- やっと会えたスズガモの群れ -

 四季の便り 第3955号 2026年2月15日発行
横浜市金沢区を中心にした折々の自然を報じ、題名に関する筆者の思いを記しています。


今は春分(しゅんぶん)の季節です。 だいぶ夜明けが早まりました。明るい夜明けは春はすぐそこまで来ていることを告げていますが、未だ寒い。寒くても船溜まり公園愛護会の皆さんは朝5時前後から所定の清掃作業をされています。朝の散歩時に彼らに会うたびに頭が下がります。

13日の朝鳥浜の横浜南部市場にある電気屋にプリンターのインクを買いに行きました。行く途中遠回りしてベイサイドマリーナ経由、その北東端にある自称海産資源保護湾に立ち寄りました。久しぶりの訪問ですが、何となく鳥がいるような予感がしていました。来てみると今冬初の鳥の大群がいました。その群れに近い岸に行き、撮ったのが下の写真です。群はスズガモでした。その周りにカンムリカイツブリもいましたが、少数でした。

 

過去の例では彼らがこの湾に現れるのは飛来した時か、飛び去るときです。そして滞在するのは野島の海でした。北に飛び去るには時期尚早です。しかし、今冬は異変が起きています。なお、この群は、野島の海に行くはずです。近々確認に行こうと思います。

先日(2/12)に金沢自然公園の梅林を見に行きました。早咲きの梅はその花期を終え、中生(本番)の梅が咲き始めていました。後、1週間で見頃となるでしょう。梅林を抜けてバーベキュー広場に行くと、工事の車が入り何かをしているようでした。そこからなんだろ坂を下りました。坂の麓に近づいたとき、この坂にある階段の改修が行われていることを知りました。その階段とは3本ある階段の1つで、今まで土がほぐれて階段の縁の棒の上をアクロバット的に歩かざるを得ない状態で、危険でした。その改修を勧めて数年たちました。その間、転んだ人が出なかっただけ、公園の責任者にとって幸運だったと言えます。

下は最近の写真です。写真には大画面がリンクされています。大画面で見ることをお勧めします。花は昔を懐かしく思い出させ、初めて見る花は新しい思い出を作ります。

マンサク2種 2026/02/12
左:アナバナマンサク 金沢自然公園
右:アケボノマンサク 長浜公園
山野に自生する常緑低木。春の季語で早春を代表する花です。その花の開花をこの日初めて知りました。
何の木の葉 2026/02/12 金沢自然公園
常緑高木の幼木だと思いました。図鑑でバクチノキの葉について調べると次の記述がありました。葉は互生し、長さ10~20の長楕円形で角質で、先は尖りふちには鋭い鋸歯がある。そうすると、この木はバクチノキと違っています。
餌を探すヒヨドリ 2026/02/12 長浜
秋になると里に現れる留鳥です。彼らはヒィーヨ、ヒィーヨと叫ぶように鳴きます。そこからこの鳥の名が付いています。
人がする 絶叫なるを ヒヨもせる 
      相生垣瓜人(あいおいがき かじん)1898-1985 
初咲きのイヌノフグリ  2026/02/12 氷取沢農園
直径8ミリ以下の小さな花が日当たりの良い草地に咲いていました。この花をみると春の始まりを感じます。
古利根(ふるとね)の 春は遅々たり 犬ふぐり  
                         富安風生 1885-1979
ムクロジの実 2026/02/12 金沢自然公園
なんだろ坂を降り始めて間もなく、眼前にムクロジの実が房状になっているのを見つけました。この時期まで木に残っていることにやや感動しました。昔は果肉を石鹸代わりに使い、種は羽子板の羽子(はね)に使いました。
羽子つくや 夕(ゆうべ)いよいよ 雪もよひ 
                          星野立子 1903-1984 
霜焼したスイバ 2026/02/12 長浜
ロゼッタ状に葉を広げたまま冬を迎えました。寒さで生長は止まり葉は霜焼の手のように赤くなっています。スイバは雌雄異株の多年草で葉を刻んだものを糠にまぶしてニワトリの餌にしていました。

自然は休むことなく毎日小さく変化しています。1週間も経つと誰の目にも変化が分かります。
変化の様子は実に感動的で素晴らしいものです。貴方も自然観察をしませんか。