東急5050系東横線(GREENMAX)

H18年5月1日作成−99


 GREENMAXの東急5050系東横線基本セット(4039)と増結セット(4040)。

 東急新5000系列の東横線用が5050系。 田園都市線用5000系、目黒線用5080系、横浜高速鉄道のY500系に続いて最後に登場がこの5050系。 この4種類は細かいところで少しずつ違いがあります。 5000系列は車体の上部が下部に比べてほんの少し狭く、わずかに台形のような形状。 床の高さをやや低くしたり、屋根上の冷房装置が奇数番、偶数番の編成で形状が違う、前照灯が青白い光のHIDなどの特徴もあります。
 5050系のみ車体幅が2cm程広く、幕板部の帯がさくら色、FRP製の前面部分が他の5000系列よりもやや長めになってます。 行き先と種別の表示がLEDで、特に白い文字表示とフルカラーの種別表示が目新しいところでした。 H16年に登場、東横線、みなとみらい線で活躍中。 車番のアンダーラインの所をクリックすると模型の写真が見られます。 写真では先頭車にアンテナ取り付け、デハ5350にヒューズボックス、避雷器取り付け、サハ5450、クハ5850にはしご仮付け、一部車両に行き先等のシール貼り付け状態。 H18年導入車。

 クハ5150 (基本セット)  (クハ5150)
 デハ5250 (基本セット)  (デハ5250)
 デハ5350 (基本セット)  (デハ5350 M車)
 サハ5450 (増結セット)  (サハ5450)
 サハ5550 (増結セット)  (サハ5550)
 デハ5650 (増結セット)  (デハ5650)
 デハ5750 (増結セット)  (デハ5750)
 クハ5850 (基本セット)  (クハ5850)

 先頭車:前照灯、尾灯点灯
 室内灯:オプション(集電板セットNo.98-3/TR200とTOMIX製0755または0786等必要)
 連結器:アーノルドカプラー
 ステッカー(各種マークなど):付属、車両マーク(車番インレタ等):基本セットに付属
 奇数編成用クーラー:オプション(No.6711)

 東急新5000系シリーズの一番手として5050系が登場。 基本と増結セットで実車同様の8連になります。 屋根上の冷房装置は偶数番の編成の形状が付いてます。 完成品とは言っても、アンテナ、ヒューズボックス、避雷器、はしごの取り付け、更には行き先のシールを貼らないと前面に銀色が目立つなどユーザーの作業は沢山あります。 先頭車とM車以外は台車に集電の部品が無いので、室内灯を取り付ける場合には別売りの集電板セットも必要です。
 実車は場所によりステンレスの質感が違いますが、模型では色の違いが表現されなかったのは残念。 同社製キット同様に床下機器は床下の両端に貼り付けた形状で、5000系用の床下機器なのですが彫りが浅めで、取り付けももう少し綺麗にして欲しかった。 床下に付くはしごは接着剤無しで付くと説明書にはありますが、実際には床下機器の取り付けが良くない為に、はめ込むだけでは固定できません(本来は車体と床下機器の間に挟まるハズ)。 やや前面FRP部分が大きめに見えますが何とか許容範囲内か。 前照灯はチップLEDで、白ならば良かったのに黄色い。 FRP部分のさくら色の帯はシールまたはインレタでユーザーの取り付けです。 車輪は実物が黒いのに模型は銀色なので目立ちます。 モータの音が大きいのも難点。 集電板付きの台車は車輪の転がりが悪いです。 モータ付きのデハ5350だけ車高が若干低め。 分解は床から外すタイプですが、前面の行き先シールの取り付けは前面のガラスを外します。
 このままで満足できる人、または手を加えるのを覚悟の人以外には現状ではお勧めしません。 ここまでユーザーの作業があるならばキットでも手間は変わらなかったようにも思えます。 むしろキットの方が綺麗に仕上げられるのでは?


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