ここでは不動産にまつわる用語を解説します
一般的な意味とずいぶん違うものもありますので参考にして下さい
長いのでプリントされると良いでしょう
あいうえお順
オープンハウス
屋根の無い家ではない。
売りにかけている家で、一日中不動産業者が待機しているので、いつでも
中が見られるという意味である。
客にとって、安上がりな行楽でもある
オープン屋
流行らない飲食店等を借り受け、ただ酒、ただ飯、奉仕品をえさに
チラシを配って大勢客を集め、大繁盛を装って、のれんを高価で売りつける
のを商売にする人達の事。
買い付け
その不動産を買いますという意思表示を現す言葉で、普通,紙に書いた
買い付け証書を指し、買い受け証、取りまとめ依頼書等の表題もあるが、
ごく簡単な内容のものである。
これを発行したから、どうのこうのという法的な拘束力はないが、
約束を違えると自分の信用に傷が付くというもの。
但し、買い付け証書の内容が非常に詳細な場合は、発行者も受領者も
法的拘束を受ける場合がある。
書き上げ
実際の売買価格を上回る価格の売買契約書を偽造すること。
担保価値を引き上げて、多くの融資を受けられる様にする小細工。
返済が順調な内は良いのですが。
バブル期には金融機関が書き上げを奨励していた
家相
後述、方位、参照
かます
所有者Aが不動産をCに売る時、一旦Bが買い取ってから、Cに売るとき
Bをかます、と言う。
脱税をする時や、AとCとの間に何らかの関係を作りたく無い時に、かます
仮登記
その不動産に対して、権利の順位を確保するため、仮に登記してあるもので、
本登記するまでは、順位以外の何らの権利も生じていない。
建物に賃借権の仮登記をしているからといって、勝手に建物を使っている人を
しばしば見かけるが、むちゃくちゃである
仮領収書
法律上、領収書に仮も実も区別は無い。仮と書いていても領収書は領収書である。
預り証とは別物である。
共担
きょうたん、共同担保の事で驚嘆では無い。
例えば、一口1000万円の借金をする時、その担保に自宅とその敷地、兄弟所有の
工場とその機械に抵当権を設定すれば、それらは全て共同担保に入っていると言う。
契約印紙
不動産に限らず、契約内容を紙等に書き記して契約書なるものを作成すると、
その紙に、法律で決められた額の収入印紙を貼りつけて、紙と印紙を跨げて
ハンコを押したり署名したりして、印紙を使う事が義務付けられている。
この義務を怠ると、後で税務署から余分に税金を取られる事になる。
印紙が貼付されていなくても契約の効力には影響無いが、収入印紙を貼らなければ
契約が成立しないと思い込んでいる人も多い。
権利
けんり、と読む。値打ちのありそうな言葉である。
長田区周辺の借家で昔よく売買されていた今一つ分からない権利である。
非常に安い家賃で、どんな借家人に替わろうが家主は一切文句を言わない場合、
この、権利、が発生するようである。
一世帯当たり敷地が10坪程割り当てられた棟割平屋で、この権利なるもの、
50万円ぐらいで売買されていた様であるが、阪神大震災以後存在を聞く事が無くなった。
権利書
権利証、とも言う。正式には、登記済み証書と言う。
古くは、証文と言っていた、自分が所有者だと言うことを法務局で認めて貰った
控えのようなものだが、法務局からすれば登記作業が終わった目印くらいにしか思っていない。
一度なくすと再発行してくれない。
又、権利証を持っている人が所有者とは限らないので注意が必要
更新料
マンション等を借りた時、契約書に、1年更新だとか2年契約だとか書いてある
事を根拠に、その時期が来る度に、家主や不動産業者から更新料だの手数料だのと
当然の様に取られている人も多い筈。
1年更新だとか2年契約だとかは、裁判所や学者の間では、その期間賃料を
値上げしないという意味だと解されている。
極端に安い家賃でない限り、契約書に2年毎に何らかの金を払う旨明記していても
裁判になれば家主や不動産業者が勝つ可能性は薄いだろう
公簿
登記簿のこと。この土地は公簿500u、と言えば、登記簿の表題部では
500uと記載されています、ということで、500u有る事を保証する
ものでは無い
国土
国土利用計画法上、指定地域で指定面積以上の土地の売買等をする前に、都道府県に
値段の届けを出して不勧告通知を貰う旨の定めの事。
地下が急落を始めた時、政府がこれをやった為、経済は一気に破綻したが大蔵官僚の個人的ねたみとも噂されるが、
不動産業者の無知も破綻に一役買った。
バブル時は妙な風習が普及していた。勧告通知に反するのを避ける為、うその届出をする事である。
条文を読めば分る事だが、勧告通知に反して取引しても何らの処罰を受けるものでも無く、違法では無い。
しかし、ウソの届出をすれば違法であり、刑事処分の対象になる。
