アルバム・楽曲 (ヒット曲中心)
ローリング・ストーンズのデビュー曲は、チャック・ベリーの「カム・
オン」でした(1963)。この曲はチャートの第21位まで上昇しています。そしてセカンド・シングル
では、ジョン・レノン、
ポール・マッカートニーから提供された曲
「アイ・ウォナ・ビー・ユアマン」をリリースしています。
ビッグ・ヒッツ(ハイ・タイド・アンド・グリーン・グラス)
BIG HITS(HIGH TIDE AND GREEN GRASS)
1.HAVE YOU SEEN YOUR MOTHER,BABY,STANDING IN THE SHADOW?
2.PAINT IT BLACK
3.IT'S ALL OVER NOW
4.THE LAST TIME
5.HEART OF STONE
6.NOT FADE AWAY
7.COME ON
8.(I CAN'T
GET NO)SATISFACTION
9.GET OFF OF MY CLOUD
10.AS TEARS GO BY
11.19TH NERVOUS BREAKDOWN
12.LADY JANE
13.TIME IS ON MY SIDE
14.LITTLE RED ROOSTER
【1966】
イギリス、オリジナルのベスト・アルバム(イギリス第4位)。
このアルバムだけで、初期のヒット曲を堪能出来ます。
“HAVE YOU SEEN YOUR MOTHER,BABY,STANDING IN THE SHADOW?”は、驚異
的なほど長いタイトル(邦題「マザー・イン・ザ・シャドウ」)ですが、ブラス
を効果的に使用したロックです(イギリス5位、アメリカ9位)。
“PAINT IT BLACK”は、彼等の名曲の一つ(イギリス、アメリカ共第1位)。
最初はこの様なサウンドではなかったのですが、ブライアンがアレンジ(シタールも
演奏)して、まるで違うサウンドになったといいます。
映画「フルメタル・ジャケット」の、エンドロールにも使用されていました。
“(I CAN'T GET NO)SATISFACTION”は、アメリカで初めて第1位を獲得した
記念すべき曲にして、代表曲(イギリスも第1位)。コンサートでの定番。
“AS TEARS GO BY”は、美しいバラードです。ビートルズのかの名曲に影響
されて作られたと思われる曲(アメリカ6位)。因みに、初期の彼らは、
バラードのほうがロックよりも作りやすかったといいます。この感傷的な曲は、
マリアンヌ・フェイスフルに提供されました。
“LADY JANE”も、代表的バラードの一つ(アメリカ24位)。ハープシコー
ドはブライアン。
“19TH NERVOUS BREAKDOWN”は、初期の代表的ヒット曲(イギリス、アメリ
カ共第2位)。
ビトゥイーン・ザ・バトンズ
BETWEEN THE BUTTONS
1.LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER
2.YESTERDAY'S PAPERS
3.RUBY TUESDAY
4.CONNECTION
5.SHE SMILED SWEETLY
6.COOL,CALM AND COLLECTED
7.ALL SOLD OUT
8.MY OBSESSION
9.WHO'S BEEN SLEEPING HERE?
10.COMPLICATED
11.MISS AMANDA JONES
12.SOMETHING
HAPPENED TO MY YESTERDAY
【1967】
1967年1月、イギリスでは6枚目のオリジナル・アルバムとしてリリー
スされたましが、アメリカ盤とは、収録曲が異なっていました(CD化されたのは、
アメリカ盤)。イギリス2位、アメリカ3位。
アメリカ盤には、“LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER”(イギリス3位、ア
メリカ55位。歌詞が問題となる)“RUBY TUESDAY”(アメリカ第1位)と
いったヒット曲が収録されています。
しかし、イギリス盤に収録されていた“PLEASE GO HOME”が外されているの
は残念です。この曲は、明らかにビートルズの『リボルバー』の影響を受けている
のですが、R&Bからの脱却を目指そうとする、彼等の意欲が伝わって来る曲の一つです。
かつてジョン・レノンが述べていたように、この時期のローリング・ス
トーンズが、ビートルズの影響を受けた曲やアルバムを作ったことは確であ
り、アルバム『サタニック・マジェスティーズ』や、“WE LOVE YOU ”等を、
ジョン自身もその例としてあげています。
『サタニック・マジェスティーズ』のジャケットには、ビートルズの写真ま
で配置してありました。
“COMPLICATED”は、リズムに注目。
“MY OBSESSION”は、不思議な魅力を持つ曲で、チャーリーのドラミングが
印象的。
“MISS AMANDA JONES”は、ノリのいいロックで、ビートルズのよう
なサウンドだという解説もありました。
スルー・ザ・パスト・ダークリー(ビッグ・ヒッツ VOL.2)
THROUGH THE PAST,DARKLY(BIG HITS VOL.2)
1.JUMPIN' JACK FLASH
2.MOTHER'S LITTLE HELPER
3.2000 LIGHT YEARS
FROM HOME
4.LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER
5.
