天理大学 生涯教育専攻 課題図書

山田 真哉 『さおだけ屋はなぜ潰れないのか? − 身近な疑問からはじめる会計学』

光文社新書(191) / 2005年 / 216頁 / \700 / ISBN:4334032915



●やまだ・しんや●
公認会計士。1976年兵庫県神戸市生まれ。大阪大学文学部史学科を卒業後、一般企業を経て、公認会計士二次試験に合格。中央青山監査法人/プライスウォーターハウス・クーパースを経て、現在インブルームLLC代表。元・日本公認会計士協会会計士補会会報委員長
著書:『女子大生会計士の事件簿』(英治出版)、『女子大生会計士の事件簿DX』(角川文庫)『世界一やさしい会計の本です』(日本実業出版社)ほか


プロローグ どうして「会計」はむずかしいのか?

エピソード1 さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
  ――利益の出し方――

エピソード2 ベッドタウンに高級フランス料理店の謎
  ――連結経営――

エビソード3 在庫だらけの自然食品店
  ――在庫と資金繰り――

エピソード4 完売したのに怒られた!
  ――機会損失と決算書――

エピソード5 トップを逃して満足するギャンブラー
  ――回転率――

エピソード6 あの人はなぜいつもワリカンの支払い役になるのか?
  ――キャッシュ・フロー――

エピソード7 数字に弱くても「数字のセンス」があればいい
  ――数字のセンス――

 エピローグ 普通の人が「会計」を学ぶ意味

あとがき
ことわざ会計学
ひと言コメントつき会計用語集
索引

学生の感想文(25)

「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」この疑問は小さな頃から考えていた。そして、会計学は会計学で難しいと思う固定概念があり、手をつけられずにいた。しかし、身近にある問題で実社会でも役に立つ本質的な会計学を学ぶことによって、会計学はおもしろいものだと考え直すようになった。さおだけ屋は、さおだけを売るのを目的としているのではなくて、訪問販売の一部と考えたり、副業と考えたり、単価の高いものを得るためのきっかけ作りと考えることによって、一石二鳥な商売の方法に変化するものだったのである。さおだけ屋の経営のウラ側を知ることにより、さおだけ屋や他の商売の仕方にも疑問を持つようになり、商売について考えることが楽しくなった。社会に出て、経営や商売を中心にする仕事につく場合は、頭をひねって、どのようにすればより良く儲けられるか考えなければこの先の社会に対応出来なくなると思った。
(2回 A.Y.)

この本を読んでいくと日ごろ疑問に思うことが解決されていき面白く読むことができた。日常の疑問を会計的にみていくことで、利益を得るためにいろいろ工夫があることを知り驚きました。副業を行うことで、宣伝にもなり、利用者を増やしたりすることができるのだとわかりました。会計学は難しいもであると考えていたが、この本を読んで会計学を知ることで実社会でも役立ち自然に身につけることができているものであるんだと思いました。会計を少し勉強することで「新しい視点・考え方」や「数字のセンス」などが身につけることができるし生活がより便利になるとおもいました。
(2回 K.I.)

この本は、題名が面白いと思いました。会計学と言うと難しいというイメージがありましたが、内容もわかりやすく、身近なことを例にあげて書かれていて、楽しみながらすらすらと読むことができました。節約について、将来役に立ちそうなことばかりでした。「安い物をケチるよりも高い物をケチれ」というのは、本当にそのとおりだと納得させられました。私も高い買い物をする時は、つい気が大きくなって「どうせならいい物を」と高い方を選びがちであるが、これは間違いだったとおもいました。この本を読んで、会計学に興味をもちました。会計学を学んでいこうとは思いませんが、これから貯金が貯まるようにこの本を参考にがんばろうと思います。
(1回 H.Y.)

著者は公認会計士であり、世間に出回ってい る難しいとされる会計学関連の本のような経 営理論はどうやって成り立つのかなどの、一 見取っ付き難そうな本も多い中、この本に至 っては素人にとって、これほど分かり易い本 はない。どうして儲かる会社とうまくゆかな い会社とがあるのか。たんにブームとか運と か呼ぶよりも、無知からくることも多いだろ う。それを、さおだけ屋がいつも町中を流し ているのに潰れないのはなぜか、という疑問 から始まって、日常のちょっとした疑問から 会計学の話に繋げていくのである。ムダなも のを切り捨てることが企業では不良在庫の一 掃となり、個人でもスペースのムダを省く (場所代を減らす)ことになり、整理や処分 の手間を省く(人件費を減らす)ことになる という指摘には、なかなかモノを捨てられな い私にとって反省材料になった。会計学に興 味がなくても、身近な疑問を解決できるだけ で十分に楽しめる本である。
(3回 T.N.)

