H18年3月4日作成−97
キハ55系は日本全国で活躍した準急形気動車。 S31年に気動車では初めての優等列車用として登場。
キハ55は片運転台で、エンジンは1両に2機搭載。 0番代はバス窓と呼ばれる窓の形状で、45両程が製造されました。 初期の台車はDT19ですが、途中からDT22付きとなります。 100番代は一段上昇窓になり、270両程ありました。 キハ55をエンジン1機にしたのがキハ26。 エンジン2機搭載の力で準急日光や新幹線が出来る前の準急ひかりなど非電化区間の準急〜急行のスピードアップや無煙化に力を発揮しました。 しかし後に登場のキハ58系の評判が良く、キハ55系はローカル線などに活躍が移って行きました。 車番のアンダーラインの所をクリックすると模型の写真が見られます。 H17年導入車。
(B-005) キハ55首都圏色 (キハ55 首都圏色)
連結器:アーノルドカプラー
今回はWin製のキハ55形の内、首都圏色の2両入り塗装済みキットを取り上げます。 モデルとなっているのは1段上昇窓の車。 組立はほぼはめ込んでゆくだけで簡単。 フロントガラスはデフロスタの表現のある物と無い物が入っていましたが、今回は見た目が良かったデフロスタ付きを使いました。 側面の窓ガラスははめ込みですが、車体とガラスやHゴム部分との隙間が大きめで作りは古め。 床下の形状がKATO製のキハ58とそっくりで(機器は本来違うのですが)、台車から立ち上がった集電板の通る穴まであります(付属の台車には集電板がありません)。 床下の部品のツメが窓ガラスにはまり固定されるようになっているので、現行KATOのキハ58の床下はそのままでは使えません。 ライトは非点灯。 座席の表現もありません。 加工すればKATO製のパーツでライトの点灯や動力車に改造出来そう(私は試してません)。 台車はビスではなくピンで固定。 車番のインレタが入っていますが、文字が一部の文字が乱れてました。
自分で加工しない人や床下機器の形状などが気になる人にはお勧めしません。 窓ガラスの出来がもう少し良ければ・・・。 これも加工すればですがKATO製キハ20などと繋ぐには向いてかもしれません(私はKATOのキハ58に繋げる為に購入しましたが)。