四季の便り 第3935号 2026年1月6日発行
横浜市金沢区を中心にした折々の自然を報じ、題名に関する筆者の思いを記しています。
季節は1月5日を境に冬至(とうじ)から小寒(しょうかん)に移りました。私がっこどもの頃、7日は七草粥、10日は十日えびす、そして15日はどんど焼きと行事が続きました。その行事は時代や地方により盛衰がありますが、伝統は今も各地に残っていることでしょう。
1月3日の起床後、沈みゆく冬の大三角の写真を撮りに3時半過ぎに富岡船溜まり池の東岸に来ました。この時は満潮で満月が西の空に輝いており、その明るさで星が期待したほど鮮明に見えませんでした。月星の写真を撮り終えて、撮影中、気になっていた対岸の白い帯を見つめると、それは動いており、湯気が岸に近い水面から立ち昇っていることに気付きました。それは暖かい水面に冷たい空気が接すると起きる現象です。湯気が大きければ毛嵐と言います。しかし、小さければ単に湯気と言った方が妥当でしょう。それにしても、この池で湯気を見るのは初めてのことだと思います。おそらく岸近くの水面下で湧き出る暖かい地下水のせいでしょう。
その日(1/3)の午前中、写真取材と運動をかねて何時ものごとく近所を散策しました。長浜公園の水鳥たちを見た後、並木3丁目と2丁目を結ぶ長い人道橋を渡りました。その時、並木インターチェンジの上に架かる吊り橋から見たのが下の不思議な風景です。
前方に無人運転の列車が高架橋を走っています。その橋の横桁の下に何かが見えています。拡大してみると、それは東京湾の対岸19km先にある君津製鉄所でした。普段よく行くベイサイドマリーナの東岸や小柴の丘から見ても溶鉱炉の施設がこれほど大きく見えることはありません。何故遠くのものが近くに見えるのか以前にその現象を数式で現したことがあります。しかし、いつ発行したのか、古すぎて控えが見つかりませんでした。その時、この現象を望遠効果と名付けた事を覚えています。その後、2012年の2月にも同様の写真を載せて望遠効果について軽く触っていますが、数式は載っていませんでした。
ちなみに前方のシーサイドラインの先に幸浦2丁目大きな立体交差点があり、その先800メートルに海岸があります。その海岸に高さ3メートルの防波壁ができて、今は海を見ることはできません。何とかならないものかと願っています。
下は最近の写真です。写真には大画面がリンクされています。大画面で見ることをお勧めします。花は昔を懐かしく思い出させ、初めて見る花は新しい思い出を作ります。
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デイジー 2026/01/03 長浜公園管理棟 この花の名は私が終戦直後に小学校に上がったころに教科書で学んだ名の1つです。1つはチーリップで、もう1つがディジーでした。どちらも見たことがありませんでしたが絵で覚えました。実物をみたのは遙か後年でした。 |
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干からびたギンナン 2026/01/03 並木3 陸橋の吊り橋の歩道橋の高さは4メートルほどで、その橋から見ると街路樹のイチョウの梢がほぼ目線に高さになります。その面前に干からびたギンナンが樹上に残っていました。何故落ちなかったのか原因が分かりません。横枝にも残っていました。 |
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| カエデの遅い紅葉 2026/01/03 富岡東地区ケアプラザ、富岡東4 昨年もこのカエデの紅葉は遅かった。一般に日陰にあるカエデの紅葉は遅れますが1月までに散り落ちます。ところがこの木は日当たりの良いところにあるにも関わらず、遅れて紅葉し今に至っています。もし、さし枝に成功し、同じ現象が出れば突然変異種だと言えるでしょう。 |
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| 狂い咲きのツツジ 2026/01/03 並木1-21 大輪のオオムラサキ系だろうと思います。T字路の角にあります。昨年も寒い冬に咲いていました。一般に常緑のツツジにこうした狂い咲を見かけます。 |
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手入れに余念がないユリカモメたち 2026/01/03 富岡船溜まり池 朝10時頃池の土手を通過しました。その時、多くの水鳥たちが水上と岸で休んでいました。岸の階段ではユリカモメたちがいて、そろって羽繕いに夢中のようでした。 |
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| カワラヒワ 2026/01/04 カゼ場公園、並木1 木陰の地面で動く小鳥が数羽いました。スズメだろうと思いましたが、よく見るとカワラヒワが3羽いました。彼らは草や木の実の種を主食とします。この時は何の種をついばんでいたのでしょう。 |
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自然は休むことなく毎日小さく変化しています。1週間も経つと誰の目にも変化が分かります。
変化の様子は実に感動的で素晴らしいものです。貴方も自然観察をしませんか。