JRキハ54形500番代(GREENMAX)

H20年1月27日作成−110


 GREENMAXのキハ54形500番代2両編成セット(4004)。

 国鉄末期に北海道用に登場したキハ54形500番台。 製作コスト、ランニングコストの低減とアコモデーションのイメージチェンジ、ワンマン運転の準備工事などを考慮して作られました。 酷寒地仕様で、窓は2重窓。 登場時は内装が2種類あり、501〜526番は車端部がロングシートのセミクロスシート車。 527〜529番は新幹線0系の転換クロスシートを使用した急行用で外観では窓上にも赤帯が入っています。 キハ185系と同じ250馬力のエンジンを2機搭載。 非冷房、ステンレス車体で従来車より加速性能は大幅に向上しています。 従来車と混結も可能で最高速度は時速95キロ。
 後にセミクロスシート車もクロスシート部分の座席が特急用と交換されました。 現在は更新工事も行われ、帯の色が変わり、台車も空気バネ付き、座席も交換されています。 道北、道東で活躍中。 車番のアンダーラインの所をクリックすると模型の写真が見られます。 写真はベンチレーター、列車無線アンテナ、ホイッスル、貫通幌を取り付けた状態。 H19年導入車。

 キハ54 500 M車  (キハ54 501 M車)
 キハ54 500 T車  (キハ54 523)

 先頭車:前照灯、尾灯各車両片側のみ点灯
 室内灯:オプション(TOMIX製0755、0756または0786)
 連結器:自連型TNカプラー
 車番、区名、定員、ATS表記、ヘッドマーク、サボステッカー付属

 今回は526番までのセットですが、急行用車のセットも発売されてます。 2両セットですが1両がモータ付きで1両はT車。 完成品とはなってますが、ベンチレーター、列車無線アンテナ、ホイッスル、貫通幌の取り付けはユーザーです。 動力ユニット、床パーツ、台車はTOMIXのキハ58の部品をそのまま利用しています。 床下機器の形状もキハ58と同じで、本来のキハ54とは違います。 室内灯を取り付ける場合には車体の天井を一部切り取る必要があります。 室内灯もTOMIX製を使用(M車は0755か0786、T車は0756か0786)。 前照灯と尾灯はM車はトイレの無い方、T車はトイレのある方のみ点灯可能ですが、床下のスイッチで消灯も可能。 車体はM車、T車ライトの点灯する向きに合わせて入れ替え可能。 車番はM車が501(旭アサ)で、T車が523(釧クシ)ですが、付属のステッカーを貼ることで変更出来ます。 付属するステッカーには車番501〜529と区名(釧クシ、函ハコ、旭アサ、札ナホ)、定員、ATS、ヘッドマークとサボ類があります。 区名、定員は印刷済みですが、H20年再生産品からは車番等はユーザーが付けるようで、ステッカーの内容も変更のもよう。 車輪は銀色。
 車体の出来はまずまずですが、モータ等TOMIXの車両そのもの。 最初からボディマウントのTNカプラーが付いてます。 ホイッスル等の取り付けは無くさないように慎重に。 スカートが小さなツメだけで付いているので外れやすいです。 T車の車輪の転がりはあまり良くありません。 前照灯、尾灯ははチップLEDを使用。 モータの音はやや大きめ。 分解は床から外すタイプです。
 急行用ならば問題無いのですが、ライト類が前か後ろかの片方しか点灯しないので実車には多い単行に使いにくいのは難点。 前照灯か尾灯が点灯しなくても良ければ問題ないですが。 床下はキハ54用の物を付けて欲しかったです。 TOMIXにキハ185系でもあれば良かったのかもしれません。 キハ54らしさはあります。 実車は更新工事が進んでいるので、更新後の車両にも期待したいところです。


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