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私たちのチームを紹介します

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バラクーダ?何それ?

 バラクーダというのはカマスの一種です。鬼カマスとか申しまして何でも3mちかくはあるという大きな魚なんだそうです。

 今は昔,青木夫妻がインド洋のとある珊瑚礁にて夢中でアワビ採りにいそしんでいた時のこと、突如現れた怪物のような魚にそれはもうびっくり。アワビを放り出し、顔をくちゃくちゃにして逃げてきたということです。後に聞くとそれがバラクーダ。それ以来夫妻の頭の中ではバラクーダ=こわいもの=すごいもの=すごくいいものという連想が出来てしまったのでした。

 時は移って1996年も終わりにせまった10月の頃,所は埼玉県蕨市、我々が日々無駄に汗を流している“ユアースポーツクラブ”でのこと、クラブの半魚人,阿辺山君がもう一人の半魚人小山君に言いました。「おい、なんか面白れーことねーかよ。」「馬鹿言ってんじゃねーよ。そんなもんあるわけねーだろ。」「なんかしてーよな,何か。」「そーだな。なんかこう世の中のために役に立つよーなことがなー。」「そーだ!おい! 水泳チーム作らねーか?。」「おーっ いいねーっ それ。」なんていう会話を交わしていた時、そばにいたのが青木夫妻, 両側からステレオのように叫んだのだそうです。「バラクーダ!

 というわけで『水泳中毒患者を救う会』、私たちの,世の中の役に立つスイミングチーム,バラクーダが出来たというわけですが、真偽のほどは定かではありません。

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どんなチームなの?

 誕生以来一年あまり、メンバーの数は当初の20名から36名まで増えました。途中青木夫妻や小山君のように会社の都合で強制移住させられた方々を含めれば、40数名にもなっていたはずで、救うべき水泳中毒患者の多さに思いを新たにします。

 私たちのチームの特徴としては、種々雑多なこと。年齢は15歳から67歳まで、これまでの生き方の様々な人間たちがただ泳ぐのが大好きということで一緒に練習しているわけで、その自由な結びつきは、人間本来のつながりではないかと思います。泳力も様々で、車に例えればスバル360があればカローラもあり,4WDもあればF1カーもあるといったところ、そこがまた楽しい由縁でもあります。それでもメンバーの方々の共通の思いは,自分の現状に安住せず、少しでも美しい泳ぎをめざしたいということで、毎週一回の厳しい練習をそれぞれが頑張ってこなしています。

 以上がチームのプロフィールです。昨年は4度のマスターズ大会、他に市民水泳大会やスポーツクラブの大会にも参加し、リレーや個人で獲得したメダルの数は数知れずという活躍ぶりでした。1年目にしては素晴らしい結果だったと思いますが、何よりの収穫は皆で楽しく遊べたということです。WWWでこのページをご覧になっている方、もしお近くにお住まいでしたら一緒に遊びませんか?

 もしもあなたが重度の水泳中毒患者でしたら、いつでも歓迎いたします。


     97.5.18 アテナアクアメイツ全日本マスターズ大会にて     

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