシックプラスが、プチホロウボディだったのだっ!
 この穴は、トップ材とバック材を貼り合わせる前に、バック材のトップ側からドリルで空けられたものであり、その深さはバック面から約12mmの深さまで彫られている。まさかギブソンもこんな改造をされるとは思ってなかったであろう(笑)。これは凄い発見かも・・・。

 以前、ヒスコレのレスポを真っ二つに割ったサンプルの写真を見たことがあるが、もちろんこんなことはしてなかったし、カスタムショップはやってないけど、現行モデルはやってるという可能性もある。もしかしたらこの年代(93年)あたりだけのことかもしれないが、おいらのクラッシック「だけ」にこれが施工されているとは考えにくい。

 おそらく軽量なマホガニー材が入手出来なくなって(値段の兼ね合いも)、苦肉の策だと思われるが、ここまで大胆に穴をあけているとは誰も思わないだろう(笑)。もし現行レスポで軽量なものがあれば、この施術を疑ってみるべきかも。超音波なんかで内部の状態が解るような機械があれば片っ端から測定してみたいもんですね(笑)。

 言っておくが、ギブソンのこの処置が悪いとは思ってない。プチホロウだろうが、音はちゃんとしたレスポの音だし、サスティンも激長だし、音にほぼ影響ないだろうという判断で、時代のニーズに合った軽量化ってことでの対処だから、合理的といえば合理的。

 むしろ、「やっぱりレスポールはソリッドボディだからボディが鳴るねぇ〜!」とか言ってる無知な輩を笑い飛ばせるネタを新たに発見出来たことに感謝(爆)。

 しかもおいらが、第六感(?)で考えた、「外周は約12mm程度残す」という考えと、ギブソンのプチホロウ穴の残り分が約12mmだったこと、そして、おいらの考えた彫る範囲と、ギブソンの穴の端が数ミリの違いだけでほぼ一致してしまったということのほうが凄い(笑)。つまりおいらが、これなら音には影響ないだろうと考えた範囲と、ギブソンが実際に空けていた穴の範囲が、一致してしまったということである。なんとすばらしい!(笑)。ビバっ!私(爆)。


 もうこうなったら止まりません(爆)。ノミでガンガン彫っていって、深さはトップ材ギリギリまで(バック面から約40mm)掘り進める。ギリギリっていうのは、トップ材とバック材を貼り付けるタイトボンド部分にノミの歯がかかると、ノミの切れが悪くなりそうなので(笑)。研ぐのも面倒だし(爆)。

 もうちょっとで全部彫りきれるんだけど、今回はこの辺まででオリンピック観戦をしなくては(笑)。

 この後の作業は、フタの塗装仕上と、フタを接着するための受けをボディに付ける作業と、塗装されたフタを付けてからのジョイント部誤魔化し作業・・・。まぁどうせ色も合わないからジョイントを解らなくするってことはやらないし、むしろビス止めでも良いかな?ってくらいなので(笑)。


 現状の段階で持ってみたら、あらま、ちょっと重いストラト並(爆)。これはイイっ!!!音も私の耳ではその変化が感じられない・・・。大成功だったかも・・・!


 それにしても今回の改造での大発見。山野さんからクレーム来ないかしら(笑)。

2006-02-15
 う〜む、こことズラゲロのblogの扱い、どうしようかなぁ・・・。あっちしか見たこと無いって人も居るだろうし、やっぱりこれからも面白そうなネタは同時進行というか、カブりまくりでいこうかなぁ(笑)。あっちはいつ消えてもおかしくない(?)ヤプースだし(笑)。

 ってことで、懐かしい動画をアップ。

「湖上の煙」(wmv)形式です。

 ズラゲロをやる前の企画バンド、「サバチャンず」の解散ファイナルライブのビデオから取り込みました。Guyaの100FCNをステージの自分の目の前に斜めに傾けて置いてモニタしてます。もちろんシールド1本ですよ(爆)。ビデオからの音なので割れてますけど(笑)。



