天理大学生涯教育専攻研究室『生涯教育研究』、第4号、2000
成 人 の 意 図 的 変 化 と 援 助 資 源
岡田 龍樹
1.成人の意図的変化
(1) 意図的変化への注目
いうまでもなく、人生は変化の連続である。歳を重ねるごとに自分自身や自分を取り巻く環境は変化していく。それらの変化は、無意識のうちに起こっていることもあるだろうし、自分の意志とは関係なく突然降りかかってくるものもあるだろ。しかし、人は自分の人生をより善くするために、明確な意図を持ってみずから変わることを選択し、努力のすえに望んだ変化を達成することもできる。
無意識の変化の源泉を確認し、その影響力を見定めることは重要である。しかし、さまざまな専門分野(例えば、宗教、カウンセリング、ソーシャルワーク、生涯学習)の援助者は、意図して変化しようとする人びとに対してよりよく貢献できるかもしれない。
カナダの成人教育学者アレン・タフ(Allen Tough)は、こうした関心のもと「意図的変化に限定して、その全領域を包括的に焦点化」(Tough,A.,1982,p.13)して面接調査を実施した(注1)。調査対象となったのは、カナダ、アメリカ合衆国、イギリスの3カ国の25歳から85歳の男女150人で、調査時から過去2年の間に144人がなんらかの意図的変化を達成していた。
(2) 意図的変化の領域
調査で分析されたのは、144人がそれぞれ最も大きくて重要だと回答した144の意図的変化である。全体では、@仕事、職業、訓練、A人間関係、感情、自己認識、B娯楽活動、C居住地域、の4つの領域における変化で75パーセント(4分の3)を占めており、「重要な意図的変化は4領域でとくに一般的」(p.25)である。また、各年齢層で「@仕事、職業、訓練」の占める割合は高く、働くことが生涯を通じて人びとにとって重要な意味をもっていることがわかる。
表1 変化の領域
領 域 | 全 体 | 25 〜 39 | 40 〜 59 | 60 〜 |
@仕事、職業、訓練 | 33 | 43 | 29 | 12 |
A人間関係、感情、自己認識 | 21 | 28 | 15 | 18 |
B娯楽活動 | 11 | 11 | 10 | 18 |
C居住地域 | 10 | 8 | 8 | 24 |
D家庭および家計の維持 | 7 | 3 | 13 | 6 |
E身体的健康 | 7 | 3 | 10 | 6 |
Fボランティア活動 | 3 | 2 | 8 | 12 |
G宗教 | 3 | 2 | 3 | 6 |
H基礎能力(読み、目標設定、自動車運転等) | 3 | 2 | 3 | 0 |
数字は、年齢別に過去2年間でもっとも大きくて重要な意図的変化の領域の
百分率を表している。(N=144)
Tough,A.,1982,pp.26,36
2.意図的変化の援助者
(1) 変化を達成するための3つの課題
成人が変化を達成するまでに、みずからが、もしくは自分のためにほかの誰かがやり遂げた課題が3つ抽出されている。「選択」「計画」「実施」である。「選択」は変化することの決定であり、「計画」は変化を達成するための手順の決定、「実施」は変化を達成するために行った実際の手順である。
タフは変化が十分に「意図的」であると判断されるためには、変化がふたつの特徴を備えていることが必要だとする(p.20)。ひとつは「変化が明確に選択され、意図されている」ことであり、もうひとつが「その変化を達成するために、ひとつ以上の段階を経ている」ことである。「選択することと努力すること」というふたつの鍵となる要素によって、変化が意図的であることを確認しようとした。すなわち、変化を達成するための3つの課題は、「意図的」な変化を確認し、分析しようとする過程で抽出されたのである。
しかし、段階(steps)という言葉は単純ですっきりとした直線的な経過(a
simple neat linear path)を想像させるという理由で採用されず、課題(tasks)という言葉で表現されている。実際の変化では、「それぞれの課題は、変わろうとするさまざまな努力の場面で何度も達成されなければならないかもしれない」(p.52)からである(注2)。
(2) 援助資源の分類
変化を達成するための3つの課題は、必ずしも本人ひとりでやり遂げられるわけではない。いくつかの資源が役割を分担するかもしれない。援助資源は4つの視点で、6つに分類される。第1に人的資源かそれ以外の資源、第2に人的資源はさらに本人か他者、第3に他者はさらに専門家か非専門家、第4に専門家と非専門家はそれぞれ1対1の個人的関係かグループである(p.170)。
