- 椿まつり -

 四季の便り 第3954号 2026年2月13日発行
横浜市金沢区を中心にした折々の自然を報じ、題名に関する筆者の思いを記しています。


今は春分(しゅんぶん)の季節です。 2月11日は1ケ月ぶりに雨が降りました。その朝、雨雲の接近具合を確かめて4時過ぎに何時もの散歩に出かけました。富岡川下流にある工場の煙突の煙は東にたなびいていましたが、風を感じませんでした。この朝は珍しいことに水鳥の姿を見かけませんでした。彼らは何かを異変が起きるのを感じているのでは思いかと疑いました。幸い何事もなく、起きたのは5時からの雨でした。

 

上は寒さを物ともせずに生長する菜の花とヒアシンスの花芽です。咲いている菜の花は雪の重みで倒れるかと心配しましたが、倒れることはありませんでした。8日の積雪で駄目になったのはシンビジュームの蕾でした、寒さで変色し腐り始めていました。下は郷里の伊予市に住む今年80歳の弟が送ってくれた写真です。

郷里の麦畑を見ると思い出すのは松山にある椿神社の春祭りと、麦踏の農事です。椿神社について地史的な面で面白い。神社は元豪族の古墳のあった場所で、その近くに津(入り江のこと)があったことから津の脇がなまって津脇となり、ついに椿という地名になったという。また神社は2千年以上の歴史を持つというが古墳が出来たのは古くても紀元250年以後の事です。その当時の海は今と殆ど変わらす、7km先の今出(いまづ、今の西垣生町)にあったと思えます。ただし、神社の側を伊予川(今の重信川)が流れており、神社の脇まで小舟が遡っていたかも知れません。なお、春祭りは陰暦の1月7日から3日間行われるという。そのため祭りの日が毎年違ってきます。今年は2月23日から3日間がその祭りの日となります。

下は最近の写真です。写真には大画面がリンクされています。大画面で見ることをお勧めします。花は昔を懐かしく思い出させ、初めて見る花は新しい思い出を作ります。

腹を減らしたヒヨドリ 2026/02/10 並木2
数羽のヒヨドリがクスノキやニセアカシアの木にいて、鋭い声で鳴いていました。写真のヒヨドリは枝に残った莢を引っ張って豆を探していました。飢えが更に進むと、餌の奪い合いで喧嘩が起きます。これからの餌場は住宅地でなく、近所の市民農園です。そこには餌になる放置された野菜があります。
採餌中のホシハジロ 2026/02/10 富岡船溜まり池
時刻は朝9時前、この時赤い頭のヒドリガモたちがしきりに潜って湖底の藻をとっているようでした。右は潜り始めた瞬間の姿です。
春を待つ草花 2026/02/10 カゼ場公園、並木1
大きな花びらをもつパンジーが花を咲かせていますが、茎や葉は寒さのために生長を始められずにいます。
雨よ降れ、春よ来い来い 雨水(うすい)前 孤老
スズメ  2026/02/10 並木2のユリノキ通り
ユリノキの並木道を歩いていると頭上で鳴くスズメの声を聞きました。鳴き方が普段の鳴き方でなく、しきりに友を呼ぶような鳴き方でした。
赤い乙女椿 2026/02/10 並木1ー17
歩道と居住区の堺の土手に植えられた木の1つです。土手の反対側は駐車場となっています。蕾を一杯つけた椿に最初の花が咲いていました。花の色は違うが大きさと咲き方は乙女椿です。
ユリノキの種 2026/02/10 並木2
ユリノキの実は翼をもつ種の集合体です。それが冬になって乾燥すると結束がほどけて先端の種から落ちていきます。写真は落ち切る前の姿です。

自然は休むことなく毎日小さく変化しています。1週間も経つと誰の目にも変化が分かります。
変化の様子は実に感動的で素晴らしいものです。貴方も自然観察をしませんか。