viはその他大勢のテキストエディタ共とは一線を画する操作系を持つ。 性質の異なる3つのモードを切り替えつつ編集するのである。 以下に示すのが、その3モードである(※)。
コピー(カット)&ペースト、カーソル移動、指定位置へのジャンプ、検索などを行う。
入力を行う。
ファイルのセーブ及びロード、置換、外部コマンド実行等を行う。
・・・というふうに説明されるとちょっと(いや、だいぶ)引くかもしれないが、 使い始めるといちいちそんなことは考えなくなるので、 まぁそういうものなんだなぁと思っていればOK。
この3モードのうち、基本となるのは編集モードである。 viを起動した直後もやはり編集モードになっている。 この状態から必要なときのみviモードやexモードに移って、 用事を済ませて元に戻る、という動作の繰り返しで編集を進めるわけだ。
さて、肝心のチェンジする方法についてだが、次のような操作になる。
viモード | <ESC> |
編集モード | <:> |
exモード |
---------> | ---------> | |||
<--------- | <--------- | |||
<i> |
<ESC> |
編集モードからviモードへは「i」
を、exモードへは「:」
を押すと移行する。
そして、元の編集モードに戻るにはどちらの場合もESCキーを押せば良い。
ちなみに、編集モードでESCキーを押してもなにも起こらないので、
現在自分がどのモードでいるかわからなくなった場合は
とにかくESCキーを連射していれば編集モードに落ち着く。
※ この3モードは、書籍などによって名称が異なる場合がある。