H17年12月18日改3−73
ワム90000は時速75キロ対応の2軸の有蓋車で、ワム23000などからの改造車と新製された車両があります。 ワム123000代のように、ワム23000に+100000の番号もあったようです。 S28年頃から改造、新製され、18000両位居たと思われますが、既に全て廃車。 15t積。
ワム80000はパレットと呼ばれる台に荷物を載せて運ぶ為に造られた2軸の有蓋車。 ワム80000は製造された時期から2種類に分けられます。 最初はワム60000などと同年代のS35年頃で、車番が80000代や180000代の17500両位。 次が車番280000代、S50年頃の8500両程。 共に15t積の時速75キロ対応車で、車体はとび色。 280000代の車両は車軸の間隔がやや広い。 妻面に雨どいがある。 扉がアルミ製(とび色に塗装)等の違いがあります。 280000代の軸受けを改良した380000代が登場しましたが、こちらは車体が青で、転がりが良くなったようです。 その他ワム480000代やワム580000代もあります。 数が多く、ワム80000は貨車の代表形式の一つです。
ワラ1は時速75キロ対応の2軸の有蓋車で、ワム60000をやや大きく、軽くし、17t積にした車両。 S37年から新製、17000両以上が造られ、これも代表形式の一つ。 既に全て廃車。
現在残っているのはワム280000以降の車両のみのようですが、数は年々減り続けているようです。 車番のアンダーラインの所をクリックすると模型の写真が見られます。 H15〜17年導入車。
(8029) ワム90000 (ワム90896)
(8039) ワム80000 (ワム286723)
(8033) ワム380000 (ワム380276)
(8025) ワラ1 (ワラ6542)
(10-465) ワム380000
8両セット (ワム380022)
連結器:アーノルドカプラー
このKATO製ワム80000こそ私を貨物の道に引き込んだ張本人。 昔は。 黒いタンク車が居たり、有蓋車が居たり、無蓋車も混ざったりと色々な車両を繋げた貨物列車が沢山走ってました。 ボギー車や2軸の貨車が混ざって、車輪の音が不規則に変化しました。 また、忘れていけないのは、走り出したり停まったりする時の連結器の音。 順番にガチャ、ガチャ、ガチャと音を立てて行くのも貨物らしさ。 KATO製の2軸貨車はカプラーの部分にバネが入ってない為、連結器が斜めを向いてしまう事もあり、繋げるにはやや手間が掛かる場合があります。 が、バネが入ってない為に、速度が変わる時などにカプラーのプラスチックがカチャカチャと音を立てるのです。 それが本物の連結器の音を連想させてしまったのが始まり。 車輪の音も含めて、Nゲージでも貨物列車の音を楽しむようになってしまいました。
ワム90000、ワム80000、ワラ1、全てに側ブレーキテコが表現されていたり、ワム380000はワム280000代との軸受けの違いも表現されています。 ただしワム80000は車体が大きめでワム80000のみの列車向きです。 ワム280000以降とするならば妻面に雨どいは欲しかった。 ワム380000特別企画品8両セットも車番と石巻港駅常備の表示が付いた以外は通常のワム380000と同じ。 ワラ1はサスペンション機能付きで軸受けが上下に動きます。
8両セット以外の4種類は2両入りで、以下のような番号が印刷されています。
ワム90000: 90896、91009
ワム80000: 283912、286723、ワム380000: 380063、380276。
ワラ1: 1234、6542
ワム380000(8両セット):380022、380189、380237、380314、380371、380386、380433、380480
全て比較的最近導入したので車輪は黒色。 音の小さい機関車と組み合わせるのがベスト。 黒いワム、ワラは貨物列車の中に適当に散らして組み込む事が多いです。