「会計」というものはとても堅く、難しいイメージがあった。しかし、本書では全く堅いとか難しい要素は出てこず、私たちのとても身近なもので会計の本質を説いているところに引き込まれた。数字はとても分かりやすく、他のものと比較しやすい。そして言葉(文字)は見る人、また聞く人の心理に大きな影響を与えるものだ。例えば、「2%割引」と「50人に一人無料」という二つは言っていることに大きな違いはないが、この二つの違いは受け手にはとても大きい。人間は「無料」という言葉に弱い。「無料」などの言葉には、なんらかの数学的、また心理的なトリックが隠されているのでは無いだろうか。つまり、私たちは身の回りに溢れている「会計」に踊らされているのだ。 しかし、この「会計」を身につける事で、物事をシンプルに且つ具体的にとらえることができるようになる。まず、私たちが身の回りの「会計」に興味を持ち、学んでいくことが必要であると感じた。
(1回 M.S.)

さおだけ屋は小さい頃からずっと不思議に思ってて、というのも不況の世の中で大企業が倒産をする中、「これ仕事か?」っていう職業がしぶとく不況の中を潜り抜けていく…この本を読んで自分の中の誤解というか勘違いというかさおだけ屋のことを馬鹿にしてた自分があったようで少し反省をした。会計学はまったく分からないが、身近にある問題で会計学を学ぶことで面白いと思った。さおだけ屋がどこまで儲かるために経営してるかは詳しくはまだ分からないが、さおだけ屋だけでなくほかの商売も含めて疑問を持つようになった。もう少し商売のことを勉強してみようと思った。
(2回 M.Y.)

タイトルにつられて買ってしまったのだが、自分たちも日常で接することがある事例も多かったので、読みやすい本だった。会計に対してそれほど興味を持っていなくても、日常生活の中で身近に起こっていることを事例に挙げているので、特に抵抗もなく読み進めていける。
(2回 K.W.)

この本を読んで、さおだけ屋とか絶対に潰れるし、今はさおだけ屋なんて、ほとんどないのに本のタイトルを見て、とても疑問をもった。なんでさおだけ屋は潰れないんだろう。でもこの本を読んでいくうちに、さおだけ屋の本業が金物屋で配達のついでに販売していたのを知って、私はとってもビックリしましたこの本を読んで、思ったことは、収入が少なくても支出をへらせば効率がよくたくさんの利益ができるということだ。 。この本は、数学が全くできない私でも解かりやすい話で書かれていてよかったと思う。 この本に書いていた通り、売り上げを増やすより、費用を減らした方が売り上げをあげるより簡単なことだと思う。私も、この本に書いてあった考えを参考にして費用を減らせばたくさん貯金ができるはずだと思う。
(1回 N.H.)

 学問と聞いただけで、普段の生活には関係ないとか、役に立たないとか考えてしまうが、この本は本当に身近な疑問からはいることができたので、楽しみながら学べたし、理解もできた。ポイントが明確でわかりやすく、うなずきながら読むことが出来た。決して、役にたたないものなどではない。役立つ上に、日常の生活を楽しくしてくれる学問だと感じた。また、会計学に関してのみでなく、そこから視野を広げていけば今まで気づけなかった発見をいくつもできるようになる気がする。今はアルバイトをしているし、これから社会にでていく自分には、一石二鳥の学問のようにも感じた。学問も、気持ちひとつで楽しめることを実感できる本であるように思う。
(1回 h.h.)

