- 長浜公園の秋 -

 四季の便り 第3913号 2025年11月23日発行
横浜市金沢区を中心にした折々の自然を報じ、題名に関する筆者の思いを記しています。


季節は11月22日を境にしては立冬(りっとう)から小雪(しょうせつ)に移りました。今、紅葉の色が日毎に変化しています。昨日見た色は今日はない。今日見た色は明日は無い。木の葉にも命があり、その命の長さは1年です。秋の紅葉は何となく命のはかなさを感じさせます。

最近晴天が続いています。都市近郊のこの地では、夜空は都市照明のために明るい。そのため見えるのは1等星と2等星です。20日の午後6時40分ころ、南南東の空に土星を見つけました。その星の撮影を試しましたが、手持ちの望遠カメラでは焦点ボケして上手く撮れませんでした。その時思ったのは倍率が200以上ある天体望遠鏡が欲しいと思いました。ちなみに倍率が上がるほど、星を捉え難くなります。素人用には倍率を変えられる天体望遠鏡が欲しいと思いました。

土星の撮影に失敗した後、南の空低くに輝く星を見つけました。星座表で調べるとそれは仰角で約25度付近にあるフォーマルハウトいう星でした。その星は「南のうお座(a Piscis Austrini)」の1等星である事を再認識しました。この夜、初めてその星の撮影を試みました。その結果が右の写真です。

上の6枚の写真は11月20日に長浜公園で見た紅葉のいろいろです。
番号順に説明します。
No.1  野鳥観察園のC窓小屋の背後の紅葉です
No.2 野鳥観察園のD窓小屋の所にあるハクモクレンの黄葉です
No.3 野鳥観察園のC窓小屋脇にあるコナラの紅葉です
No.4 野島公園北端の遊歩道です、モミジの紅葉が始まっていました
No.5 野鳥観察園のD]窓小屋から見た汽水地です。対岸にヌルデの紅葉が見られます
No.6 野島公園北部にある運動場で、おりしも自動散水装置が作動していました

下は最近の写真です。写真には大画面がリンクされています。大画面で見ることをお勧めします。花は昔を懐かしく思い出させ、初めて見る花は新しい思い出を作ります。

八幡公園前交差点 2025/11/19 
この日見た色は今日はありません。色は日毎に変化しています。
写真の円錐形の木は富岡八幡公園の入口の1つであり、まだ富岡八幡宮の参道の入口ででもあります。
大輪の菊 2025/11/20 並木1-14
前号で紹介した街角の花の展示場です。大輪菊が見頃を迎えました。花びらが大きく、茎が高い。そのため雨や風に弱い。そこで風や雨の前後に鉢を10m離れた管理棟の軒下に1鉢ずつ金子さんは出し入れしています。
草原 2025/11/20 長浜公園
南北に長い公園の中央にこの草の原っぱはあります。この広々とした風景を見ていると「となりのととろ」の主題歌である「散歩」を思い出します。
明るい窓 2025/11/20 我が家、並木1
北の部屋は太陽が当たらないため何時も暗い。その部屋が最近時々明るく輝く時があります。それは窓の外のユリノキの黄葉が太陽で輝いている時でした。
ヒドリガモのつがい 2025/11/20 富岡船溜まり池
池の北東の角近くに自然石でできた階段があります。この時は潮が引いており階段先の砂浜が浅くなっていました。その浅瀬で2羽のヒドリガモたちは何を漁っているのでしょう・・・
タカサゴユリの莢と種 2025/11/21 カゼ場公園、並木1
茎の高さが1m前後あるタカサゴユリは、先端の莢が割れて中から翼をつけた種が見えました。花壇の整備のついでに、それらの莢を回収しました。取り出した種の多さに驚きました。1つの莢にどのくらいの種があるのでしょう。おそらく千は越えていると思います。

自然は休むことなく毎日小さく変化しています。1週間も経つと誰の目にも変化が分かります。
変化の様子は実に感動的で素晴らしいものです。貴方も自然観察をしませんか。