実際オウム真理教信者や暴力団組員はウソの届出をして逮捕された。
査定額
一般的に不動産業者が付ける不動産の値段の事で、不動産鑑定士が付ける値段を
鑑定評価額と言って、二つは別物である。
査定額は販売活動上の実戦的な価格で、おおむね1ヶ月から3ヶ月の間に、確実な
買い客が1人確定する売り値である。
通常売主は、査定額を上回る売り値を希望するので、広告に掲載される価格は、
実際に売れる価格よりも高めの場合が多い。
裁判所等の競売不動産は、不動産鑑定士が付けた値段より高い値段で無いと売って
くれないので、思わぬ高値づかみをすることがある。
いわば不動産鑑定士の付ける値段は建前の値段で不動産業者が付ける値段は本音の値段である。
サンパープラスロクマン
ロックマンエックスがサンバを踊るのでは無い
3パーセント足す6万円の意味である
不動産業者が客から頼まれて不動産を売ったり買ったりの仲介業務を成就
すると、客に仲介料を請求するが、その掛け率の事であり、請求金額の上限が
決められている。
計算の仕方は以下の通り、めんどうくさい。
売買した金額が例えば1000万円だったとすると、
1、0円から200万円迄の部分の200万円に5パーセントを掛ける
2、200万円から400万円までの部分の200万円に4パーセントを掛ける
3、400万円から1000万円までの部分600万円に3パーセントを掛ける
以上の1から3の答えを合計したものが請求する仲介料となる。
1000万円に3パーセントを掛けた答えに6万円を足すと同じ答えになる
でしょう。
6マンエンは付録ではないのである。
もし売買不動産の価格が200万円であれば、仲介料は5パーセントとなる
上の金額は売り主と買い主双方から同じ額づつ貰え、通常法定上限額を請求する
差し値
指し値とも書く。不動産業者が、差し値して下さい、と言ったら、いくらだったら
買うのかはっきり意思表示をして下さいという意味である
敷引
敷金をまけてくれるのではない。逆に預けた敷金が返って来ない金額の事である。
意味も無く敷引するのが当たり前と思っている家主は非常に多い。取らないと
社会正義に違反すると思っている家主が多い。
私は、畳や襖の張り替え料、長年借りてくれて当たり前によごれたりハゲたり、
ちびたり壊れたりしたものが、この敷引で弁償されるものと解している。
余りは家主の儲けであり、足らずは家賃で賄っていると解するが、多くの家主と
意見が食い違う
借家人賠償責任保険
マンション等を借りる時、不動産業者から、この保険に入って貰う事が条件です
家主さんの要望です。と言われた方も多いのでは無いでしょうか。
家主さんの要望というのはウソがほとんどで、不動産業者の小遣い稼ぎなのです。
家主さんは、総合的な保険に入っており、借家人には関係ありません。
評価が10万円や20万円の家財に500万円も1000万円ものボッタクリ
保険料を取られて、喜ぶのは保険会社と代理店をしている不動産業者だけです。
だいいち、自分の家財に保険をかけようが、かけまいが不動産業者に指図される
筋合いはありません
震災復興促進地域
家を建てようと,神戸市役所都市計画課で建築制限を調べに行くと、
神戸市指定の建築コンサルタントを無料で派遣しますよ、そして低利で融資が
受けられますよ、といかにもおいしそうな話を聞かせてくれるが、うっかり
その手にのせられると、相談料30万円を取られた挙げ句、コンサルタント料や
図面代300万円払って下さいなんてはめになる。
そのまま建築まで任せると、べらぼうに割高な建築費を請求されたりする。
神戸市のやる事には間違いないと満足して支払った人も多いはず。
被災者を食い物にするための都市計画地域の事
抱く
だく、と読む。いだく、とは読まない。寝ることでは無い
再販売目的で不動産を一時買取る事。
もっぱらこれを商売にしている人の事を、だき屋、と呼ぶ
建て売り
この意味自体は説明の必要は無いでしょう。
注文建築住宅に対して、建て売り、と言うと、以前は、安物、という意味であったが、
今日では、家の値打ちが見分けのつく人が殆どいなくなった。
高級な古屋より安物の新築が好まれるが、今や一世代もてば十分であろう
団地族
1960年台、公団や供給公社が全国各都市の郊外で、大規模開発を行い、
鉄筋の5階建て紋切り型共同住宅を建てまくったが、当時経済を支えた
熱血サラリーマン達にとって、そこに住むのが憧れであった。
今は姥捨て山と化し、新たに入居するのは経済的に余裕の無い新婚がチラホラ
チベット
国際問題化しそうな、営業マン間の隠語である。
非常に不便な地域の事
直接取引
不動産の売主と買主が、不動産業者を介さずに売買する事は一向に差し支え
無いが、不動産業者に教えて貰ったり、広告を見たりして知った不動産を直接
