天理大学 生涯教育専攻 課題図書

坪井 善明・長谷川 岳『YOSAKOIソーラン祭り―街づくりNPOの経営学―』

岩波アクティブ新書() / 2002年 / 211頁 / \798 / ISBN:4007000298



●つぼい・よしはる●
早稲田大学政治経済学部教授。1948年生まれ。東京大学法学部政治学科卒業。82年、パリ大学社会科学高等研究院博士号取得、社会学博士。専攻はヴェトナム政治史。北海道大学法学部教授を経て現職。89〜91年、在ヴェトナム日本大使館専門調査員として外務省に出向

著書:『ヴェトナム 「豊かさ」への夜明け』(岩波新書、2005年)ほか
●はせがわ・がく●
YOSAKOIソーラン祭り組織委員会専務理事、株式会社yosanet取締役。1971年生まれ。北海道大学経済学部卒業。92年、学生仲間で第1回よさこいソーラン祭りを開催。以後、「YOSAKOIソーラン祭り普及振興会」を設立、事務局長、理事総括プロデューサーを務める。「日本イベント大賞新テーマ賞」「サントリー地域文化賞」「日本生活文化大賞生活文化賞」などを受賞




二〇歳のひらめきはどのように実現され、急成長したのか。
参加者四万人、観衆二〇〇万人―わずか一〇年で一大イベントに。
自由な祭りの基礎は自主財源と危機管理。
祭りは街づくりの起爆剤。
街中が活気づき、人はより自由になる。
祭りは「世代間の架け橋」―老いも若きも一緒に働く効能。

1 札幌の街が踊り出す―YOSAKOIソーラン祭りが始まる
2 エネルギーを企画化する―始まりは二〇歳の学生のひらめき
3 独創を実現させる―第一回よさこいソーラン祭り実現まで
4 始めるより、継続の方が難しい―広がるYOSAKOIソーラン祭り
5 リーダーシップのあり方―組織は進化する
6 企画も進化させる―踊りをより楽しく
7 自主財源への取り組み―二〇〇〇円の桟敷席
8 ネガティブ感情にどう対処するか―危機管理の確立
9 長谷川岳の生き方
10 将来ビジョンを描く―北半球のリオのカーニバルへ

6月に札幌で開催されるYOSAKOIソーラン祭りは,10年で参加者4万人,観衆200万人の祭りに急成長した.企画実現の工夫,組織運営,自主財源の確立,リーダーシップなど成功のノウハウを熱く語る.カラー16頁.

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