1.圧縮ファイルとは

ファイルを圧縮する目的は主に2つ有ります。1つはファイルサイズを小さくすることです。ファイルサイズが小さくなると、保管しておく際にディスクスペースを節約できるとともに、通信するときには転送時間を短くすることができます。

もう1つは複数のファイルをまとめて取り扱うためです。多くのソフトでは少なくとも、プログラムそのものである実行ファイル、説明書きのテキストファイル、ソフトの使い方が書かれたヘルプファイルなど複数のファイルを必要とします。これらは常に一緒に取り扱う必要があります。ダウンロードする際にわざわざ複数のファイルを指定するよりも、1つにまとめて置ける方が、入手する側も管理する側も手間が減ります。

圧縮されたファイルを元に戻す操作を展開(Expand)と呼びます。展開といっても圧縮ファイルに含まれた情報を元に本来のファイルと同じ物を再現するという操作ですので抽出(Extract)と表現されることもあります。つまり、展開作業を行っても圧縮ファイルには変化がありませんので、圧縮ファイルをバックアップしておけば何度でも元のファイルを復元することができます。これを利用してログのバックアップに利用なさっている方もいます。

ところで、良く解凍という言葉を耳にされると思いますが、これは上記の展開と同じ意味と考えて下さい。LHAの作者 吉崎栄泰 さんがマニュアル中でなさった表現です。吉崎さんに敬意を表し、この文書でも解凍を使わせていただきます。


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