20系客車(旧製品)(KATO)

H15年11月17日作成−74


 KATOの20系客車(旧製品)。

 20系客車は昭和33年「あさかぜ」でデビュー。 編成に電源を供給するマニ20。 一人用個室「ルーメット」と二人用個室を持つナロネ20。 プルマンタイプの2等寝台(A寝台)ナロネ21。 3段式寝台車ナハネ20。 最後部は丸いデザインの展望車のようなナハフ20。 マニなど電源車(荷物車)以外は空気バネ台車です。 「さくら」、「はやぶさ」・・・と仲間を増やし、車両もオール寝台化へ進みました。 24系や新幹線などに押され、急行格下げや廃車となり、現在は全車が廃車。 途中までは日車製が0番台。 日立製が50番台と車番が分けられていました。 食堂車などの内装も0番台と50番台でデザインが違うなどの特徴もありました。 ナロネ21の初期の車両は車掌室取り付け改造され+500番。 ナロネ22全車も同様に+100番となりました。 20系客車の成功はとても大きかったと思います。 車番のアンダーラインの所をクリックすると模型の写真が見られます。 写真ではカニ21以外をKATOカプラーNに交換してあります。 S50年頃〜導入。

 (505) カニ21    (カニ21 8
 (506) ナロネ21   (ナロネ21 117
 (507) ナシ20    (ナシ20 12
 (508) ナハネ20   (ナハネ20 126
 (504) ナハネフ23  (ナハネフ23 2
 (509) ナハフ20   (ナハフ20 4
 (10-305) 国鉄20系客車セット

 連結器:アーノルドカプラー
 カニ21、ナハフ20はテールマークシール付き、セットはテールマークシール2枚付き

 20系客車旧製品は関水金属の早い時期に製品化された物。 写真の中のカトーカプラーNに交換されている車両は単品をバラバラに揃えた物で、時期により台車、車輪、ケース、ナンバーの色などに違いがあります。 写真の中で一番古いのはナハネフ23。 カニ21は10-305セットの物。 セットの中身は、カニ21、ナロネ21、ナシ20、ナハネフ23、ナハネ20、ナハフ20の6両。 車両の番号は実際に存在した番号で、昔の製品からセットまで同じ車番が使われています。 製造時期により一部の材質にも違いがありそうで、セット品よりも昔の単品の方が歪みが少ないような感じ。 テールマークシールは、あさかぜ、さくら、みずほ、はやぶさ、富士、ゆうづる、日本海、あけぼの、あかつき、つるぎ、瀬戸、北星、安芸、出雲、彗星の15種類。
 昔の作りの車両なので、窓もはめ込みではなく、尾灯、室内灯にも非対応。 カニ21は違う台車なのですが、他車と共通の空気バネ台車付き。 手を加えたらどれだけ現行品レベルに近づけるかなぁと思案中。 しかしカトーカプラーにはしたものの、出来るだけそのまま残したい気もするので悩む所。 あさかぜデビュー時は東京-(EF58)-姫路-(C62)-広島-(C62)-下関-(EF10)-門司-(C59)-博多と牽引機のリレー。 EF60、EF65、EF70、EF80、ED76、ED75、ED72、ED73、DF50、DD51、C11、・・・と色々な機関車が牽引したので模型向きな車両かもしれません。 私はオール寝台化したかったので、ナハネフ22を出して欲しかったのですが。 これから20系客車を買いたいと言う人には車種も多く、比較的安価な現行品の方お勧めします。


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