@本人
A非専門家
a.ひとり、もしくはそれ以上の家族、友人、親戚、知人、同僚、隣人で、
1対1という個別な関係である(ひとりもしくはふたりの他者がいても構わない)。
b.かなり定期的に会っており、いつも指導者もしくは重要な役割を担っている人とし
てプロフェッショナル、もしくは専門家を含まない人びとのグループ。
B専門家
a.援助することに支払いがなされているか、仕事としてそれを行っているか、
何らかの援助組織から派遣されているか、援助することを訓練された人で、
その人との関係が1対1という個別な関係である(ひとりもしくはふたりの
他者がいても構わない)。
b.上と同じような(支払われるか、雇われるか、派遣されるか、援助することを
訓練された)人が指導者、もしくは少なくとも重要な役割を担っているグループ。
(グループ、クラス、ワークショップ、講演はいろんな規模で起こりうるが、
少なくとも同じ部屋に4人以上の人がいること。)
C書物、ブックレット、雑誌、テレビ、フィルム、テープ、レコード
(3) 援助資源の貢献度
面接調査の回答者は、3つの課題のそれぞれについて、本人を含めた援助資源がどの程度貢献していたかをパーセンテージで評定するように求められた。すなわち、例えば「選択」の課題が達成されるために、それぞれの資源が何パーセント占めていたかを自己評価するのである。その際それぞれの課題において合計が100パーセントになることが要求されている。
表2 変化することを「選択」し、「計画」し、「実施」するために
どのような資源がどの程度貢献していたか?
資 源 | 選 択 | 計 画 | 実 施 |
@本人 | 68 | 69 | 73 |
A非専門家 a.1対1の個人 b.グループ内 |
23 2 |
19 2 |
16 1 |
B専門家 a.1対1の個人 b.グループ内 |
3 0.3 |
7 1 |
6 2 |
C書籍など人以外の資源 | 4 | 4 | 2 |
3つの課題のそれぞれに、回答者は各資源に百分率を割り振った。
数字は百分率の平均を表している。 Tough,A.,1982,p.53
3つの課題のいずれにおいても、「@本人」の貢献度がもっとも高く自己評価されている。「平均すると、変化の選択、戦略の計画、変化の実施をふくむ下位課題のすべてにおいて、責任の約70パーセントを本人が果たしている」(p.52)ことになる。
また、「C書籍など人以外の資源」はきわめて軽微であり、「B専門家」も「a.1対1の個人」「b.グループ内」の双方において小さな役割しか果たしていない。本人を除く外的な援助資源に限ると「A非専門家」が68パーセントを占め(p.65)、「B専門家」と「C書籍などの人以外の資源」を大きく上回る貢献度を示している。
3.専門家による統制の最適量とナチュラルヘルパー
(1) 専門家による統制の最適量
以上ここまでタフの調査研究を概観してきたのであるが、意図的に変わろうとする成人とその援助資源との接触を、あくまでも変化の主体である成人の側から明らかにしようとしている点が、その特徴として指摘できる。援助資源の貢献度は、自己評定にもとづく成人の主観を統計的に示したしたものである。これらの数字から外的な援助が重要ではないという結論は引き出せない。検討すべきは意図的に変わろうとする成人と援助資源との関係のあり方である。
そこでタフは専門家による統制(cotrol)の最適量という考え方を提示している(pp.104-107)。変化することにおいて本人が全く統制をもたないゼロの状況と、その対極として本人が100パーセント統制を維持している状況は、連続線で結ばれる。理想的な統制の範囲は連続線上にあって、所与の援助資源と成人と意図された変化の3つを要素として決定される。理想的な統制範囲の中にあるとき、意図的変化はより促進され、連続線上で統制がそれよりも高くなっても低くなっても、変化はうまく促進されない。
そして、成人は自分自身が援助資源として有効であるという自己認識をもっていること、専門家よりも非専門家の貢献度を高く評定していることから、専門家による統制の最適量はますます連続線上を低い方へと移動していくべきであるとタフは考える。すなわち、過剰な統制から責任の共有への移行である。人びとの自然(natural)に進行する変化の過程を専門家が制御することによって妨げてはならない。さまざまな領域のそれぞれの課題(変化の決定、計画、実施)において、統制の最適量を見出していくことが専門的援助者の重要な役割である。