 さて、すっかりレスポばっかりな私ですが、たまには古川モデルも弾かないと・・・と思って、2号(サバンナレッド)を弾いてみたら、ネックの状態が良くない感じが・・・。
 色々調べてみると、ネジれと、波打ちの状態にっっ!!!エアコンのすぐ蕎麦、いや側に吊しているのと、メイプル材のハズレだったのかもっ!と思い、ロッドの調整をいろいろやってみたけど、なかなか修正出来ない。DGさんに相談してみたら、早速代替えのネックの製作をしますっ!って返事だったんだけど、何か自分でも出来ることは無いかなぁ〜と思って、早速作業(笑)。あ、DGさんには時間の余裕のある時にでも新しいネックを製作していただくことにしました。


 で、いろいろ考える。フレットの摺り合わせ程度では追いつかない感じだったので、指板の平面出しからやってみようと、思い切ってフレットを抜き抜き(笑)。

 指板を割らないよう、慎重に抜きます。で、抜いたフレットは順番と方向を間違えないように並べて保管。



 ペーパーとあて木で指板の直線とネジれの矯正して、フレットを再度打ち込もうと思ったら、指板が薄くなった分、相対的にフレット溝が浅くなってしまったので、フレット溝のこぎりで再度溝切り。こののこぎり、フレットレスベース改造の時購入していたんだけど、もう使うこと無いかなぁと思っていたのに、役に立ちました(笑)。細い溝を切るのこぎりなので、いわゆる目が立ってないんですよね〜。ってことはある程度深く切ると、のこぎりと指板の溝との摩擦でなかなか動かない(笑)。意外と難しいです。


 で、抜いたフレットを指板のRより若干きつめに曲げてから、打ち込み。

 順番通りに打ち込んでいきます。どうせフレットは摺り合わせをするので、こまかい打ち傷とかは気にしないでどんどん打ち込み。


 摺り合わせをして、コンパウンドで磨いたところです。ピッカピカ!かなり大胆に摺り合わせたので、フレットレスワンダー状態だけど、もともと低いフレットが好きなので、丁度良いかも・・・。指板の成形によって、スキャロップがほとんど無くなっちゃいましたけど(笑)。


 ついでにナットも交換。ナットを外した溝を綺麗に成形し直してから接着。

 ヘッド部分はマスキングテープを重ね貼りして保護。これをしないと、トホホな出来事がよく起きるのです(爆)。



 接着剤が乾燥したら、弦を仮に張って、溝を切る位置決め。



 で、弦に合わせたフレットやすりで溝を切って、再度ペーパーで最終成形とコンパウンドで磨いて完成。なかなか良い感じなネックに修正出来ました^^

 指板を成形する際に、指板のエッジ部分のスキャロップというか、面取りというか、これをやったので、フレットを打ち込む際に端部が浮いちゃった(爆)。まぁ1本目を打った段階で気が付いたので、再度抜いて、フレットの端部のカーブをきつくしてから打ち込んだらうまくいきました。指板エッジの加工はフレット打ってからやるんですよね(爆)。でも、フレットが無い状態でやったほうが綺麗にいくかも・・・。

2006-02-09
 ズラゲロblogとカブるんだけど(笑)、録再ポータブルMD購入記念(?)ってことでちょいと録音。



 なんと簡単なセッティング(爆)。audio-technicaのプラグインパワー対応ステレオコンデンサマイク(音家で5,650円(爆))をMDに接続するだけっ!!!!
 ドラムの前方にあるテーブルの上に適当に置いて録音。

 このMD、シャープのDR-77ってやつなんだけど、本体の液晶に録音レベルがリアルタイムで表示されて、ボタンひとつで、そのレベルが調整出来るってのが良いのよね。

 で、ドラムだけってのも寒いので、ZeppのアルバートホールヴァージョンのI can't quit you babyのイントロ(?)風にベースとギターをMTRで重ねてみました。

 MDってデジタルの入力は付いてるのに、デジタル出力が無いのね・・・。どうやら著作権云々の話しらしいけど、バカげた話しですよねぇ〜。おいらみたいな使い方するにはやっぱりデジタル出力が欲しいところですなっ!。逆にデジタル入力なんて要らないし(爆)。電車で聴くわけでもないので。


 で、ドラムを録音して、それをアナログケーブルで1680に流し込んで、ベースはラインで録音。ギターは1959にBETA57を立てて録音。当然シールド1本(笑)。

 最後に軽くリバーブとディレイをかけてミックスしてみました。

 それにしてもこんな簡単なセッティングで意外と迫力ある感じで録音出来るもんですな〜!

