4年間を振り返って

 

生涯教育専攻 4回生 北川 萌子

 

 私は、昔から子供が好きで、将来は子供と関係のある仕事に就きたいとずっと思っていました。保育士になりたいとも思っていたのですが、なぜか生涯教育を選び受験しました。何か引き寄せられるものがあったんでしょうね()

 入学してからは、通学に時間がかかるので12回生である程度単位を取り大学生活後半はゆっくり通学できる生活を送りたいと思い、12回生で必死に単位を取りました。また、せっかく大学生になったのだから新しいことを始めようと思い弦楽部に入部しチェロを始めました。合宿に行ったり、休日は演奏をしに色々な所へ行ったりとそれなりに楽しい日々を送っていました。他にも、この大学時代にしかできない事を思う存分やろうと考え、天理教の学生会活動に参加したり、夏休みには1人で1ヶ月ホテルに住み込みでアルバイトをしたりしました。今から思えば色んな活動をする中でもどこへ行っても「子供が好き」と口に出して言っていたような気がします。

 2回生になった時、天理にある児童養護施設で働く友達から「子供が好きだったらこんなんしてみいひん?」とその施設内での家庭教師のボランティアを紹介してもらいました。週に1回たった2時間のことですが、今まで教わることしかしてこなかった私にとって、人にものを教えることの難しさを身をもって体験しました。

 3回生になって、今までの苦労が実り、取る単位も減って通学する回数も減るはずでした。しかし、クラブで3回生といえば自分たちが主体となって部を運営していかなければいけません。私は毎日クラブの為に学校に来て、演奏会を成功させるために力を尽くしました。もちろん楽しいことばかりではありませんでしたが、大学生活で1番思い出にのこった1年でした。

 4回生になり、クラブも引退しやっと通学する回数も減るだろうと思っていた矢先、「子供が好きだったら学童保育のバイトしない?」と先輩から声をかけて頂き天理で学童保育をすることになりました。そして、その学童保育先で、児童のお母さんに「子供が好きだったらこうゆうのがあるんだけど・・・」と声をかけて頂き、天理市の学力向上支援員として天理市の某小学校で1時間目から4時間目まで子供たちと一緒に学習することになりました。優雅な大学生活を送ろうと12回生で単位を頑張って取ってきたのですが、結局大学の1限目よりも早い時間にきて勉強することになりました。しかし、朝が早いことを除けば、教育実習に一年間行かせてもらったような感じで、非常にラッキーな体験をすることができました。

 このように私は、大学の4年間で貴重な体験を色々させていただきました。今振り返ると充実した大学生活だったと思います。生涯教育の友達と出会えた事もまた、私にとってとても刺激になりました。生涯教育の人達は、誰かが困っていたら自分事のように心配し、みんなが手をさしのべてくれるような人たちでした。そうゆう友達を見ていて、私もそうゆうことができる人間になりたいと思いました。大学は専門分野をより詳しく学習する場だと思いますが、同時に人間関係を学習する場であるとも私は思います。 

 私が出会った人々から色々なチャンスをもらったように皆さんも色々な人と出会い、チャンスに巡り合えたら最高に楽しい学生生活を送れると思います。まずは、目標を立て、それをどこに行っても言う!!これが、私なりに4年間を経験した結果です。何事も行動が第一です。まずは動き出してみてください。