- カンムリカイツブリ -

 四季の便り 第3963号 2026年3月3日発行
横浜市金沢区を中心にした折々の自然を報じ、題名に関する筆者の思いを記しています。


季節は3月5日を堺にして雨水(うすい)から啓蟄(けいちつ)に移ります。 今年の2月の気象データーをグラフにしている時に気付いた事が2つありました。1つは今年の2月は雨が例年より少なかったと思いました。しかし、昨年(2025)の方がもっと少なく、今年の1/8しか降っていませんでした。もう1つはウグイスの初音を両年とも同じ2月28日に聞いていることでした。
ウグイスの 初音へたなり 藪の中  孤老

昨年の3月は晴れの日と雨の日がほぼ同数でした。それは雨が降った日が月の半分近くあった事になります。それからすると今年もこれから雨の日が増えることでしょう。雨が降ると行動範囲が狭まります。下はその雨が降り始める前の風景です。

  

上は26日の朝8時半ころベイサイドマリーナの東端に行ったときに見た仮称海産資源保護湾にいるカンムリカイツブリの群です。最初見た時は何も見えませんでしたが、目がなれると300メートル先の防波堤近くにカンムリカイツブリの大群が居ることが分かりました。彼らは北への旅の途中で立ち寄った群かもしれません。

3月1日の昼近く、富岡船溜まり池に隣接する地区センターに行く時に、トビの珍しい行動を見ました。
トビが池の上空を低く旋回しながら何かを狙っているようでした。その内、急降下しました。その先に、あわてて水飛沫を上げて水に潜る鳥がいました。次に同じような行動があり、トビが何をしているかが分かりました。それはトビがウの獲物を横取りする姿でした。おとなしいトビが横取りするのを見るのを初めてです。ウから見ると襲ってくるトビがワシかタカに見えたのでしょう。2度目に襲われたときは咥えていた魚を放して水に潜り逃げました。その魚を急降下したトビがさらって持ち去りました。トビが持っている魚はかなり大きくて、ウが呑み込めずにもたついている所をトビが見つけたものと思えます。

下は最近の写真です。写真には大画面がリンクされています。大画面で見ることをお勧めします。花は昔を懐かしく思い出させ、初めて見る花は新しい思い出を作ります。

ヒヨドリ 2026/02/27 金沢自然公園
通った道を振り返った時、路傍の梅の木にヒヨドリがいるのを見つけました。我々の目から見ると、梅の花を鑑賞しているように見えますが、実はどの花に蜜があるかを探している姿です。
カンムリカイツブリ 2026/02/27 富岡船溜まり池
この鳥が珍しいと感じた事に2つあります。その1つがこの池に現れたことです。もう1つは頭部の羽が繁殖羽に変わっていたことでした。もうすぐ繁殖のため北に飛び去ることでしょう。
ルピナス 2026/02/27 釜利谷東5,小林家の庭
高さが40cm以上あるでしょう。その大きさと花の容色に感動しました。次に持ち主に会った時、種の蒔き方と育て方を教わろうと思いました。
のぼりふじ 立派に咲けど 見る人の
  少なき場所の 早春の朝
  孤老
白タンポポ  2026/02/27 金沢自然公園の梅林
白タンポポは我が郷里である伊予平野の特産だと、青年になるまで思っていました。その白タンポポをこの地で見た時は、その意外性に感動しました。そのタンポポが今年も梅林の丘に咲いていました。
スズメ 2026/02/28 並木1
玄関の庇の下で最近スズメをよく見かけます。この日はその理由がはっきりしました。彼らは電気使用量のメーターボックスに巣を作ろうとしていました。写真はその下見をしようとしている姿です。
ヨシガモ 2026/02/28 長浜公園野鳥観察園
柴シーサイドファームに行った帰り、時々長浜公園の池を見てかえります。この日、B窓から池をみると、何時もと変わらぬ水鳥が餌を漁っていました。帰ろうとしたとき、顔から首が緑色に光ったヨシガモのオスが居るのに気付きました。メスもいるはずですが、他の水鳥のメスと同じ模様をしているので、未だ識別できたことがありません。

自然は休むことなく毎日小さく変化しています。1週間も経つと誰の目にも変化が分かります。
変化の様子は実に感動的で素晴らしいものです。貴方も自然観察をしませんか。