H20年11月22日改2−93
ワム80000形はパレットと呼ばれる台に荷物を載せて運ぶ為に造られた2軸の有蓋車。 現在はコンテナによる輸送が貨物の中心ですが、貨物輸送の中心を、コンテナとパレットのどちらが良いかと検討された事もあったようです。 ワム80000はワム60000などと同年代のS35年頃製造の車番が80000代や180000代の17500両位。 車番280000代、S50年頃製造の8500両程に大きく分かれます。 共に15t積の時速75キロ対応車で、車体はとび色。 280000代の車両は車軸の間隔がやや広く、妻面に雨どいがある。 扉がアルミ製(とび色に塗装されてます)等の違いがあります。 280000代の軸受けをコロ軸受けに改造した380000代が登場しましたが、こちらは車体が青く、転がりが良くなったようです。 その他ワム480000代やワム580000代もあります。 数が多く、ワム80000は貨車の代表形式の一つです。
現在残っているのはワム280000以降の車両のようですが、数は年々減り続けているようです。 それでも(380000代を含む)ワム80000を何十両と繋げた貨物列車が今も走っています。 車番のアンダーラインの所をクリックすると模型の写真が見られます。 H15、20年導入車。
(2703) ワム80000
(旧製品) (ワム89003)
(2714) ワム80000 (ワム284232)
(2715) ワム380000 (ワム380462)
連結器:アーノルドカプラー(2714、2715:密自連形TNカプラー0395オプション)
今のコンテナ車を長々と連ねた列車と違い、昔は色々な車両を繋げた貨物列車が沢山走っていました。 そんな列車には黒いタンク車が居たり、有蓋車が居たり、無蓋車も混ざったり。 ボギー車や2軸の貨車が混ざって、車輪の音が不規則に変化しました。 そんな中でとび色のワム80000は色の変化を付けていました。
旧製品のワム80000はブレーキテコが表現されていません。 ここにはありませんが、旧製品のワム380000代はワム280000代との軸受けの違いも表現されていませんでした。 この製品で一番不思議な事は車番。 形状はワム280000代で車番がワム89003。 そして形式と説明がワム80000形。 車番のワム89000代はとても少数の形式で、ワム80000形とするには問題ありと思いますけれど。 車番が280000代ならば問題にならないのですが。
H20年にワム80000、ワム380000共に下回りを改良。 車体は旧製品と同じようですが床下は改良され、ブレーキテコの再現、ワム380000はコロ軸受けも再現。 カプラーもアーノルドですが新しい形状(SCカプラー)になっています。 ワム80000の屋根は白い塗装のされた状態、ワム380000は屋根も青い状態です。 カプラーを外す場合には後ろにあるカプラーを中心に戻す為の板を無くさないように注意して下さい。 車輪は銀色、転がりは良好。
タンク車や有蓋車、無蓋車などを連ねた列車に変化付けるにはとび色のワム80000は良いのですが、他車と混ぜると背が低く感じるかも。