- 梅の花 -

 四季の便り 第3941号 2026年1月18日発行
横浜市金沢区を中心にした折々の自然を報じ、題名に関する筆者の思いを記しています。


季節は1月20日を境にして小寒(しょうかん)から大寒(だいかん)に移ります。1月2日以来、晴天で暖かい日が続いています。日の出がようやく早まり始めました。

上は陰暦27日の月28日の月の出のようすです。太陽に接近しつつある月は、日毎に出る時刻が遅くなり、また出る位置を変えています。その変化が上の2枚の写真を比較すると分かります。月の出の時刻が1時間くらい遅くなり、出る位置は右(南)に移動しています。それは太陽の出る方向です。

上は15日の午前中に行った金沢自然公園の梅林の風景です。このところの暖かい晴天で早咲きの梅が見頃になっていました。日本の国が奈良にできた飛鳥時代、舒明天皇(即位629-641)が630年に最初の使節を唐に送りました。その後十数回派遣され、中国の制度、文物の輸入が行われました。895年に菅原道真の建議で停止されました。梅の木と梅干しづくりの基礎技術はその何度目かの遣唐使たちが持ち帰った物です。したがって梅の花を歌った万葉歌は道真以前には見当たりません。

東風(こち)吹かば にほひおこせよ 梅の花
  あるじなしとて 春を忘るな
 菅原道真(845-903) 拾遺集

下は最近の写真です。写真には大画面がリンクされています。大画面で見ることをお勧めします。花は昔を懐かしく思い出させ、初めて見る花は新しい思い出を作ります。

採餌中のオナガガモ 2026/01/14 野鳥観察園、長浜公園
前方から夕陽を受けて水面が輝いていました。この時は引き潮で水に潜れないカモたちが採餌に勤しんでいました。その中にオナガガモのつがいが逆立ちしながら水草をとっていました。
工夫された盆栽 2026/01/15 金子さん創作、並木1-14
きれいな鉢物が14街区のコーナーに展示されています。道行く人は立ち止まり花談議を楽しんでいます。写真は金子さんに手伝ってもらい撮った写真です。岩とコケを利用した盆栽です。
カワセミ 2026/01/15 金沢自然公園
望遠カメラを持った先客が3人いました。狙っているのはカワセミの飛び込む瞬間と飛び上がる瞬間です。それを撮るには根気がいります。
寺院の梅  2026/01/15 金蔵院、釜利谷東5 
土塀越しに撮った写真です。専門の園芸業者が作り上げた樹形です。小枝がいっぱい出て多くの花を咲かせようとする意図がみえます。しかし、木の衰えが頂上部に出ていました。
サンシュユの実 2026/01/15 金沢自然公園
赤い実が地面に散らばっているのを見て、そこにサンシュユの木があることに気付きました。ところどころの細枝に乾燥しつつある赤い実が残っていました。渋いのでさすがにムクドリやヒヨドリも食べきれなかったようです。
タイワンリス 2026/01/15 釜利谷東5
裏道を自転車で走っているとタイワンリスの鳴き声が聞こえてきました。道端の鉄パイプの上でしきりに鳴いていました。彼らは恋の季節になると独特の歌を歌い始めます。

自然は休むことなく毎日小さく変化しています。1週間も経つと誰の目にも変化が分かります。
変化の様子は実に感動的で素晴らしいものです。貴方も自然観察をしませんか。