卒業にあたって一言

 

     生涯教育専攻 4回生 今井 俊郎

 

これから学生生活が始まる人、気づいたらあと一年の命になってしまった人、まだまだ学生生活を満喫したるでえ!!という人、それぞれに読んでもらえると嬉しいなと思いながら書きました。ぼちぼち読んでみてください。

さて、私が思うに、大学生生活には次の二つのパターンがあると考えます。1.自分タカメのため  2.自分探しのため しかし、どちらの場合も社会人になるための準備期間であるということが大前提であることに違いはありません。つまり、どちらのパターンで学生生活を送っても、4年たてばみんな卒業して社会に出なくてはならないので、せっかくなら全力で力いっぱい「自分タカメ」や「自分探し」の時間を楽しまなくてはもったいないとおもいます。三年次生までに力いっぱいやりきったひとには、自分のやりたいことも分かってくるし、就職もよい結果がついてくるはずです。 私の場合は1.自分タカメでした。一年次生のときはウエスタン部とスキー同好会を掛け持ちして両方に全力投球して練習やライブに取り組みました。更に学科会の活動にもかなり参加していたので、学祭の時期はテンヤワンヤの毎日でした。でも、めっちゃ楽しかったし、いろんな先輩や仲間ができて、学祭の最後は感動で泣きまくっていました。その後、二年次生からは徐々にスキー同好会一本に打ち込むようになり、三年次生の時には主将を務めました。スキーに関しては全日本スキー連盟公認準指導員の資格も取得し、今後も選手として頑張っていくつもりにしています。

自分タカメの四年間ならば、とにかく自分のやりたいことを真剣にやりきる。中途半端や、遊び半分で終わってしまってはいけない。目標を定め、その目標にむかって気合入れるところは気合入れてやりきる。そうすると、自分を成長させてくれる問題や壁が自ずとやってきて、「これでもか!」と言わんばかりに自分を困難のどん底に突き落としてくる。しかし、様々な問題や壁を乗り越えれば、社会人になっても「きっちりデキルやつ」になれると思います。就職の面接の場面でも「自分はコレだけはどんな苦難があっても負けずにやってきました。その結果こんな成果がありました」という経験のある人は、面接官とのやり取りもしっかりできており、いすに座っているときからオーラがちがう。逆に、なんとなく四年間過ごしてきた人は、どこかオロオロしていて落ち着きがない・・・結局よい結果に結びつかないように思う。だから、自分タカメの場合は何かをやりきる四年間であればよいのではないかと思う。

自分探しの場合はどうか。とにかく色々なことをやってみればよいと思う。ただし、三年次生になる頃から、バイト・サークル・学科会・etc実にさまざまな場面で責任ある立場に立たされるようになりはじめる。こうなったら自分の行動によって周りの人々に影響が出る(後輩、友人、バイトの同僚、上司etc)つまり、自分の立たされている立場を自覚して、生きていかなければならないということ。これは、逆の立場からいうと、自分が周囲の人々から信頼され、一目置かれているということ。頼りにされているのです。ならば、その期待に応えてやらないはないでしょう。今までよりもちょっと気合をいれ、視野を広めに持って、仕事に取り組んでいけばいいのです。もし、失敗しても、しっかり謝って、次は二度と同じ失敗をしないよう心がけていけばよいのです。そうすれば、いつのまにか新しい自分を発見する手がかりが増えていて、今まで気づかなかった自分自身の良いところ、悪いところに気づかせてくれる。だから、どんどん新しいこと自分の興味あることに全力で取り組んでいけばいいと思います。ただし、「全力で取り組む」姿勢でなければ意味がない。ただの興味本位で終わってしまってはもったいないと思うからです。日々全力、たまに休憩くらいで、ちょうど良いのではないかと思います。

最後に、四年間という時間は、思ったより短く感じます。しかし、実際は高校生生活よりも長い時間をすごすのです。この四年間の間に自分の人生を左右するほどの出会いを必ずすると思います。とくに、全力で四年間を楽しんでいる人には、内容の濃い出会いがあるはずです。その出会いをいつまでも大切にし、線がいつまでも長く続くような関係を持てたら、より良い人生になるのではないかと思います。

最後まで読んでくれた方、長くおつきあいいただきありがとうございました。私は、人生は気の持ちようで、なんとでもなると考えています。座右の銘も『自信は過信から』です。この文章を読んで、明日からの学生生活の心構えを新たに持ってもらえたら嬉しく思います。気合入れて頑張っていきましょう!!!!