「雨に消える椅子」

2003年
吉岡 徳仁
1967年 日本生
本体:ガラス、 椅子脚部:ステンレス鏡面磨き、床:御影石バーナー仕上
椅子:0.75×0.98×0.99(h)0.41(sh)、
塊:0.5×0.98×0.55(h)m、
床:1.68×5.95m

[ノグチ・イサムが100年後に生きていたら、一体何を作るのだろう」
そんな思いを抱きながらセザインしたこのストリートファーニチャーは
”雨の日に消える椅子”がコンセプトです。この椅子は全体が、特殊な

技術によって実現した巨岩のようなガラスの塊でできています。もとも
と、このガラスは非常に大きな天体望遠鏡用の直径が1メートルをも越
す反射板を切り出すための素材です。
水の中にガラス片を入れた時、その輪郭がだんだんと消えていくように
、雨の日にはまるでその姿が消えるかのように見える椅子です。
(デザイナーより)
(roppongi hills hand bookより)