さおだけ屋の正体がわかって勉強になった。単価がものすごく高いのでさおだけ屋に行かないほうがいいと思った。実にいい考えであった、さおだけ屋だと思う。今の日本ではそうやってうまく商売することで潰れずに生き残っているんだと実感しました。まさにこの人たちはケチであるということがわかった。さおだけ屋には絶対何かの裏があるはずだとおもっているけど、実は効率よく商品を売っていて利益を得ていてすごい。でも単価を高くすることはメリットもあるがデメリットもある。単価が高いと買おうという気にならないし、行かないと思う。でもさおだけ屋は今も続けているのですごいなと思う。実においしい商売だしナイスアイデアがあってこんな会社がたくあん増えることによって日本の景気もよくなると思うけど、そうかんたんにうまくはならない社会だと思う。
(1回 T.M.)

 「会計」の仕事なら私にも経験がある。しかし本書での「会計」は単なるお金を徴収するだけの会計係とは全く違うようだ。本書は主にビジネスパーソンに向けての会計学について記されている。私は実際にさおだけ屋を見たことがないが、わかりやすい内容だったためすんなりと読み進めることができた。本文でも著者が「会計はやはりむずかしい」と言っているように、すべてを理解することは私には不可能であろう。しかし会計学に対する興味を持つことができた。確かに数字には説得力がある。日常生活上のあらゆる数字に注目し、数字のセンスを身につけていこうと思う。
 大事なのは、会計の本質がもともと私たちの身近な生活と密接なつながりをもっているということ。会計の考え方はすでにさまざまな形で応用されているのだということに気付くことができてよかったと思う。
(3回 Y.N.)

 どうでもいい事でしょ。そんな気持ちでこの本を読み始めた。さおだけ屋がなぜ潰れないか?なんて題名の本は課題図書じゃない限りいくらベストセラーであっても手はつけないと思う。しかし読み進めていくと考えは方向を変えた。最終的には感心させられていた。本書で取り上げられている謎の回答について驚きはなかった。いろいろなアルバイトをしてきた中で自然に理解していたことがほとんどであった。では、どこを読んで考えの方向性が変わったかというと本書の目的である会計の本質をつかんでもらうということについて忠実な内容だったからである。もう少し細かく言うとそれぞれの謎の回答は知っていたがそれを会計の世界でなんと言うか、会計的にどういう考え方をしていくのか知らなかった。そこにそのひとつずつにわかりやすい解説があり会計に興味を持てるように実によく出来ていたからである。各章の末にあるまとめのコーナーや巻末用語集も良くできていた。
(3回 T.N.)

私は、一人暮らしもしていないし、お金の計算なんか無縁だから、会計学に全く興味はなかったし、知識も全くなかった。ただ、この本のタイトルに惹かれ、面白そうだと思ったので、読んでみることにした。むちゃくちゃ読みやすかった。会計学といった気難しい文章や専門用語もなく、著者の身近なエピソードを例にとり、面白く解説されているのだった。中でも、私はエピソード3に出てきた使わないものは、さっさと捨ててしまった方がはるかに合理的で効率のよい「正しい方法」という言葉に目を惹かれた。私も著者と同じで、これもいつかは使うだろうと捨てずに、どんどん物がたまっていく一方だった。でも、損をしたくないので、在庫を減らすように、努力していきたいと思った。難しいと思っていた会計学が、意外と身近にあることに気づいてよかったと思った。
(1回 S.M.)

 言わずとして知れた今年の100万部を超えるベストセラーである。この本を課題図書に取り入れるなんてなかなかやるなと思い、内容にも興味があったため読んでみたのであるが、正直なところ会計学の本であるという事も実はあまり知らなかった。
 本書の特徴として挙げられる事は一つ、本当に分かりやすいということである。文字のサイズが大きくてスラスラ読めるという事はもとより、タイトルにもあるさおだけ屋がなぜ潰れないのかなどの、日常に即した誰もが気になるかゆい所の例え話が問題の切り口として使われており、難しい言葉の羅列なんかよりもとにかくとても読みやすい。苦にならずに一気に最後まで読み終わることが出来る。
 ただ、私自身会計学の本をこれ以外読んだことはがないが、その分かりやすさゆえ会計学の詳しい部分まではカバーしていない。会計の入門の入門書としてうってつけであろう。
(3回 M.T.)

