モマウ・ナドン
かつてGrand Herd Shipタファンダ・ベイ艦の誇り高きリーダーであつたモマウ・ナドンであるが、彼の過去と未来は交錯している。中立を保つ平和的アイソル星人にも関わらず、彼は銀河系全域に広がった内戦で、どちらかの立場に立つよう選択を迫られたのだ。その結果、彼は故郷を追われることになる。巨大商船「HerdShips」に乗り込み、銀河を横断していたアイソル星人であるが、コンクエスト艦が光速航行からアイソル上の軌道に現れた時に、帝国による密輸業者の監視増強に初めて気付いたという次第だった。持別な商品を扱う貿易商である彼らは、この帝国の迷惑な行為にも寛大さを示し、長老達は、自分達が何も隠してはいないと主張した。しかし、彼らを取り巻く状況は急変を遂げたのである。非常にエコロジカルな種族であるアイソル星人は、自分達の星でうまく共存し、全ての生物と神聖な関係を築き上げるすべを身につけてきた。こうした彼らの生き方は、彼らの巨大な「HerdShips」を見れば明らかである。
この船内では、様々な生物圏を想定して、その環境をシミユレートしており、あらゆる種の生物の生存を可能にしている。アイソル星グランド艦隊の旗艦であるタファンダ・ベイは、外界の人々に対して無料でツアーを提供している。アイソル星人が、その宗教によって秘密にしてきた貴重な農業方法を帝国が知ることができたのは、このツアーを通してであった。二つの声帯を持つアイソル星人の発声を真似することは非常に困難である。その為、帝国がタファンダ・ベイの記録部門にスパイを送り込むことも難しくなっている。もちろん、この誇り高きハンマーヘッド達の一人たりとも、「母なるジャングル」の神聖なる信頼を裏切ることはないであろう。
秘密を探るべく様々な方法を試みた結果、帝国は伝統的なスパイ活動に回帰した。しかし、結局、6人の帝国軍詳報部員が発見後、追放され、この結果に憤慨したコンクエスト艦の艦長は、軍事力で「HerdShip」を占領してしまう。彼らに残された選択は、帝国の要求する情報を与えるか、惑星を生物のない死の惑星としてしまうかだ。リーダーであつたモマウは、気高くも自ら追放の道を選んだ。追放を前に、モマウは現状に浸つていてはいけないと人々に説き伏せた。この銀河系が帝国により悩まされており、今こそ状況を打開すへき時期なのだと述べたのだ。これを受けて、長老達は今までの中立的立掲を真剣に問い直し、Herd集会での優先決議となつた。現在、モマウは宇宙港を渡り歩きながら、自らを顧みず、反乱軍に可能な限りの援助を申し出ている。
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