その6 札幌〜苫小牧

6.1 支笏湖へ

5月2日。いよいよ北海道最終日。
今日は苫小牧のフェリー乗り場まで。
36号線をまっすぐ行くと40Kmくらいなので午前中についてしまう。
フェリーは23時45分発の予定なので支笏湖に寄り道することにした。

453号線をひたすら南下する。
しばらく住宅街の風情を保っていたがすぐに田舎道に変化。
真駒内のあたりに来ると登校中の小学生が列をなしている。
右に[芸術の森] なるもの発見。
入口は開いていたが建物が開くにはまだ早いようだ。

そこからはまさにサイクリングパラダイス。
車道と並行して自転車専用道路がついている。
登りはきついがマイペースで進む。
お、後ろからロードレーサーのサイクリスト出現。
ヘロヘロ進む私をあっさりと抜いていく。

ずっと単調な登りかと思ったら そうでもない。
しばらく急な登りが続いたかと思うと少し下る。
鳥の鳴き声が聞こえる。
なかなかいい具合だ。
ウグイスの声に混じって、どうも聞きなれない声の鳥がいるが何て鳥だろう。
一つだけ失敗があった。
水分が補給できない。
いつもは一日3〜6回程度エネルゲンで補給する。
冷たいのが飲みたいので自動販売機で 買う。
さすがにこの山道ではコンビニも自動販売機もない。
適当に休憩を入れつつ登っていく。

6.2 オコタンペ湖

支笏湖畔まで10数kmになったころ、 降りて汗を拭いているところにさっきのロードレーサーが下ってきた。
手をあげて挨拶
え、もう支笏湖往復してきたの?
と思ったがいくら速くてもさすがに30km近くも差はつけられない。
支笏湖はカルデラ湖だ。
外輪山の頂上で戻ってきたのだろう。

しばらく行くと右に分かれる道が見えた。
[オコタンペ湖 2km→]とある。
ほっかいどガイドにはオコタンペ湖は北海道三大秘湖のひとつとある。
行くべし。
すごい登り坂だ。2kmで標高差200mあるから10%の登り。
山側の崖には2m近く積もった雪がせり出している。
1kmほど進んだところでどうにも我慢できなくなった。
排気ガスで黒ずんだ表面の雪を崩す。
奥のきれいそうな雪をとり顔を洗う。首筋に当てる。
ふー、復活。

オコタンペ湖には意外なほどあっさりと着いた。
湖面には氷が張っている。
なかなかきれいな景色。これ、一押しの写真

6.3 伊藤温泉、丸駒温泉

ここから先はほとんど下り。
外輪山の内側に入ったらしい。
湖畔手前に広場発見。自転車とともに支笏湖を撮る
しばらく行くと伊藤温泉、丸駒温泉に行く分岐があった。
温泉のハシゴをする。

伊藤温泉は湖に面した岩風呂 が目玉らしい。
あ、モーターボートだ。あっちから丸見えじゃん。
一方、丸駒温泉はドロドロに濁ったお湯で飲むこともできる。
サウナもついている。
サウナでは東京から仕事で来ているというオヤジと話す。
千歳市内のホテルから20kmというのを2kmと聞き違えて、 あやうく千歳から支笏湖まで歩くところだったというお茶目なオジさん。

丸駒温泉で昼食をすませ、湖畔に降りる。
雨が降り出したがそれほど強くない。
湖畔の道は気持ちいい。

6.4 支笏湖素晴らしすぎます!

支笏湖からは千歳に行く道と苫小牧に行く道がある。
まだ時間はある。千歳に向かう。
曲がってすぐ、歩道がなくなる。
げ、こんな狭い路側帯は走りたくない。

ちらっと目のはしに小さな看板をとらえる。
私の直感はその看板を注視しなくてもその意味を理解した。
車道とは別に自転車道があるのだ。
なかば思い込みにも似た自信で看板の方に行く。
ほら、やっぱり。

← 支笏湖1km 千歳20km →

きれいに舗装された道がそこにあった。
千歳までこの道を走ればいいことが分かる。
ほとんどまっすぐ、しかも下り。
これは素晴らしい道だ。
どうやら支笏湖はサイクリングの目標地点 として使われることも多いようだ。

白樺に囲まれた道は気分爽快。
ただ、車どめなどの罠も多く、転ばないように注意する。
30km/hは出ているから転んだらダメージがでかい。
もし何かあっても車道から離れているため助けは期待できないだろう。

半分ほど下るとサケマス孵化試験場なるものあり。
このあたりでまたも空気もれ再発。
足踏みポンプはちと辛い。

休憩所発見。
数人の人がいるが特にサイクリングとも思えない格好だ。
どうやらこの道沿いはずっと公園のようになっていて、車でも入れるらしい。
千歳川の冷たい水で顔を洗う。
北海道の湖とか川ってどうして芦みたいなのが生えてるのが多いんだろう。

6.5 WILD BALANCE

やがて終点。
すっかり堪能した。北海道最後の日にこんな道に出会えるなんて最高だ。
ここからは36号線を苫小牧に向かうことになる。
千歳市内の36号線 はほとんど空港の横を走る。
どうやら民間の空港の他に自衛隊の滑走路もあるらしい。
戦闘機が何機も飛び立っている。

地図によると近くにNEWSというビルがあり、 そこに道内最大のアウトドアショップ「WILD BALANCE」があるらしい。
わざわざ二輪車用ツーリングマップに書いてあるということは 二輪車ようのものも置いてあるに違いない
アウトドアといえばMTBだし。
NEWSは南千歳駅そばにあった。
自転車で店の前に行くにはかなり遠回りが必要なので駅から歩道橋を使っていく。
WILD BALANCEはすぐ見つかった。
うーむ、どうやらMTB用品は置いてないらしい。

6.6 ウトナイ湖

苫小牧市に入ってからしばらくすると36号線に歩道がなくなる。
さっきからそばをものすごいスピードでトラックが走り抜けてる。
ゆっくり走り、後ろに気配を感じたら止まる。

ウトナイ湖はそんな感じで10kmほど走ったところにあった。
公園のような風情の入口を入ると奥に湖岸が見える。
ここは白鳥飛来地だそうだ。
広い湖なのに湖岸に鳥が集まっている
ずいぶん人に慣れているようだ。
餌でもあげようかと思ったがそれらしき売店なし。
砂を投げたらだまされるかと思ったら逃げちゃった。ちぇ。

子ども連れが多い。
右では私がやったように砂を投げてる親子がいる。
む、鳥が集まってる。なぜ!

さて、苫小牧港はもうすぐそこだ。

6.7 フェリー乗り場

フェリー乗り場に行けば北海道の旅路も終りだ。
しかし、私にはまだ寄るところがあった。
なべさんに教えてもらった苫小牧港近くのラーメン屋

教えてもらった地図によればフェリー乗り場の手前にあるコンビニのそばらしい。
むむ、あれはフェリー乗り場じゃないか?コンビニなんかないじゃん。
ひょっとしたらもっと先にもう一つ入口があるのかもしれない。
あれ?あれはセブンイレブンだ。
たしか手前にサンクスがないといけないんだが…。
おろ、「三九」の看板発見。
何だかよくわからんが着いたからいいや:-)。
ここの特製味噌ラーメンを勧められていたので頼む。
うん、確かに旨い。

フェリーでは一日過ごすことになる。
おそらく食べ物はメチャクチャ高いはずなので、 コンビニでパンと烏龍茶2リットルを買い込む。
20時まで待って切符を買う。
意外に利用する人は多い。20分ほど並ぶ。
船に乗れるのは23時になってからだ。
ひたすら待つ…。