ここを押してみてちょ(mp.3です)


∴∴∴∴ I think (’06/01月分) ∴∴∴∴


2006-01-31
 あらま、もう31日なんですねぇ・・・。2月は逃げる・・・、ちゃんと予定を立てて行動したいもんですね。




 さてさて、ヒストリックのトールタイプエスカッション付けてみました。これこれ、これですよ(笑)。PUとエスカッションとの段差具合がマニア心をくすぐるのです(笑)。え?音?んなもん関係ねーっすよ(爆)。見た目、見た目っ。

 これ、背が高いのと、底面がフラットなので、4本のビスでぎゅーっと押さえつけないと両端に隙間が空いてしまいます(現行モデルのようにトップ中央付近のRがきついレスポに付ける場合)。
 そのままではいくらトップがメイプルとはいえ、ビスが効かないので、埋木して取付。

 あとは本家ピックガードが届くのを待つばかりなり。



 それとダンエレクトロなんだけど、先日のリハで、ボリュームの操作がやりにくい事に気付く。とてもライブ向きではないのです。っていうのも、使うPUはセンターのいわゆるミックスサウンドなので、ボリュームを絞る時は二つのツマミを操作しないといけない・・・。しかもトーン兼な2連ポットとつまみなので、トーンが微妙に動いてしまう(笑)。

 ってことで、早速バラして、マスターボリュームだけにしようと、配線を全部外す・・・。

 で、PUの切り替えだけは活かしておこうと思ったんだが、テスターでトグルスイッチを調べると、なんと3Pでon-off-onじゃ〜あ〜りませんか(笑)。う〜む、このスイッチでレスポみたいな切り替えって出来るのっ?????あたしの頭じゃ〜解決できましぇーん(笑)。誰か教えてっ!。




 話しは変わるが、日曜、異常に良い天気だったので、10数年ぶりにスキーに行ってみようってことで、お昼に出かける。
 これまた大学時代に買ったスキー(一回も使ってなかった)セットを倉庫から出してきて、一応、ワックスなんぞをかけてみる(笑)。
 車を走らせること約30分(爆)。スキー場に着いて、子供達は専用のゲレンデでソリ遊びをさせて、おいらは思い切って半日券購入(笑)。スキーって自転車みたいなもんで、いくらブランクがあってもそこそこ滑れるもんですね〜。・・・でも足の余計な部分に力が入りすぎて、6〜7本も滑れば足がガクガク(笑)。しかも気温が高いので、雪が重くて重くて・・・。左足が谷になったとき、体重を掛けきれず、思い雪に足を取られて思いっきりダイビング(笑)。左肩から落ちて、今でも痛いっす(笑)。今日はバンテリン、塗りまくりです(爆)。

2006-01-24
 う〜む、ズラゲロのブログと重複しちゃうなぁ・・・(笑)。



 これはウチの玄関から撮影したもの。目の前のビルの3階から出火。おばあちゃんが一人暮らしをしている部屋なんだけど、風呂釜の空焚きが原因らしい・・・。辺りは一時騒然としたけど、消防の活躍もあって、無事にけが人もなく消火。・・・火事って怖いですねぇ・・・。で、おいらはスタジオで仕事をしていたので、この騒ぎに全く気付かず(笑)。ゴルゴから携帯に電話が入って、「隊長の前、えらい燃えてまっせ〜!」という話しで初めて外に出る始末(爆)。




 これ、ヒストリック用のパーツで、トールタイプのエスカッション。まぁそこまで拘るもんでもないんだけど(笑)、エスカッションからのPU出具合っていう見た目の問題です(爆)。ついでにサウンドハウスで、ギブソン純正のピックガードも注文中(笑)。納期1ヶ月だって(笑)。いままでは国産のピックガードを付けていたんだけど、やっぱりねぇ(笑)。




 ベリンガーのBX1200っていうベースアンプ。なんと小さいながら120ワット!!(爆)。

 実は、先日レコーディングしたバンドのドラムのダーに、とあるDVDを借りました。それは、ボンゾのドラムテックだったおじさんのDVD。あのグリーンスパークルを持ってる人。