(2) ナチュラルヘルパーの役割
一方、非専門家との相互作用はますます重要になってくることが指摘されている(pp.65-66)。非専門家による貢献度は1対1の関係で高く、グループでは低い。ピアグループや相互支援グループ、自助会、自発的学習グループは疑いなく重要であるが、それらは氷山のほんの先端を形成しているに過ぎない。非専門家による援助の多くはグループの会合のように構造化されておらず、もっと日常的であり、表面的には隠れていて見えない。それらは限定的なグループではなく、地域社会の相互支援ネットワーク(mutual
support net-works)や自然な援助者(natural helpers)である。
ナチュラルヘルパーはたいていが家族や友人であるが、同僚や、知人、行きつけの居酒屋店主や美容師であったり、ときには見知らぬ人のこともあったという。これは成人の日常の人間関係が自然な意図的変化の達成に無縁でないことを示しているともに、非専門家が有効な援助資源になりうることを教えている。専門的援助者のように能力に対する期待をもって関係を取り結ぶ場合と違って、日常的な人間関係は信頼にもとづいて形成される。こんにち社会心理学ですすめられている「信頼」研究は、意図的変化の主体である成人の側から援助資源との相互作用を考察しようとするタフの研究と共通のものであり、とりわけ非専門的援助資源との接触に関して重要な示唆を与えている(注3)。
−注1−
タフの調査研究は、1980年代初期に北米およびイギリスで実施された成人の意識調査である。この調査結果は今日の日本の状況にかなりの程度で当てはまり、その視点は大きな示唆を与えると筆者は考えている。わが国で同様の調査を実施することはさらに有意義であろうと思うので、末尾に調査票を翻訳し資料として付け加えておいた。
−注2−
タフは1979年の研究では、段階(steps)という言葉を使って成人の学習過程を表現している。例えば「望ましい知識と技能を獲得するために、学習者、もしくはそれに代わる人は多くの詳細な決定と計画をしなければならない。これらはどちらも学習エピソードを成功させる準備であるから、それらを事前段階(preparatory
steps)と呼ぶことにしよう」(pp.94-95)。さらにニーズの確認や学習方法の選択、目標の設定など、13の事前段階をリストアップした。こうした点を指摘してキャファレラ(Caffarella,R.S.,1993,p.28)は、タフの自己計画学習過程はフォーマルな設定で行われる学習過程(例えば、教室における教授学習過程)を成人に当てはめた、直線的段階的な学習過程研究であると評価・分類していた。
−注3−
他者(非専門家)との人間関係から利益(援助)を獲得するためには、既存の安定したコミットメント関係の外に人間関係を広げていくことも有用である。なんの情報にもとづくわけでもなく「他者一般を信頼する」という特性が人間関係を広げる原動力になるという「信頼の解き放ち理論」(山岸,1998)は、意図的によりよく変化する成人の資質や能力という点から参考になろう。
−参考文献−
Caffarella,R.S.(1993), Self-Directed Learning. New Directions for
Adult and
Continuing Education. n.57, Spring, pp.25-35.
Tough,A.(1979) The Adult's Learning Projects: A Fresh Approach to
Theory and
Practice in Adult Learning.2nd ed., Research in Education
Series No.1,
Toronto: The Ontario Institute for Studies in Education.
Tough,A.(1982) Intentional Changes: A Fresh Approach to Helping
People Change.
Chicago: Follett Publishing Company.
山岸俊男(1998)『信頼の構造−こころと社会の進化ゲーム−』東京大学出版会.
