- 初冬の夕日 -

 四季の便り 第3923号 2025年12月13日発行
横浜市金沢区を中心にした折々の自然を報じ、題名に関する筆者の思いを記しています。


今は大雪(たいせつ)の季節です。関東は11月から雨が殆ど降っていません。横浜での11月の総雨量をみると19mmで、最近の過去10年間の平均雨量(80mm)の24%ほどです。詰まり空気が乾燥しており、園芸植物の水遣りをおろそかにするなと言うことになります。

乾燥した北風に広葉樹の落葉が進みました。たまに南風が吹くと落葉は目立ちます。左の写真は12月10日時点の金沢緑地のカエデとクヌギの紅葉の姿です。これらの紅葉はこれが最後になるでしょう。それは秋とのお別れです。

12月11日の午後、能見台2丁目の丘に東京湾の夕景を見に行きました。下の写真はその帰り道で見た富岡商店街の風景です。ゆるやかな下り坂を自転車を止めて後を振り返ると夕日が路上にありました。その反対を見ると街の夕照が見られました。この坂を下ると京急富岡駅に行きつきます。

その日、夕日に映える富岡の丘を見ていると、むかし、南アフリカのアンゴラの首都で長期滞在をしていた時、無聊を慰めるために毎日のように聞いた石原裕次郎の歌を懐かしく思い出しました。題名も歌詞も忘れました。調べるとそれは「夕陽が丘」で1番と3番の歌詞は下記の通りでした。所がそのラジカセも一流ホテルて従業員に盗まれました。英語の通じないホテルのマネージャーに現地の友を介して苦情をいうと、結論は諦めろと言うことでした。世界には日本の常識が通じない国がいっぱいあります。

下は最近の写真です。写真には大画面がリンクされています。大画面で見ることをお勧めします。花は昔を懐かしく思い出させ、初めて見る花は新しい思い出を作ります。

中洲の水鳥たち 2025/12/07 長浜公園
満潮で汽水池の水位が上がり、中洲が狭まりました。その中洲でカモたちが憩っていました。大画面で見るとオオバン、コガモ、ハシビロガモの混成となっていました。
干し柿 2025/12/10 我が家
郷里の友が送ってくれた西条と言う渋柿を皮をむいて12月2日に干しました。この後、乾燥した晴天続きで干し柿が順調にできつつあります。
冬咲きのカタバミ 2025/12/10 カゼ場公園、並木1
朝夕公園の花壇を見ていますが、写真のカタバミの花に気付きませんでした。それも当然で、花は太陽が照っている時にしか咲きません。南アフリカや中米原産の多年草で球根植物のはずですが、まだ球根を見ていません。
カリン 2025/12/11 富岡西6
富岡は丘の街です。その丘の1つを通過中、夕陽に映えるカリンの実を見つけました。崖地のため庭は狭い、その庭にこの木はありました。遠くから見ると黄色い花が咲いているように見えました。
落葉中のメタセコイア 2025/12/11 富岡八幡公園
この日は強い南風が吹き、落葉樹であるメタセコイアの葉が雨のように落ちていました。見上げると一気に葉が落ちたことが分かりました。。
チューリップ 2025/12/11 富岡西公園、富岡西6
ボタンと同じで、人工的に春化作用を起こして、春に咲く花を冬に咲かすことができます。写真のチューリップは夏の間、冷蔵した球根を秋に植えた物だと思います。この花壇には人足早く春が来ていました。

自然は休むことなく毎日小さく変化しています。1週間も経つと誰の目にも変化が分かります。
変化の様子は実に感動的で素晴らしいものです。貴方も自然観察をしませんか。