この本は、題名が気になり購入した。今まで会計の本を読んだことなど一度もなかったが 身近な疑問から入るため、非常に理解しやすい本であると感じた。
数字とは非常に難しいイメージがあるが、自分の生活の周りには数字はとてもたくさん使 われている。この数字の意味を読み取れるようになったら普段の生活に非常に役に立つと 思った。会計というよりは普段の買い物にも使うこともできるし、一人暮らしをしている 人にとってはとてもおもしろい内容だと思った。
そして、今は、就職のことなどは特に考えたことはないが、就職してから少しは役に立つ と思った。
(2回 S.S.)

この本は、今となってはベストセラーとなり、世間でも注目されている。この本の一番の特徴は「誰にでもわかりやすい」ところだと私は思う。数字が苦手な私でもわかりやすい例え話でよりわかりやすい内容で書かれていた。私は、どちらかといえばケチな人間だと思う。どんなものでもすこしでも安く買おうといつも努力している。しかし、いくら安くかったとしても、その額が低ければあまり意味がない。この本を読んで一番思ったことは、収入が少なくても支出をへらせば効率よく貯金ができるということだ。収入が多くてもそれ以上に使ってしまえば借金生活になる。これからは今の低収入でいかに貯金できるがこの本を参考に頑張っていきたい。
(1回 T.G.)

 この本の読み出しは、ごく簡単なことだった。TVでこの本に関することをやっていて偶々一緒ににいた友達がこの本を持っていたので借りて読み出したのだ。私は正直会計というものに全く興味がなかったし、会計を学ぼうとも思ったことはない。それどころか、数学的なことを使って難しいのではないかとも考えていたのだ。しかし、この本を読み出してからはその考えは一転した。こんな身近なところに会計的なものがあると思わなかったし、こう見ると会計とは学んでいれば得もするし、なんて面白いものなのだろう、と思った。見出しに作者が「きっと会計の見方が変わるはずです」と書いてあるのだが、私はまんまとその策略に乗せられたのだ。しかし、この本を読めば会計がものすごく面白いものに感じて、学ぼうかとも思ってしまう。この本を読んだことで私はこれから先身近なものを少し会計的に考えて行動していこうかと思う。
(1回 S.H.)

日常生活の中で特に疑問に思わなかった箇所にスポットを当て、会計学的に見る。という発想と、難しい箇所は読み飛ばしてくれても構わないという構えが、まず面白いと思いました。私がこの本から学んだものは、会計のこと云々を別にして、物事を「斜めから見てみる視点」であったと思います。誰も気に留めないところに敢えて視線を向け考えてみること、また、金銭的なことだけではなく、数字というものそのものに強くなるということは、これから多くの情報を目にしていく上で、非常に大切であるだろうと感じました。ただ、読み易かったのは良いのですが、タイトルにもなっていて、私がこの本を読もうと思うきっかけになった「さおだけや」については一章目だけでしか解説されておらず、他に取り上げられている話題には然程興味を持てなかったことが残念です。
(1回 Y.S.)

 「会計学」と聞くと、私も「難しい」というイメージを抱いてしまう。これまで、会計の知識を学んだこともなければ、会計を身近に感じたこともない。そのうえ、数学の苦手な私にとって会計学とは無縁だと思っていた。そのため、今回この「さおだけ屋はなぜつぶれないのか?」という本を読むにあたって最初はタイトルに引かれて読み始めたし、理解できるか不安だった。しかし、読み始めてみれば、身近なエピソードをまとめていてわかりやすく会計について書かれていたので、呑み込みやすかった。また、納得させられることも多く、家計のことやワリカンのことや日常に役立つことも多く書かれていたので会計を少し身近に感じることができた。これからは会計に対して難しいという固定観念を捨て、もっと柔軟に物事を考えていければいいと思った。
(3回 H.M.)

 タイトルも内容も面白い本だった。初め、私は、会計の知識が全くなく、私には関係のないことだと思っていた。しかしこの本を読んでみて、会計というものを、身近に感じることができた。
 エピソード2の、「住宅地のど真ん中のフランス料理店」の話では、決して流行っている様子もないのに、4,5年前から営業していて潰れないでいる。その秘密は、「さおだけ屋」と同じように、「本業」だけでなく「副業」もしているということだ。副業のワイン教室を開くことによって、この店の商売は成り立っていたのだ。会計の専門用語では「連結経営」というらしい。このように、私たちの身近には、たくさんの会計があるのだ。
(1回 Y.H.)