−資料(面接質問紙)−
面接員への事前注意
意図的な変化を正確に深く理解するためには、面接が十分にゆったりとしていて、徹底的な探査と対話に富んでいなければなりません。
面接の最初の部分で、あなたは対話に多くの時間をとって、相手が正確な事象と評価基準を獲得するよう援助することになるでしょう。「意図的変化」もしくは「変化の意図的な部分」という文言を使うなら、役立つかもしれない。議論が、実際の変化と変化するという決意との間で、行きつ戻りつすることも役立つかもしれません。いずれにせよどちらか一方だけの話をすると誤解を招きます。とりわけ重要なのはあなたが、第1章に提示された定義と評価基準を明確に理解しておくことです。
インタビューを通して、あなた方は必ず変化の正確な部分を焦点化して下さい。実際の変化のうち選ばれなかった部分は削除して下さい。また、変化のうちすでに達成された変化だけを含めて下さい。よりよい仕事を探すという決定は、決定として含められますが、新しい仕事へ移るという完了した変化としては含めません。
問1で、相手が変化(もしくは、変化の意図的な部分)を把握するのを援助するために、対話はとくに必要かもしれません。変化は複雑で、多面的で、絡み合っています。だから、結果として、変化の焦点を見極め、定義する方法は、多くの場合いくつか存在するのです。相手が一番良い方法で行うのを援助して下さい。
選ばれる変化についてあなたが次のような質問をすれば、変化はもっと明確になるかもしれません。すなわち「この領域で、あなたが変化しようと決定する前と比べて、現在、あなた自身、あなたの活動、あるいはあなたの周囲で、正確に違っているものは何ですか。」
問1に対する回答が確定するまで、あなたのメモは別の紙を使って下さい。その後で回答をデータ用紙に記録して下さい。
これらの質問は調査や学術的な目的には自由に利用しても構いません。しかし、出版社からの許可がなければ、売ったり商業的な目的で利用したりすることはできません。著者はこの面接質問にもとづくどんな研究に関わる情報も歓迎します。
面接質問
過去2年間のうちに、あなたは、自分自身の中で、あるいはあなたの活動や生活の中で、おそらくさまざまな変化を経験しているでしょう。
それらの変化の中にはおそらく偶然起こったものもあるでしょうが、今日私たちが焦点化している意図的な変化、すなわちあなたが達成しようと決定した変化もあるでしょう。
あなたの変化の中にはおそらく小さな、もしくはあまり重要でない変化もあるでしょう。しかし今日私たちが特に注目しているのは、あなたにとって特に大きくて重要な変化です。実際のところ、私たちの第一歩は、あなたにとって過去2年間でもっとも大きくて重要な変化を選び出すことです。それらは必ずしも巨大で、地球を破壊するようなものである必要はありません。それがほかの人にとっていかに大きくて重要であるかは構わないのです。私が必要なのは、あなたが思い出せる意図的な変化の中から、もっとも大きくて重要だとあなたが考える変化なのです。
あなたから得たすべての情報は研究の目的にのみ利用することをお約束します。この種の情報は記名である必要はまったくないのです。すべての質問に答えるのもあなたの自由ですし、もちろんいつ面接を中止するもあなたの自由です。
[シート#1−ここの図2を複写したもの−を提示する。以下の記述に合わせて適宜図を指し示す。]ここに概略図があります。いくつかの点であなたは自分自身や自分の生活について何かを変えようと決心しました。そのとき変化を達成するためにいくつかのステップを踏みました。それから変化を実際に達成しました。このシートをゆっくり見て下さい。書き込みをしても結構です。
[用紙の一番上の注意書きを指し示す。選択肢の例をひとつふたつあげて会話する。]
