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■ 音階(scale)とは「ドレミ....」のこと。明るいもの、悲しいもの、不思議なもの、色々ある。音階は旋法(mode)とも呼ばれる。20世紀初頭からクラシックの世界で、「Whole Tone」「Combination of Diminish」「Altered」など人工的に音階が作られ始めた。知っていて損はしないので沢山覚えよう。美しく堅実に弾けるようにね ■ 音階は次の 3つに分類して覚えるとよい。すなわち;
m3 を含めば「マイナー系」、 また M3, m7 の 2音を含めば「ドミナント系」だ。 ■ 会話じゃ「調」と「音階」は同義にも用いるが、理論上は全く異なる。「調」の概念は、ダイアトニックコード、コード進行といった和声論を包含するが、「音階」はただ音階を構成する音の配列のみを意味するにすぎない。このページでは後者だけを扱う。
転調には、「新しい調性の確立」、すなわち、そのための「U-X-T」(クラシックでは「カデンツ」と呼ぶ)が不可欠。 それがないなら、単なる「音階上での変則」すなわち「臨時の♭や♯」にすぎない。 |
| 音階名 | 構成音 |
|---|---|
| アイオニアン(Ionian) | P1, M2, M3, P4, P5, M6, M7 |
| ドリアン(Dorian) | P1, M2, m3, P4, P5, M6, m7 |
| フリジアン(Phrygian) | P1, m2, m3, P4, P5, m6, m7 |
| リディアン(Lydian) | P1, M2, M3, +4, P5, M6, M7 |
| ミクソリディアン(Mixolydian) | P1, M2, M3, P4, P5, M6, m7 |
| エオリアン(Aeolian) | P1, M2, m3, P4, P5, m6, m7 |
| ロクリアン(Locrian) | P1, m2, m3, P4, -5, m6, m7 |
■ 上表を見ると、難しい印象を受けるが、ぜんぜん大したことはない。教会旋法はスケールの基本中の基本だ。右に「音程論」で使った指盤図も載せておくので参考にしてね。それにしても一度に7つも覚えられるわけないよね。でも実はこれら7つのスケールは、「1つのスケール」に過ぎない! だからこの1つさえ覚えればそれでOK なんだ。その「1つ」とはアイオニアン・スケ-ル。下の Ex 1-2-1 がまさにそれなんだけど、ちょっと説明しておこう。
■ 「C」音を P1 にとり、アイオニアン音階 (小学校で習うドレミだ) を弾いてみて
■ 教会旋法の順序は「アドフリミエロ」(アドリブ見えろ? アレ、ちょっと違うか) と覚える。名称はすべて古代ギリシアの地名に基く。高校世界史をやったらわかるが、Ionian はイオニア自然哲学で有名なイオニア人。Dorian というのはドーリア地方で、スパルタ人が住んでた所。とはいえスパルタ人が常にこの音階で歌ったわけではない。リディア人は世界史上始めて鋳造貨幣 (つまりコインじゃ) を作った奴ら。ミクソリディアンの「ミクソ」は南という意味だから、リディアの南にあったんやろね Ex 1-2-1 広域版教会旋法![]()
(2) なぜ、それほど重要かというと、この広域図 (ワイド・フォーム) の中に、全ての教会旋法スケールが隠されているからだ。青丸からスタートすれば「アイオニアン」、青の右横の丸からなら「ドリアン」、緑なら「フリジアン」、黒なら「エオリアン」てな具合。だから、上図を覚えるなら、漠然と広域で練習するのでなく、教会旋法の一部を分離したフォーム (ローカル・フォーム) を1つ1つ覚えてゆけ。つまり上図から一部を分離し #2 マイナー・モード
■ マイナー系スケールの特徴は3度の音が「m3」であること。基本的な短音階は上の3つ(自然的短音階とはエオリアンのこと)で、4つめの茶色は上の3つを統合したもの Ex 1-2-2 広域版メロディック・マイナー![]() (2) さっきの教会旋法と同じで、上の旋律的短音階のワイド・フォームの中には色々なスケールが隠されている。このように有益な異名同音階を豊富に含むスケールは、含まれるスケールの位置関係を熟知するために、ワイドで覚えるべし。ワイドで覚えるべき代表的スケールは、「教会旋法」と「メロディック・マイナー」の2つ。前者が完璧になるまで後者に手を出す必要はない。教会旋法に比べて、メロディック・マイナーは使い方がずっと難しい。また教会旋法は明快な響きなのでミス・トーンを出すとすぐ気付くけど、メロディック・マイナーは曖昧な響きなのでミスを自覚しにくいので、ワイドで暗記するのは面倒(泣)。 #3 ドミナント(Dominant)・スケール■ ドミナント・スケールは主に「7thコード」で使用する音階。ゆえに 7thコードの特徴であるトライトーン (M3, m7) が必ず含まれる。下のオルタードは一見すると M3 を含まないが、-4 は M3 の異名同音だよね。ドミナント・スケールはジャズ特有の「アウトした感じ(不安定感)」を出すために不可欠。「7thコード」の時に使うドミナント・スケール技こそ、ジャズにおける腕の見せ場さ。
ディミニッシュ分散和音 ![]()
のコードを使う時がある(このコードを知らない人は勉強不足)。ここでホールトーンを使うんだ。上のホールトーンの図の 2〜5弦に注目せよ、スケールとコードの両者が完全に一致している! 下の「Dm - C#7 - CM7」というオーソドックスなコード進行で試してみて。真ん中の「C#7」の時に好きなだけ「C# ホールトーンスケール」を挿入し、ボロローンと「CM7」で締めくくる。慣れるとクセになるよ ![]()
![]() ---------------------------5-7-9-10-8-6------1弦 -----------------------6-8--------------9-7- -------------------6-8----------------------9-7- -------------5-7-9------------------------------10-8-6- -------4-6-8-------------------------------------------9-7-5- -3-5-7-------------------------------------------------------8-6-4---6弦
------------------------------7-9-11-12-10-8-------1弦
Aディミニッシュ・スケールの簡単な使い方。例えば、下のようなボサノバ風コード進行が登場したら、「Ddim」コードの時に、D ディミニッシュ・スケールを使う
スペイン8音 ![]()
#4 Blues音階
■ 教会旋法のエオリアン、ドリアン、ミクソリディアンに、それぞれ「-5」を追加したもの(上表の3つ)。非常によく用いる。「-5」の利用は即戦力。
#5 その他
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