YOU BETTER MOVE ON
6.WE LOVE YOU
7.STREET FIGHTING MAN
8.SHE'S A RAINBOW
9.RUBY TUESDAY
10.DANDELION
11.SITTIN' ON A FENCE
12.HONKY TONK WOMEN
【1969】
イギリスにおける、2枚目のベスト・アルバム(イギリス第3位)。
アメリカ盤とは、選曲が異なります。
“JUMPIN' JACK FLASH”は、ステージでも必ず演奏される代表的なロック
です。サイケデリックの後にこのようなロックの傑作が生まれたというのも、
興味深い事です(個人的にも、ストーンズといえばこの曲と言えるほどの、
代表曲だと思っています)。
印象的なギター・リフは、ビル・ワイマンの発案。イギリス、アメリカ共
第1位。
“2000 LIGHT YEARS FROM HOME”“SHE'S A RAINBOW”は、『サタニック・
マジェスティーズ』収録曲。前者は90年代のライヴ(日本公演も含む)
でも取り上げられた、サイケデリックを意識した曲(個人的にも、気に入って
います)。後者は、アメリカでシングルリリースされて、25位まで上昇した
美しい曲(やはりお気に入りの曲)。
“RUBY TUESDAY”(アメリカでは第1位)も、美しいバラード。
“WE LOVE YOU”(イギリス8位、アメリカでは50位)は、ミックとキース、そ
れにブライアンが、相次いでドラッグの為に警察のお世話になった頃に作られ
た曲。“ALL YOU NEED IS LOVE”を意識した曲で、この曲にミックとキースが
コーラスで参加した返礼として、ジョンとポールがコーラスで参加しています。
“DANDELION”は、“WE LOVE YOU”のB面だった曲。アメリカでは14位ま
で上昇(時代を象徴するサウンドで、いい曲です)。
“HONKY TONK WOMEN”は、ミック・テイラー加入後初のシングル(イギリ
ス、アメリカ共第1位)。
レット・イット・ブリード
LET IT BLEED
1.GIMME SHELTER
2.LOVE IN VAIN
3.COUNTRY HONK
4.LIVE WITH ME
5.LET IT BLEED
6.MIDNIGHT RAMBLER
7.YOU GOT THE SILVER
8.MONKEY MAN
9.YOU CAN'T ALWAYS GET WHAT YOU WANT
【1969】
イギリス10枚目の、ミック・テイラー加入後初のアルバム。
イギリス1位、アメリカ3位。
ブライアン・ジョーンズは、音楽的才能を有していたにもかかわらず、ド
ラッグの犠牲となり、結局バンドから脱退することになり、その直後自宅プー
ルで他界しました。
“GIMME SHELTER”はライヴでもよく演奏されますが、同名の映画(ツアー
の記録映画)では、オルタモントの悲劇的事件(ヘルスエンジェルによる、殺
人事件)も記録され、ロック史の暗部と重なる曲となりました。
“COUNTRY HONK”は、ヒット曲“HONKY TONK WOMEN”をカントリー風に演奏
している曲。
“MONKEY MAN”は、ドラッグそのものという内容で、決して好ま
しいものではないのですが、楽曲的には、なかなか聴かせてくれます。
“YOU CAN'T ALWAYS GET WHAT YOU WANT”(「無情の世界」)は、アルバム
中最高の力作。ロンドン・バッハ合唱団を加えた、7分以上の大作で、
楽曲的にも優れたものです。
メイド・イン・ザ・シェイド
MADE IN THE SHADE
1.BROWN SUGAR
2.TUMBLING DICE
3.HAPPY
4.DANCE LITTLE SISTER
5.WILD HORSES
6.ANGIE
7.BITCH
8.IT'S ONLY ROCK'N ROLL(BUT I LIKE IT)
9.DOO DOO DOO DOO DOO(HEARTBREAKER)
10.RIP THIS JOINT
【1975】
ミック・テイラーが脱退し、この時期、
未だロン・ウッドは加入していませんでしたが、彼等はアメリカ・ツアーを行いました。
このアルバムは、それにあわせてリリースされています。
イギリス14位、アメリカ6位。
『スティッキー・フィンガーズ』(1971)『メイン・ストリートのならず者』
(1972)『山羊の頭のスープ』(1973)『イッツ・オンリー・ロックンロール』
(1974)から、代表曲を収録しています(因みに、『山羊の頭のスープ』は、
アルバム・タイトルはともかく、楽曲はほぼ全曲気に入っているアルバム)。
『スティッキー・フィンガーズ』収録曲“BROWN SUGAR”は、
