キハ20系(KATO)

H20年11月22日改4−72


 KATOのキハ20系、キハ20形、キハ25形、キハユニ26形。

 キハ20系は日本全国で活躍した一般形気動車です。 それまで中心だったキハ17などよりも車体が広くなっています。 キハ17やキハ58など他の形式とも繋がって走る事もよくありました。
 キハ20形は両運転台タイプでエンジンを1機搭載。 約400両造られました。 0番代は側面の窓の上部がHゴム固定、下が上昇の2段の窓でした。 200番代は台車がDT22に変更になり、側面窓も2段上昇に変更。 この形式の中心の形式です。 500番代は外観は200番代と同様ですが、室内灯が蛍光灯になったなどの違いあり。
 キハ25形は片運転台タイプで、エンジンは同じく1機。 キハ20形よりは少なく、130両程が製造されました。 0番代はキハ20形0番代同様、側面窓の上部がHゴム固定のタイプ。 200番代はキハ20形の200番代と同様となり、やはりこの形式の中心となるグループ。 300番代は外観上は200番代と同様で、室内灯が蛍光灯になったなど。
 キハユニ26形は片運転台タイプの半室郵便、荷物、半室客室の合造車。 エンジンは1機。 キハ25形200番代、300番代と同時期に60両弱が製造されました。 途中からキハ25形300番代と同様の特徴を持つようです。 車番のアンダーラインの所をクリックすると模型の写真が見られます。 H15〜19年導入車。

 (6001-1) キハ20一般色      (キハ20 371 M車)
 (6001-2) キハ20首都圏色     (キハ20 371 M車)
 (6002-1) キハ20一般色      (キハ20 371)
 (6002-2) キハ20首都圏色(旧製品) (キハ20 371)
 (6003-1) キハ25一般色(旧製品)   (キハ25 224 M車)
 (6005-2) キハ25首都圏色(旧製品) (キハ25 224)
 (6006-1) キハユニ26一般色      (キハユニ26 30)
 (604) キハユニ26一般色(旧製品)  (キハユニ26 45 M車)

 連結器:アーノルドカプラー

 KATO製キハ20、キハ25、キハユニ26の3種類は、それぞれに一般色と朱色一色の首都圏色があります(最近のカタログ上では)。 キハ20とキハ25にはそれぞれの色にモータ付きとモータ無しが存在しますが、キハユニ26は現在モータ無しのみです。 モデルとなっているのは2段上昇窓の車。 元は日本のNゲージの初期の製品の一つです。 H17年以降に再生産された物は床下がグレーで、車輪も黒色。 動力も新しい物に替わっています。 大昔のM車は台車、カプラー付近の形状に違いがあります。
 窓の作り方、エンジンがただの四角い箱だったりと明らかに世代が違う製品。 前面窓横も少々荒れた感じ。 前照灯、尾灯も点灯出来ません。 旧動力の物は音も大きく、走りも新しい物と比べるとスムースとは言えず。 車輪の直径もやや大きめです。 M車、T車、車体色が違っても車番は同じなのは直して欲しかったのですが。 昔生産された車両は現行品と違う車番で、書体も違う物があります。 分解は屋根にあるツメを窓ガラスパーツから外し、屋根を外してからガラス、車体の順番に外しますが、慣れてないと少々困難かも。 最近のM車は床下からガラスに掛かるツメを外せば車体が外せます。 その為車体内部に若干の違いがあります。 貫通ホロは前後両方に付いています。 転がりは良好。
 昔ながらの姿を店で見つけて思わず買ってしまいました。 作りと値段が大昔とほとんど変わっていません。 形は古くても雰囲気を持った製品です。 国鉄時代の非電化区間のローカルな雰囲気には結構向いていると思います。 私としてはそのまま大事にしたい車両です。


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