四季の便り 第3971号 2026年3月19日発行
横浜市金沢区を中心にした折々の自然を報じ、題名に関する筆者の思いを記しています。
今は啓蟄(けいちつ)の季節です。 明日20日から春分の季節に移ります。桜の蕾も膨らみました。この号を出す19日ころ横浜地方でも開花が見られそうです。
何となくそわそわする3月17日に鳥浜町にある南部市場に買い物に行った帰り、何時ものごとく遠回りしてベイサイドマリーナ東端の仮称・海産資源保護湾に行きました。そこで見たのが下に示すスズガモとカンムリカイツブリの群でした。写真は湾に面する鳥浜町側から見た風景です。以前スズガモの大群を見たのは2月18日でした。それから今日まで陸続と彼らの北帰行が続いているように推測できます。
渡り鳥たちは食物を求めて春と秋に移動します。そして冬鳥の大半は桜が咲く前後に北に帰り、入れ替わって夏鳥の先陣が南からやって来ます。そして最初に見るのがツバメです。
彼らのそうした旅を見ていると思い出すのが戦後に流行った「青い山脈」の歌です。それは希望を失った人々に夢を持たせる歌でした。その歌詞の4番に旅を次のように歌っています。
父も夢見た 母も見た 旅路のはての そのはての
青い山脈 みどりの谷へ
旅を行く 若いわれらに 鐘が鳴る
若者はまだ見ぬ未知の世界にあこがれと期待を持って旅に出ます。中には期待が砕けて、打ち萎れて故郷に戻る人も少なくないでしょう。それを歌ったのがカール・ブッセ作、上田敏訳の「山のあなた」です。
山のあなたの空遠く 「幸い」住むと人のいう。
ああ、われ人と尋(と)めゆきて 涙さしぐみ、帰り来ぬ。
山のあなたになお遠く、 「幸い」住むと人のいう。
下は最近の写真です。写真には大画面がリンクされています。大画面で見ることをお勧めします。花は昔を懐かしく思い出させ、初めて見る花は新しい思い出を作ります。
自然は休むことなく毎日小さく変化しています。1週間も経つと誰の目にも変化が分かります。
変化の様子は実に感動的で素晴らしいものです。貴方も自然観察をしませんか。