天理大学 生涯教育専攻 課題図書

竹内 敏晴『日本語のレッスン』

講談社現代新書 / 1998年 / 246頁 / \660 / ISBN:406149399X



●たけうち・としはる●

著書:


第1章 声と「わたし」
第2章 レッスンへの出発
第3章 自分の声に出会う
第4章 声を育てる
第5章 歌を遊ぼう―ことばはアクションだ
第6章 ことばほぐしとことばの立ち上がり
第7章 詩―表現へと立ち上がる声

学生の感想文(2)

 「ペルソナの声」をそんなには意識していなかった、というかそれを普通として過ごしてきた。感情がこもってないことばは日常でもよくあるがたしかにつまらないというか少しつらいというか・・・。
 やっぱり昔から「言霊」というように言葉には魂がはいっていて、声に出すというのはその人の気持ちが伝わってくるものだとあらためて再確認した気がする。
 歌のところでは、意味を考えて歌ってはいたものの、歌のときと何もなしに普通に発するときとはことばの発音がちがうということには気づかなかった。というかそこまで考えてみたことがなかった。
 声とことばという、自然でありすぎて今までそこに目を向けることがなかったので、それは私にとって驚きの連続だった。
(2回 K.W.)

この本を読んで私はあらためて声について考えさせられました。人と話しをするときに、自分の声が相手にどんな印象を与えるかなんて考えもしませんでした。それに加えて、私たちが皆小学校で習うような歌詞や、歌うときの声がどんな意味なのかも知りませんでした。歌詞の意味というものを説明されたとき私は本当に驚きました。いろいろなことを紹介、説明されているのを読んで、私は特に詩について興味を持ちました。中にはあまり意味もなく音で選んであるような詩もあります。しかし、ことばで自分の気持ちを間接的に、または直接的に表現することができる詩は凄いものではないだろうかと感じました。詩を読むとき人それぞれに思うところがあると思うし、声に出せば表現も変わってくると思います。本を読んで、こんな詩があるのかと心にとまったものもあります。詩というものを声にし、口を動かし、からだに染み渡っていくような気がします。普段の私たちの声もいままでは聞き流していたような気がするのでこれからは少し意識してみようかと思います。
(2回 E.F.)