買った場合は、親子の間柄でも問題である。
仲介料惜しさに、こんな事をする人がまれにいるが、裁判所に呼び出されて
労力と費用を費やした挙げ句、仲介料を払わされたと言う話は良く聞くものである
世間体も悪く、自分の人格も疑われる事になる
テラスハウス
この言葉、外国人に通用するかどうか疑わしいが、
我が国では二階建までの連棟式共同住宅の通称となっている。
材質は問わないが、カッコ悪いものを長屋、その他をテラスハウスと呼ぶようだ。
近年、人気をマンションに奪われている。
土地に対する権利は共有、各戸独立所有、借地権があり、団地全体で管理組合を
形成する場合も多く、玄関扉さえ勝手に交換出来ない物もある
ぬく
ピンクサロンに行く事では無い。
普通は、不動産を仕入れて短期で他に売り、満足な差額を稼ぐ事だが、
不動産業者間で、ぬき業者と言えば意味が違う。
A不動産業者が客から頼まれた不動産を販売活動中、それを知った
B業者が客に接触し販売依頼を受けて、A業者を出し抜いて儲けた場合、
AはBに抜かれた、とか、Bはぬき業者だとか言う。
客はAB共に仲介料を払うはめになる場合もある
走り
自分が扱う不動産や、買い客の内容を知らないまま、メモ用紙を持って
不動産業者間を走り回る人。知識や信用力が低い為、不動産業者のお情けで
生きていく
嵌め殺し
はめごろし。再販売目的の買主に再販売不可能な高値で売りつける事。
Bかん
ビー、とかビーカンとか言う。売買金額の圧縮である。語源は定かでない。
圧縮と言うとメカニカルな印象だが、脱税の原始的な手段である。
例えば、1億円の売買をしたのに、5千万円の売買をしたように装うこと
不動産ブローカー
よくテレビのニュースでこの言葉を聞くが、無免許の不動産業者の内、仲介業
を営む者の事。
山を山として売り、田を田として売るのには何らの免許もいらないが、宅地や
建物の売買や賃貸は業務に付いて回るのが通常なので、一般的に不動産ブローカーは
宅地建物取引業法に違反する
文化住宅
今から40年以上前に建てられた木造二階建の貸し家で、各戸流し台、便所が付いた
共同住宅。
普通一棟に4戸から6戸で、上下別々の戸となっているのが一般的である。
当時下町では、便所も流し台も外の路地に共同で使われており、傘をさして便所に
行く光景も珍しくなかったので、文化住宅の名がつけられたのであろう。
似たような形式で近年建てられた貸し家は、ハイツ、と呼ばれている
方位
家相とも関係が深く、色々な流儀で家や引越し先の善し悪しを占うものである。
興味深い事実を伝授しましょう。
しかるべき先生に、家相が非常に良いと言われて買った家は、売る時に非常に
苦労すると言う事実。
これは時代も環境も変わっているのに、古い価値を無理矢理はめ込むからこういう
結果になるのは当然でしょう。
この家は家相抜群なんて言われたら、その家は、よほどの物好きでない限り
買わない家ですよ、と保証されたも同然なのです。クワバラクワバラ。
不見転
みずてん、と読む
現物を見せずに販売すること。
前述チベットの別荘地販売は殆どこれである
迎えに行く
金を用意して、その不動産を買取り出来る体制を整える事
有名人
今にも買いそうな、又は売りそうな素振りで不動産業者を惑わす厄介な人の事。
新人営業マンがよくひどい目にあわされる困ったエセ客である
ローン条項
ローン特約とも言われる。
一般の人が住宅を買うには銀行などで長期の融資を受けなければ買えない。
売り手にすれば、自己資金だけで買える人に限定すると、いつまでも売れない。
そこで、売買契約書に、もし銀行等の融資がうまくゆかなかったら、契約を
白紙の状態に戻す事を記載して、売買するのが一般的である。
融資がうまく行かなかったら、売主が受領したお金は、そっくり買主に
返さなければいけない
ローン保証料
みかじめ料みたいなもの。
金融機関で住宅ローンの申し込みをすると、申込料なるものを取られ、
家や土地も担保に取られ、時には保証人も取られ、費用は一切客持ちにされる。
その上、保証会社にビックリするような保証料まで取られる。
客が返済を滞った時、金融機関に立て替え払いしてくれる、というのだが、
後で滞納金利を上乗せして客から取り返し、更に利益を稼ぐ。
この保証会社は、その金融機関の子会社やグループ会社等、金融機関と
一心同体のものである。
見かけは5%でも、実際は7%以上支払わされていると言うわけ
付録>不思議な価格
その土地や家屋で、何らかの死人が出た場合、売れる値段は下がるものである。
しかし、空襲や震災で多数の死人が一挙に出た場合、値段は下がらない。
何人以上死人が出れば値段が下がらなくなるのか、どうも分からない
神戸の不動産案内1ページ目
その他の不動産売り一覧
賃貸の建物土地一覧
売地一覧
風景の壁紙へ