〜*〜 ロビー ちょっと 一息 気楽な話題で楽しんで 〜*〜

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#1592/1600 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで    *** コメント #1591 ***
★タイトル (********)  04/ 5/ 2(Sun.)   5:53  ( 32)
Re:1591     S1
★内容
歴史的意義のある、あるいは文化的価値の高い有形・無形の文化財を、
後世に伝えていくというのは全くもって賛成であります。というより
現代人の義務であるとさえ思います。

翻って、天皇制(他国のものも含めて君主制と置き換えてもいい)も
そうすべきものなのでしょうか?私は大いに疑問です。古城や美術品
を守るのと、あるいは祭りや行事を継続するのと特定の家系を存続さ
せるのは違う。大名や貴族たちも、特定の地域の住民たちにとっては
天皇に次ぐ「文化財」だったんですかね。

PC−VAN時代から何度も言っていることなのですが、私は、ある
特定の家系に生まれたというだけで、その人を尊敬するということが
どうしても理解できないんですね。国民すべての力で、生活が保障さ
れ庶民とは比較にならないほど贅沢な暮らしをしている。その一方で
職業選択の自由はなく、家系の存続を義務とされる。国民の範たる人
間となるべく(多少語弊があるかもしれないが)躾けられる。
「秋田犬を保護する会」という団体がありますが、天皇は国民のペッ
トなんですかね。

そういえば、「王族というものは、スキャンダルを暴露されたり、バ
ッシングされたりして国民の適度なガス抜きになっている」という説
を何かで読みました。欧州の王族というのはたいがいそうですよね。
日本の皇族もそれに近いのかな。それにしては政府も大手マスコミも
神秘性や高貴さを演出するようなことばかりしているな。

王族がいて、そのまわりにそれを支える貴族たちがいて、といった身
分制度が確立した社会ならばいざしらず、少なくとも建前上は努力と
才能次第で望む地位に上がっていけるのが現代社会であるならば、ど
うあがいても王家以外の人間が王族にはなれない(その逆もまたでき
ない)君主制は、維持すべきものではないと私は考えます。
ダイアナ元妃殿下の悲劇や、雅子妃殿下をめぐる報道(大筋が事実だ
として)をみるにつけ、その思いを強く感じています。


[ コメント数 1 読む(F1592) ]

#1599/1600 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで    *** コメント #1592 ***
★タイトル (********)  04/ 5/ 4(Tue.)  11:24  (100)
Re:1592  理念は良識によって彫琢されるべきもの     一久
★内容

【理念は良識によって制限されねばならない、ということ】


ですから、そのような「維持すべきものではない」という考え、理
念理想(真理?)と、現実に存在する制度への人々の認識(良識?)との間
には相違があるということを認めて尊重しなければ、いかに正しいと
思うことでも受け入れられない、というのが私の意見です。

そして、革命という事態においては、そのような良識に対する配慮
よりも、理念・理想の建前が横行し、数々の暴挙を正当化する傾向が
強いのである。尊皇攘夷の浪士が京都の商家に押し入り強盗を働いて
「天誅」なんぞとほざくのと同じです。


人々の良識が次第に変化して、無くすべきだというふうになるとい
う事態もありえないとは言い切れないが、一般的には余裕のある社会
であればあるほど、「あっても別にイインジャナイのぉ〜」となるで
しょう。存続させることには大したエネルギーはいらないが、廃止す
るにはなにか大きな力(スローガンとか理想・理念)が必要だから。

小泉氏の「改革なくして成長なし」とかもソレかな。

  天皇制に関係する行事は、天皇なしには不可能ですから、行事保存
の為には天皇が必要になります。抽選で天皇を選ぶという方式もあ
るかもしれないが、有り難みは薄れるでしょう。理不尽な血縁カリ
スマ制度であるからこそ、骨董的価値が高いのです。

また、宮内庁御用達とか言って店に箔を付けることはよくやること
だし、買うほうでもこれを有り難がって、贈り物なんぞに使ってい
ます。これが大統領府御用達、では値打ちが下がる。

そういえば、小泉家の前大番頭氏の著書にこんなのがあった。

とある古狸・国会議員秘書の逸話。

ある地方の村長だったかが、名産の巨大な柿を天皇に献上し、宮内
庁御用達のカンバンをもらって村おこしに役立てたいと相談にきた。

ところが、相談を受けた国会議員は、自分への土産用の普通の柿と
間違って、天皇陛下の柿を喰ってしまった。どうしましょう、と若い
秘書に泣きつかれた、とかいう話。

古狸氏、少しもあわてず、東京のデパートを紹介してやればいい、天
皇への献上は、今年は間に合わなかったといっておけばいい、と答え
たとか。

実は、国会議員に献上の仲介をする権限などないのだそうな。あると
すれば、地方行幸のときぐらいとか。

ことほど左様に、天皇の名は利用価値が高い。それもこれも、不合理
で封建的な制度であるからこそ、であります。

神話の時代に天から降ってきた神の子孫がそのまま君臨している、
なんて、これほど笑える話が他にあるだろうか。

これこそ、世界最大のジョークアートというべきだろう。



【スェーデン その他】


かつて、といってもここでいう範疇、つまり王政の多くが廃止され
たという二百年間の範囲ですけどね。

スペインは別で、フランコ体制のときどうなってたか、調べていた
のでついでに入り込んでしまいました。まあ、面積からいえばスペイ
ンもスウェーデンも、ヨーロッパでは立派な大国ですが。

ギリシャ、というのは、はぁ、またエラク飛躍したもので、、、せ
めてトルコあたりにしといたほうが良かったのでは?

ギリシャは大国だったのかなぁ? 西洋の歴史では有名国ではあった
ろうけれども。

幕末の変革は、天皇への政権返還という行為によって、政治的決着
がすでについていた。その後の戦争は事後処理的性質のものにすぎな
い。

対して、フランス革命もロシア革命も、一回では決着はつかない。王
がいなくなったので、誰が錦の御旗を持っているのか誰にも解らなく
なってしまうからです。その後の戦争は、事後処理ではなく、まさに
新政権をかけたタイトルマッチ的な性質のものとなり、当然、凄惨極
まりないものとなりました。

つまり、被害の大小の差は、偶然の産物ではなくて、両者の質的な
差によるものだということです。

アメリカの独立は、独立が目的であって、共和制は結果にすぎない。
早い話が、もしイギリスの植民地統治が植民者に有利なものであった
ら、独立戦争は起こらなかった。結果と目的を取り違えてはいけませ
ん。

フランス王というのは、土人の酋長のようなもので、国民の側に、
我々の持ち物だという感覚があったそうです。

王子の出産のおりには、産室へ乗り込んでお祝いするというようなこ
とまで行なわれていて、マリーアントワネットを驚かせたそうな。



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