 で、ボンゾのチューニングは・・・っていろいろ説明しているんだけど、ボンゾのあの重低音だとかなりのローピッチというか、ヘッドなんてユルユルだろうなぁと思っていたら、かなりのハイピッチだと(爆)。
 それでいて、あの大口径なセットを叩くから、あの音になるという説明でした。

 で、影響されやすい私(爆)は、自分のセットもカンカンのハイピッチにしてみる(爆)。まずはタム。
 打面のピッチを上げて叩いてみると、ただたんにピッチが上がった・・・って感じ・・・。う〜む、それほど効果は無いような・・・。で、ボトム(クリアのアンバサ)を思い切ってハイピッチにしてみると・・・ドッカ〜〜〜〜ン!!!!!(爆)。ってえらい音にっ!!!をを!!!これかっ!!!って目から鱗です。
 シェルが鳴るってこういうことなのねっ!。まぁパールのメイプルシェルなので、もともと激鳴りシェルなんだけど、これほど劇的な変化があるとはっ!

 同じようにフロアとバスドラをチューニング。

 叩いてみると、あら、もう難聴(爆)。大袈裟ではなく、音圧が3倍くらいに感じる・・・。

 で、ズラゲロのリハで他の楽器と合わせてみたところ、ギターとベースの音が聞こえない(笑)。まぁ1959はアッテネータにまだまだ余裕があるので、1〜2目盛り上げると良いんだけど、ベースアンプがピービーの30ワットだったので、すでに限界(爆)。
 で、ベースのたーちんが、新しいベーアン買うっ!って言うもんだからオークションで探してみたところ、このベリンガーに決定。2万のベーアンとは思えない重低音(爆)。アンプの後ろが斜めにカットされているので、フロアモニタみたいな置き方も出来ます。これはなかなか凄いわっ!

2006-01-12
 この前のレコーディングの音源、メンバーにも気に入ってもらえたようで何よりです。

 とある裏掲示板(笑)にて、やはりフロアタムのサスティンが長くて、それを止めようとしたエンジニアと喧嘩しそうになったというスーパーギタリストも(謎爆)。このお方とは好みが合うのです。

 言っておくが、私はドラムの全てをノーミュートにしなくちゃいけないとは思っていない。適材適所だし、段ボールの音が敢えて好きだという人ももちろん居る。音楽のジャンル(カテゴライズするのは良くないが)に因っては、パチパチしたアタックだけのドラム音のほうが合う場合もある。ただそれは「敢えて」やっているのであって、良く解らないけどマイクのカブりだとかの処理が出来ないからミュートするとかってのは、物事を知らなさすぎる。全ての事柄はちゃんとした裏付けが無いとダメなのである。まぁ世の中、物を知らないドシロウトに限って偉そうな口をきく傾向が強いというのが笑えるけど(笑)。

 以前にも書いたがレコーディングやPAの鉄則で、「シャウトした声を録音して、ボリュームを下げて再生してもちゃんとシャウトしているが、ヒソヒソ声を録音して大音量で再生してもシャウトしない」っていうのがある。インチキではない、日本のPA第一人者から教わった事である。
 楽器だって同じ。あるものを削ることは出来ても、最初から無いものを補う事は非常に困難なのである。

 今回のレコーディングの場合、ドラムのダーがノーミュート派で、ドーン!と豊かなサスティンが好きな人なので、その意図を尊重。ミックスの時、EQで超低域を大幅にカット。周波数特性のカーブを見ると、常識的じゃないカーブ(笑)。でもある物を削るのと、最初から無いのとでは全然違うのです。
 それと、「フェーダーは耳で上げ下げする!」・・・これは文化放送のディレクターさんから教わった事。実はこれは笑い話で、新人研修の時、そう言ったら、ホントに耳で上げ下げしようと試みた新人が居たそうだ(笑)。だから、ある意味常識にとらわれない大胆な操作も必要ってことです。あくまでも信じるのは見た目のカーブじゃなく、耳!ってことです。

 録音するときはデジタルの場合とにかく0dB を目指すんだけど、ミックスのときは、耳で調整するから、フェーダーはかなりバラバラになります。各楽器の周波数特性も違うし。


