- 知っているようで知らない -

 季節の便り 第3840号 2025年6月30日発行
横浜市金沢区を中心にした折々の自然を報じ、題名に関する筆者の思いを記しています。


今は夏至(げし)の季節です。関西以西は例年より20日以上早く梅雨が明け、明けた27日から関東のこの地も晴天となり強烈な太陽が降り注いでいます。

関東も同時に梅雨が明けたかと思える日(6/27)、福浦3丁目の地先にある海岸に行きました。そこは新たに整備された釣り場です。左の写真は新たにできた地上3メートルの防波壁の上から見た南の風景です。手前に見えるのは住友ドックです。このドックについてはWEBで知るくらいで、詳細を知りません。そのドックに係留中の船の後ろに見える高層ビルは横須賀にあることは分かりますが、何処の何という建物か分かりません。誰もが私と同様で風景の1つとして捕えており、知っているようで知らないと思います。誰も疑問に思わない不思議な現象です。その内、現地に行き確認しようと思っています。

下は福浦3丁目にある横浜市大病院に行った帰りに通る福浦1丁目にある産業振興センター前交差点の風景です。普段は交差点の西側(写真の前方)を左から右に通るのですが、この日は道路の東側を通りました。その時に撮った風景です。左にシーサイドラインの高架橋があり、その先に見える白いものは産業振興センター前駅舎です。画面右寄りの高い建物はテクノタワーホテルです。そのホテルの8階から眺める東京湾の風景と富士山の風景は素晴らしいものです。

知っているつもりで、知らなかった事実に気付くのも1つの驚きです。それは専門家であると思っている人にも在りうると思います。それは思い込みであって結果は事実と違い、あとで知らなかったことに気付きます。その時、どう対応するかが大切です。そのままにするか、それとも原因を追及するかに分かれます。科学者や技術者に望まれるのは後の方です。かく言う私も過去の仕事で望ましくない結果を2つ経験しました。今更、その原因を記し、公開しても何の役にもたちません。時代は遷りました。

下は最近の写真です。写真には大画面がリンクされています。大画面で見ることをお勧めします。花は昔を懐かしく思い出させ、初めて見る花は新しい思い出を作ります。

アジサイ 2025/06/26 能見台6
ここは能見台隧道を東から西に抜けた所です。目の前に色とりどりの花をつけたアジサイがありました。ここは半日陰になる場所です。その方が日当たりの良い場所よりアジサイの成長に向いているようです。
アカチャコガネ 2025/06/26 金沢自然公園
ショウジョウトンボが飛んでいる水連池でのできごとです。赤い虫が赤トンボに追われて水に落ちました。すぐに飛び上がるかと思いきや、何と水面でもがいていました。望遠カメラで見ると赤いマメコガネでした。それを獲物とみてアメンボ(白円内)が近づいて来ていました。
カルガモの家族 2025/06/26 08:51 富岡川
6月12日ころ2羽と3羽のカルガモのヒナが生まれました。それから2週間がたちました。ヒナたちは順調に育ち、母鳥の前を泳ぐようになりました。
タイサンボクの花 2025/06/27 金沢緑地
タイサンボクの開花期は長いことを改めて認識しました。今年は5月23日から咲き始めました。それから1ケ月以上たった今も次々と花を咲かせ続けています。
アボガド 2025/06/28 柴シーサイドファーム
趣味として熱帯の果物を栽培されている小山さんのアボガドです。温室で育てているので生育は良く、実の大きさは既に7cmくらいありました。次に見る機会があれば、詳細を紹介できると思います。
成長中のマテバシイのドングリ 2025/06/28 小柴﨑緑地
マテバシイは公園樹として方々の公園に植えられています。今昨年の初夏に結実したドングリが今日毎に大きく成長しています。7月末までには最終の2cmほどの大きさになることでしょう。

自然は休むことなく毎日小さく変化しています。1週間も経つと誰の目にも変化が分かります。
変化の様子は実に感動的で素晴らしいものです。貴方も自然観察をしませんか。