3.圧縮ファイルの種類

主にNIFTY-SERVEやインターネットで入手できる圧縮書庫は、LHAZIPという方式で圧縮された物がほとんどです。日本では吉崎栄泰氏が開発したLHAが主流です。LHAとその互換プログラムで圧縮したファイルには一般的にLZHという拡張子が付けられています。海外ではPKZIPを使用して作成されるZIPが一般的です。拡張子はZIPです。

その他にはARJ、TAR、RAR、GZIP(ZIPとは異なります)、またCAB(これはMS専用ですね)などの形式がありますが、ほとんどLHAとZIPで占められています。

圧縮ファイルでも拡張子がEXEで実行ファイルになっているものがあります。これは自己解凍書庫(自己展開書庫)と呼ばれます。アーカイバ(圧縮書庫管理ソフト)が無くてもそのファイルを実行することで簡単に解凍できます。ではなぜ全て自己解凍書庫にならないかというと、

コンピュータウイルスの危険がある
実行できるファイルにコンピュータウイルス入っていると一回で感染してしまう可能性が高いのです。また、自己解凍書庫に見せかけたウイルスそのものかもしれません。書庫でしたら解凍しなければ問題ないのですが、自己解凍では解凍しようとしただけで感染する危険があります。しかしNIFTY SERVEなど商用BBSからダウンロードしたファイルではまず問題ありませんし、インターネットでも有名なサイトであれば問題ないと思います。
解凍機能の分ファイルサイズが少し大きくなります。
機種依存が生じます。
DOS用の自己解凍で有れば、ほとんどの環境で問題なく解凍できると考えられますが、MS-DOS以外のOSを用いている環境では解凍できないことになります。多くは解凍ソフトが自己解凍機能部分を無視し、通常の圧縮書庫として解凍できることが多いのですが、複雑になる原因であります。
以上の理由より一部の用途にしか使われません。(例:解凍ソフトの配布(^^)
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