 まぁあまり頭でっかちにならないようにとは思うが、私ごときがここに書く内容なんて、基本中の基本。いろはのい、である。こんな基本さえ理解してない技術者(偽術者?、疑術者?、擬術者?)が横行しているのは嘆かわしい。
 まぁそういう偽物インチキは、そのうち淘汰される運命なんだろうが、いつも言ってるように演奏する側や、聴く側も技量を上げないといけないです。「数の論理」で、インチキが正になる場合だってあるんだから恐ろしい事です。ちゃんと見極める。高校生にもなれば充分出来ることですわ。


 さて、今回のレコーディングで録音した2曲目の後半をアップしてみましょ(笑)。もちろん無許可で(爆)。

 彼らはテクニック集団ではない。どちらかと言えば、一生懸命ギターを練習するというより、鏡の前でキメポーズの練習に明け暮れた人たち(笑)。アマチュアっていうのは演奏のムラが多いのは仕方がないけど、時として、凄い演奏をすることがあるのです(笑)。今回、この2曲目の後半はまさにそんな感じ。見事なドライブ感が出た演奏だったと思います。

2006-01-10
 新年あけまして・・・といってももう10日なので(笑)。

 今年もこれまで同様、好き勝手な事を書いていきますが、どうぞよろしくお願いします〜。


 さて、先日の日曜日、友達バンドのレコーディングをしました。どうやら企画オムニバスアルバムに入れる為に2曲音源が必要だそうで。
 そのバンド、いわゆるロケンローバンドで、本格的なマルチレコーディングはやったことが無いらしいので、はたして1日で録りきれるのか!?と思いながらドラムセッティング。


 ダー(ドラム担当)のグレッチ!バスドラは20インチだけど、ノーミュートでドンドン鳴ってる。

 マイクはキックにゼンハイのクジラ。タムとスネアは57。トップにNT-5を配置。ナマでバスドラを聴くと、ド〜〜〜〜ン!ってもの凄いサスティン(笑)。この状態で普通のエンジニアなら表の皮を取って、シェルの中に毛布詰め込んでミュートしまくるんだろうけど(笑)、敢えてこのままで録音。せっかく楽器自体が鳴ってるのにわざわざ鳴らなくさせるのはエンジニアの技量不足。ド〜〜〜ン!と鳴ってるのを、タイトな音に仕上げると、豊かなバスドラになるのです。・・・ミックスのとき、ベースとのバランスが非常に難しく、ミュートしまくって段ボールみたいな音にしたほうが、ミックスにも時間かからないし簡単なのです。要するに手間暇掛けない手抜きってことですな(笑)。

 と、講釈をたれてみたけど、ホントに凄いサスティン(爆)。ナマ音を聴くと多分みなさん驚くよ。はっきり余韻が確認出来る長さが2秒くらいある(爆)。


 せっかくマルチで録るんだからということで、ギターとベースとドラムの3人にヘッドホンをしてもらい、ギターとベースはラインで入れて、一緒に演奏しながらドラムだけ録音。
 納得の演奏が出来たところで、ベースの録音。

 私の場合、ベースはラインで録る。いくらアンペグ鳴らしても、マイクで録音するとあまり良い結果が出ないからです。ベーシストには非常に弾きにくいかもしれないけど・・・ラインだと弦を擦った音とか、如実に出ちゃうし、粗が丸わかりになっちゃうので・・・。でも、全体を録音してミックスすると、その耳障りな音もマスクされちゃうし、ベース音が非常にタイトになるのです。

 次にギター。

 1959で録音してみようという事になって、ボリュームを下げ気味にしてクランチの音造りを目指す。ただ、1959の場合、ボリュームを絞るとローカットされて低音が出ないので、チャンネル12のリンクで低域を補うこととしてみた。

 彼らのライブを何度か観たことがあるんだけど、ギターのイメージをどうしようかなぁ〜・・・と悩んだんだが、ストーンズっぽい音なら1959でイケそうな気がして・・・。その辺を狙ってみました。マイクはBETA57のオンマイク1本。

 最後にボーカルとコーラス。AKG C-414。やっぱりこのマイクは素晴らしい(笑)。

 ってことで、1曲の前半のみ無許可で公開(爆)。なかなか良い感じで仕上がったかな!^^