最近のライヴでも演奏される名曲(アメリカ第1位)ですが、確かドラッグを意味しています。
“BITCH”は、タイトルはともかく、流石はストーンズと思わせるノリのいいサウンド。
『メイン・ストリートのならず者』収録曲“TUMBLING DICE”も、ライヴで演奏される曲
(イギリス5位、アメリカ7位)。
“HAPPY”は、リード・ヴォーカルをキースが担当(アメリカ22位)。
『山羊の頭のスープ』収録曲“ANGIE”(イギリス5位、アメリカ1位)は、
ストーンズの代表的バラード。日本公演の時期にリリースされた事もあり、
日本のファンを意識した曲ともいわれています(日本公演はドラッグが祟って中止)。
“DOO DOO DOO DOO DOO(HEARTBREAKER)”も、『山羊の頭のスープ』収録曲(アメリカ15位)。
2005年5月、1981年にリリースされた編集盤『サッキング・イン・ザ・70's』と共に、
リマスター版を再発売。
リワインド 1971-1984
REWIND 1971-1984
1.MISS YOU
2.BROWN SUGAR
3.UNDERCOVER OF THE NIGHT
4.STARTME UP
5.TUMBLING DICE
6.HANG FIRE
7.IT'S ONLY ROCK'N ROLL(BUT I LIKE IT)
8.EMOTINAL RESCUE
9.BEAST OF BURDEN
10.FOOL TO CRY
11.WAITING ON A FRIEND
12.ANGIE
13.DOO DOO DOO DOO DOO
(HEARTBREAKER)
【1984】
1971年〜1983年のヒット曲を収録。イギリス23位、アメリカ86
位。
ディスコ・ビートに、ファンが驚嘆した“MISS YOU”(イギリス3位、アメリカ1位)
“BEAST OF BURDEN”(アメリカ8位)は、『女たち』(1978)収録曲。
銃撃戦のビデオクリップ、サウンド共に迫力ある“UNDERCOVER OF THE NIGHT”
(イギリス11位、アメリカ10位)は、『アンダーカヴァー』(1983)収録曲。
ライヴでもお馴染みの“STARTME UP”(イギリス7位、アメリカ2位)、ノリのいいロック
“HANG FIRE”(アメリカ20位)、そしてバラードの“WAITING ON A FRIEND”
(イギリス50位、アメリカ13位)は、アルバム“TATTOO YOU”(1981)収録曲。
“MISS YOU”同様、ミックのファルセット・ヴォーカルが聴ける
“EMOTINAL RESCUE”(イギリス9位、アメリカ3位)は、『エモーショナル・
レスキュー』(1980)収録曲。
“FOOL TO CRY”(イギリス6位、アメリカ10位)は、『ブラック・アンド・
ブルー』(1976)収録曲。
スティール・ホイールズ
STEEL WHEELS
1.SAD SAD SAD
2.MIXED EMOTIONS
3.TERRIFYING
4.HOLD ON TO YOUR HAT
5.HEARTS FOR SALE
6.BLINDED BY LOVE
7.ROCK AND A HARD PLACE
8.CAN'T BE SEEN
9.ALMOST HEAR YOU SIGH
10.CONTINENTAL DRIFT
11.BREAK THE SPELL
12.SLIPPING AWAY
【1989】
『ダーティ・ワーク』(1986)リリース後、ストーンズはソロ活動が活発になり、
ミックもソロ・アルバム発売後、単独日本公演を行っています。
ソロのプレッシャーでナーバスになっていたのか、途中で“GIMME SHELTER”の歌詞を失念
したり、声が出なくなったりと、彼にとっても不本意なライヴになりました。
しかし彼はエネルギッシュにステージを走り回り、ノリを維持していました。
ストーンズらしいロック“SAD SAD SAD”(ドイツではシングル・リリース)が、
オープニングを飾るこのアルバムは、解散説まで出た後に、前作から3年振りにリリースされ、
日本でも好評でした。
イギリス2位、アメリカ3位。
シングル・リリースの“MIXED EMOTIONS”は、イギリス36位、アメリカ5位。
“ROCK AND A HARD PLACE”“ALMOST HEAR YOU SIGH”(アメリカ50位)も、
シングルリリースされています。
“TERRIFYING”は、ヨーロッパでシングル・リリースされました。
ハードに迫る“HOLD ON TO YOUR HAT”は、ストーンズが健在であることを証明するロック。
軽快な“CAN'T BE SEEN”、バラードの“SLIPPING AWAY”は、キースがリード・ヴォーカルの曲。