根津神社御遷座300年
根津神社は宝永3年(1706)千駄木の旧社地より当所に御遷座してから、今年ちょうど300年の記念すべき年を迎えます。この御遷座300年を記念して、本社神輿3基の大祭渡御を始め、明治年代より懸案となっていた楼門前表参道の架橋など境内の整備を進め、御本殿の格式に叶う神域の荘厳を画りたいと念願致しております。
 彩色漆塗修理中の本社神輿とからくり人形の山車
六代将軍家宣によって奉納され、正徳4年(1714)の天下祭に江戸城内に担ぎ込まれた本社神輿3基が、平成18年9月17日の神幸祭に290年ぶりに揃って渡御します。現在祭礼に向けて3基とも彩色・漆塗・錺金具等を修理中です。この他この行列に、古い江戸型の山車が新しく修理され、初めて曳き出されます。神社に伝わる神楽「三座の舞」の猿田彦のからくり人形が乗る予定ですので、お楽しみに。(根津神社パンフレットより)