こどもは風の子って本当だ

 こどもは風の子、梅にウグイス、柳に風。トーフにカスガイ、糠に釘、のれんに腕押し、馬耳東風みたいな手垢にまみれたステレオタイプな言葉は、よほどのことがなければ使いたくないもんです。1月下旬の気持ちよく晴れた休日、いいだけは古くからの公園友達のKさん一家と合同で近所の公園へお弁当を食べにでかけました。Kさんの所はM美ちゃん(5歳)とM子ちゃん(3歳)の姉妹です。

 風もなく、気持ちよく晴れ渡った一日でしたが、さすがに厳寒期だけあって、日陰では5cm以上もありそうな霜柱がいたるところで融けずに残っています。

 枯れて、良く乾燥した芝生は天然カーペット状態で、大人でもゴロゴロ転げ回ってみたくなります。しかし、枯れ草のチクチクが静電気によって髪の毛の中や下着の中まで入り込んで、こどもたちはすぐパニックになりました。

 で、ひとりが服を脱ぎだすと・・・

 お兄ちゃんたちは多少はわきまえているけど、さすがに無敵の3歳児、いいだけの次男は原始人状態で約20分間寒がりもせず暴れ回りました。で、翌日長男は39度の熱を出して幼稚園を休みましたが、不思議なことに全裸の次男は熱も出しませんでした。