Kabe カベ

チャドランでの災害後、チャドラ・ファン族の小文明は廃墟と化し、彼らは格好の餌食となってしまう。海賊達や奴隷商人達が惑星を一掃し、住人も含め、少しでも勝ちのある物を全て略奪したのだ。彼らは労働力とするには小さすぎるとみなされ、また、厳格すぎる程衛生的であるという事実にも関らず、家庭で働かせるには汚らしいと考えた。
こうした理由で、奴隷商人達がモス・アイズリーから逃げ去る時にカベは取り残された。暗い出生にも関らず、カベは無邪気に育ったまだ子供ではあるが、道端で行われる取り引きに驚くほどたけている。また、ギャンブルも強く、モス・アイズリーで一番つよいジュリ・ジュースと酒を賭けて勝負した。小さな身体とスピードを武器に、スリも非常にうまい。ジャワ達にとっても、カベは厄介物である。ジャワに扮して、実際にはありもしない「サービス税」を集めることが、彼女のお気に入りの遊びとなっている。
チャドラ・ファン族は社交的生物で、孤独を病気のようにきらう。故郷のチャドでは、彼らは大きな一族を構成し、子供達の面倒を非常によく見ている。一度結婚したら、死が2人を分かつまでその婚姻は保たれ、また、一族を去る方法は結婚のみとなっている。違う氏同士で結婚する場合は、小人数の氏族の方がその夫婦を迎えることとなる。チャドラ・ファン族は非常に高い新陳代謝作用を持っており、その結果、40歳ともなれば長老として尊敬をうけるに値する歳となる。こうした高エネルギー消費の身体を持つことで、環境が代わっても簡単に適応できるのである。呼吸をする為の十分なメタンと、飲料用のメチルアルコールさえあれば、生きていくことが可能である。ヒューマンノイドに似た小さな小さなげっ歯動物である彼らの手足は、比較的大きく気登りが得意である。特に、彼らは沼地に住むことを好むようだ。チャドは時折、強烈なハリケーンに見舞われ、沼地の住人は大きな被害を被ってしまう。巨大ハリケーン「GreatWaves」が、チャンドラ・ファン文明の中枢を破壊してしまったったことは記憶に新しい。その結果、彼らは奴隷商人や海賊達に略奪される羽目に陥ってしまったのだ。
今日においても依然として、チャドラ・ファン族は、自分達の原始的社会の再興を図っている。

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