Telefunken製 送信管 RS237

テレフンケン製のRS237です。
この球はちょっと珍しくベースがアルミ製ではなく、真鍮製で
ピンベースもベークライトのようです。
ヒータ電圧は管面に印字されており10.0Vと記述があるが ヒータはトリウムタングステンなので、 「±1%以下の精度でコントロールせよ。」 ということでしょうか?
トリタンのヒータは非常に明るく美しいのですが、電圧をきちんと コントロールしないと寿命が短くなるので要注意です。

真鍮製のベースにははっきり見えないがハーケンクロイツのマークがプリントされている。
プレートにはジルコニウムが塗布(塗布というよりほとんど・・・)されて、ゲッタはありません。 これはプレートの温度が上がるとジルコニウムが活性化し、管内のガスを吸着する仕組みになっている。
また、この球は製造された年代も古く最大プレート損失は80Wぐらいの使用がBest。

データは送信管ですので、オーディオでの使用は不明な点が多くあり、 製作例は211と同等で使用しているようです。 (だいぶ昔に211アンプで差し替えて鳴らしたことがある。)
フィラメント電圧 Vf 10.0V
フィラメント電流 If 3.3A
プレート許容損 Pd 80W
プレート電圧 Ep 1000V
−− −−V
グリット電圧 Eg −75V
プレート電流 Ip −−mA
−− −−mA
プレート抵抗 rp −−KΩ
相互コンダクタンス gm 4mΩ
増幅率 μ −−
負荷抵抗 RL −−KΩ
出力 Po −−W
ひずみ率 −−%

RS237の詳しいデータはここにあります。

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