最終的にはもっとも大きな変化を選択していただきますが、その前に過去2年間で条件に当てはまるすべての変化を思い出していただきたいのです。しかし、たとえ大きくて重要な変化で2年以上にわたるものでも、すべてを思い出すことは無理です。そこで私がここに記憶を揺さぶるための用紙を準備しています。あなたがまだ言及していないとくに大きな変化を思い出すのに役立つでしょう。
時間をかけてゆっくりとやって下さい。[シート#2を提示する。相手が十分注意深くシートに目を通したら、問1にしたがって、もっとも大きな意図的変化を選択する方へと導く。]
1.意図的な変化(あるいは変化の中の意図された部分)とはどのようなものでしたか。 [できるだけ具体的に細かく示すこと。あなたの示しているものが変化であり、それは意図的なものであったということを確認する。その変化がシート#1の基準にあっていることを確認する。]
2.あなたが実際に達成したのは求めていた変化の何パーセントですか。 [相手の理解の手助けになるのなら、この問いを図式に関連させる。]
3−6.さらに4つの問いがあります。あなたの実際の変化のうち意図的な部分の表現にもっとも近い回答に○をつけて下さい。[シート#3を提示する。]
7.さて、3つの主要な課題へ注目を移しましょう。それらはあなたが変化を達成するために果たした課題、もしくは誰かほかの人があなたのためにやってくれた課題です。このシートの最初の部分に3つの課題の概要が記されています。 [シート#4を提示する。それから3つの課題を理解させて、それを相手の特定の変化に関連づる。これにはたっぷりと時間をかけるように。]
シートの最後の部分に、課題を果たした可能性のあるものをいくつか挙げてあります。たとえば、一覧の最初の可能性としては、あなたです。二番目は書物、ブックレットなどです。[間をとる。]
さて、最初の主要な課題を見てみましょう。シートの一番上を見て下さい。あなたはこの課題を果たすや責任をどのように分割しましたか。すなわち、課題の何パーセントをあなたがやって、何パーセントを一覧にのっている他の人がやりましたか。実際に最終的な決定をなした人を想定してるわけではありません。そうではなくて、私が想定しているのは、可能な変化を評価し、その結果を考量するなどの過程で、いくらかの役割を果たしている人もしくはものなのです。例えば、雑誌は初期の段階であなたに変化を考えさせたり、その変化があなたに可能であることを示したりするという点で、有用なものであるかもしれません。[もし可能ならこの人の特定の変化を例として加える。]この質問に対してパーフェクトに正確であるかどうかは気にしないで下さい。できる限りの評定でいいのです。10パーセント以下のカテゴリーを含めることに悩む必要はありません。[パーセンテージを記録する前に合計が100パーセントになっているか確認する。また、この問いと次のふたつの問いにおいて、b、c、d、eに数字がある場合は、特定の書物、人物、グループを簡単にメモすること。]
8.二番目の課題についても同様にしましょう。
9.さて、三番目の課題です。何がどれくらいの割合でしょうか?
10.わたしたちは、選ばれた意図的な変化について話しています。あなたは過去2年かで自分自身や自分の生活に起こった「無」意図的な変化で、これまで議論してきた変化よりもさらに大きくて重要な変化について考えることができますか?[もし答えが「はい」なら、無意図的変化、もしくは単なる変化を記録する。]
11.面接調査を通して、わたしたちは少なくとも部分的にでもあなたが達成した変化について話しています。過去2年間を振り返って、達成していないけれども、確かにあなたが「求めた」変化がありますか?[望まれた変化を記録する]
12.あなたが修了した最終的な教育資格はなんですか?
13.あなたはこの間は自宅外で雇用されていましたか? あなたの職業は何ですか?