私はこの本を読んで、難しいと思っていた会計がとても身近なものとして感じとられました。会計のことだけについて書かれているのではなく、人が生きていくうえで大切なことも書かれていました。目に見えないものを具体的な数字にして見えるようにする(利益、機会損失など)また、つなげたり、違った角度から見てみて物事ごとをわかりやすくする。これが会計の本質的な考え方。私は今まで生きてきて、数字をそういうふうには考えてなかった。しかし、数字の見方のセンスさえあれば日々の生活における現金の出入り、損得の判断、将来設計といった問題にも応用できるらしいのです。私はこの会計の考え方を身につけたいなと思いました。身につけることで、生活を便利にすることができ、物事をいろいろな方法でシンプルに且つ具体的に捉えることができるようになる。こうなればきっと豊かな人生がおくれると思う。まず最初は、身近な数字に興味をもっていこうと思います。
(1回 H.U.)

 単純に読んでいて面白かった。会計学の本なのだが、会計を感じさせないのだが、読み終えるとそれなりに少しは会計がわかるようになっている。そんな本だった。世の中の数字に対する見方が少し変わったような気がする。今まで、会計という学問はやったことはなかったし、自分には関係のない学問だと思っていたのだが、この本を読んで、会計は会社のことだけではなく、普通の生活の中でも活かせることを知り驚いた。
 さて、この本のタイトルである「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」という疑問だが、今までそんなに気にとめていなかったが、よく考えると不思議であった。たまに通っているのを見かけるが、特に売れている様子もないし、かといって、さおだけ屋が潰れたということもない。さおだけ屋は本業ではなく、副業でやっているらしい。しかも、金物屋が商品を届けるついでにやっているというものだった。これなら人件費、軽トラのガソリン代、等々経費がほとんどかからず、もし儲かれば儲けが丸々入ってくるというおいしい商売だったのだ。このことを読んで、なるほど納得である。
(3回 K.M.)

さおだけ屋、高級フランス料理店、健康食品の店、ギャンブラーなど、日常のなにげない疑問が題材にされ、そのバリエーションも広く、中身の解説もなるほどととても納得できる内容で会計についてまったく無知の私にも理解しやすかったです。なかでも、数字に強い、数字のセンスを磨くポイントというのがとても興味深く読むことができました。「50人にひとり無料」は「2%割引」とほとんど同じことを言っていて、「2%割引」とうたっても消費者にはたいして効果はないのだがそれが、「50人にひとり無料」と言い換えるだけで、とたんにその広告の効果が増します。「無料」という言葉が、数字のセンスがあるかないかによって受け取りかたが全く異なるのはとても驚きました。げんに、私も「無料」という言葉に弱く、もしかしたら無料になるのではと考えてしまいます。会計は日常生活にも応用することができるのでこれからもいかしていきたいと思います。
(1回 S.K.)

 まずは、この本の題名に興味を持ったので読んでみた。特に、さおだけ屋がなぜ潰れないか?というところに強く興味を持った。なぜなら、小さい頃から「廃品回収」や「わらび餅屋」の車はよく見かけるし、買っている人も見かけたことがあるけど、「さおだけ屋」で、「さおだけ」買っている人の姿を見たことがないからです。
 しかし、読んでいくと「さおだけ屋」につい書いてあるのはエピソードTだけで、残りのエピソードはあまり興味が湧かなかった。この本で学んだことは、「さおだけ屋」が潰れない理由と本の題名だけで、安易に本を買わずある程度内容を読んでから買うことです。
(3回 K.H.)

本書を読んだ理由はタイトルが面白そうだったからだ。中身を見て驚いたのは会計について書いてあったことだ。会計の本などまったく読む気もなかったが、この本は最後までわかりやすく読む事ができた。本の中にも身近にあることから考えていくと書いてあり読んでいて楽しく学べた。
 実家にいる時、さおだけ屋が移動販売しているのを見かけると副業でやっているのかとついつい思ってしまう。田舎だからこそ小さくても潰れない店がありこれもまた副業で何かしているのかと気になる。エピソード3に書いてあった損をしないために在庫を減らす事を見習っていきたい。
 会計の本を読むことに縁がなく自分からも読もうとしなかったのでたまたま読むことができ良かったと思った。そしてさおだけ屋の謎も解けてよかった。
(3回 N.N.)