天理大学 生涯教育専攻 課題図書

梅棹 忠夫 『知的生産の技術』

岩波新書(青722) / 1969年 / 218頁 / \740 / ISBN:4004150930



●うめざお・ただお●
1920年京都市生まれ。1943年京都大学理学部卒業。京都大学人文科学研究所教授、国立民族学博物館館長を経て、現在、国立民族学博物館名誉教授・顧問。民族学、比較文明論専攻。
著書:『文明の生態史観』『日本人とは何か』『あすの日本語のために』ほか多数。


はじめに
1 発見の手帳
2 ノートからカードへ
3 カードとそのつかいかた
4 きりぬきと規格化
5 整理と事務
6 読書
7 ペンからタイプライターへ
8 手紙
9 日記と記録
10 原稿
11 文章
おわりに

学生の感想文(1)


この本で著者は、確かに知的生産の技術を述べられているわけだが、しかし、本書は決して知的生産の技術を体系的に解説しようとしているものではない。それは、問題提起を目的とし、それを我々この本を読んだ人が、その心のなかに問題を感じとって、それぞれの個性的にして、普遍的な知的生産の技術を開発されるためのきっかけ作りをするといった内容である。
 その中で私が重要だと本書で感じ取った部分は、本文の中で述べられた、「知的生産の技術について、一番肝心な点は何か」といった問いに対し、それはおそらく、それについていろいろと考えてみること、そして、それを実行してみることだろう。といった部分である。確かに知的生産の技術には、王道はないだろう、それを自分なりに試行錯誤することにより、おのずから答えが導き出されるのであろう。本書を通して、自分なりに知的生産の技術について理解できたと感じる。
(1回 T.N.)