14.あなたの年齢を教えていただけますか?[もし拒否されたら、予想して見積もる。]
[調査員は面接終了後、次の情報を記録する。]
[15.調査員による社会階層の見積もり]
[16.男性か女性か]
[17.人種もしくは民族の属性]
シート#1
過去2年間のあなたのすべての意図的変化のうち、もっとも大きくて重要な変化を選んで下さい。もし迷ったら、あなたの生活にもっとも影響を与える方、もしくはもっとも長く続く方を選んで下さい。
変化することを決定0000000000000000000000000000000000000実際の変化
この決定は過去24ヶ月00000000000000000000000000000000意図的な変化−あなた
以内になされた。000000000000000000000000000000000000が達成すると決定した
000000000000000000000000この変化を達成する段階00000000部分のみを含めて下さ
この変化は自発的に選 00000000───────────→000000 い。
ばれたものであって、
強制されたり、突然の000000000000000000000000000000000すでに達成されている
不幸を避ける必要から000000000000000000000000000000000部分のみを含めて下さ
ではない。 0000000000000000000000000000000000000000い(決定されたときから)。
シート#2
あなたが過去2年間の大きな意図的変化を思い出すのを助けるために、人びとが時々意図的に変化する領域をいくつか挙げておきました。
身体;健康;見栄え;フィットネス;リラクゼーション
世界、歴史、心理学などの知識
個人的な経済;財産;所有
結婚;家族関係;育児;離婚
家や車のメインテナンス;装飾;家具
娯楽活動(社会的活動、旅行、クラフト、絵画、映画、音楽、友人、スポーツ、
趣味、レクリエーション、余暇など)
住所;生活
目標と価値
心理的認知;意識の変容;現実
精神的宗教的理解;神もしくは世界との関係
他者へのボランティア;貢献
人間関係;情緒;自己認知;自信
グループ、講座、人間、本、部品、テレビ番組を通じての変化
ライフスタイル;活動;友人サークル
人生の意味と目的
あなたの時間と生活の管理;さまざまな活動の調整
心理学的問題、情緒的不安、悪癖の解決
男女役割に関するステレオタイプの解消
速読術;書き方、話し方の能力;問題解決;その他の基礎技能
仕事;責任;収入;訓練;教育
近しい人間関係の始まり、終わり、変化
主張訓練;威厳;自発性
機知;理解;共感;世話
シート#3
3.あなたの変化(もしくはその意図的な部分)の大きさと重要性についてもっとも近い記述を選んで下さい。
a.巨大なあるいは莫大な変化、もしくは人生で中枢的に重要性
b.かなり大きくて重要な変化
c.人生において多少の意味と重要性をもつ限られた変化
d.小さい、取るに足らない、ちょっとした、あまり重要でない変化
4.この変化はあなたの幸せや満足や心地よさにどれくらい貢献していますか?
a.莫大な貢献
b.大きな貢献
c.多少の限定された利益
d.ほとんど、もしくは全く貢献しない
e.それはよいどころかわたしを苦しめた
5.さて、ちょっとある状況を想像して下さい。あなたの変化をすべての友だちや、親戚、隣人、職場の人びと、それ以外にあなたを知っているすべての人に話すことを思い浮かべて下さい。それから、あなたはこれらの人に「わたしのこの変化を知っていた(あるいは、すでに聞いていた)?」言うとします。およそどれくらいの人が「はい」と答えるでしょうか?(もっともよく当てはまると思うものに○をして下さい。)
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 10以上
6.ちょっとあなたの利益は横に置いて、「ほかの」人びとへの利益を見てみましょう。あなたの変化はすでにあなたの家族や、友人や親戚、上司、あなたが所属する組織のほかの人びと、専門分野の同僚などにもたらしているかもしれません。あなたの変化があなた以外の人にどれくらい利益を与えていると思いますか?
a.ほんの小さな程度の利益
b.中くらいの利益;少なくともひとりかふたりには限られた利益がある
c.かなり大きな程度の利益
シート#4
3つの課題
1.この特定の変化を進めるという決定。この決定において、あなた、あなた以外の人、あるいは書物が、あなたの人生の諸局面を検討したり、情報を獲得したり、可能な変化の見通しを確認したり、この変化の費用と利益を評価したかもしれません。
2.戦略の計画、変化を達成するための手順の決定。
3.変化を達成するために行った実際の手順。
誰がその課題を果たしたか
a.あなた
b.書物、ブックレット、雑誌、テレビ、フィルム、テープ、レコード
c.援助することに支払いがなされているか、仕事としてそれを行っているか、何らかの援助する組織から派遣されているか、援助することを訓練された人で、その人との関係が1対1という個別な関係である(ひとりもしくはふたりの他者がいても構わない)。
d.上と同じような(支払われるか、雇われるか、派遣されるか、援助することを訓練された)人が指導者、もしくは少なくとも重要な役割となっているグループ(グループ、クラス、ワークショップ、講演はいろんな規模で起こりうるが、少なくとも同じ部屋に4人以上の人がいる)。
e.かなり定期的に会っており、いつも指導者もしくは重要な役割を担っている人としてプロフェッショナル、もしくは専門家を含まない人びとのグループ。
f.ひとり、もしくはそれ以上の家族、友人、親戚、知人、同僚、隣人で、1対1という個別な関係である(ひとりもしくはふたりの他者がいても構わない)。