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#1788/1800 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで
★タイトル (********) 05/ 6/29(Wed.) 19:38 ( 42)
少子化の原因 一久
★内容
少子化の原因は、社会的強制力が無くなったことにあるのではないだろうか。
裏返せばこれは、これまでの社会は日本に限らず、結婚を強制される人々が
多数派であって、自由恋愛による結婚はごく少数派でしかなかったということ
である。
世界中のほとんどの国や地域において、結婚はなかば強制的に家や部族や商売
関係の都合によって決められている。
この、「望まざる結婚」に妥協する大多数の男女がいて初めて、少子化は起こ
らないのである。
アメリカのように、そんこから遠いと思われる国においてさえ、親や友人から
の紹介で男女が知り合うことは多い。また、自由恋愛によってカップルができる
ようにする為の社会的な後押しもまたさかんである。
よくアメリカの学園もの映画で登場する「卒業ダンスパーティ」などもそれで
ある。
日本には、このような社会的後押しはないし、それに代わる存在としての「見合い」
は事実上の機能を失った。
結婚への強制力は無くなり、自由恋愛を後押しするシステムも不整備である。
社会が人口を保つための装置を喪失しているのである。
このような状態であれば、当然に人口は縮小せざるをえない。
結論付けると、少子化の原因は個人の自分勝手などにあるのではない。
社会的な強制力こそが結婚を成立せしめていたのだという事実を無視してきた
大人達の無責任な少女趣味(家の決めた結婚なんかダサイ、自由恋愛こそ新しい
というマンガ的理想論)こそが原因なのである。
社会的強制力あってこそ、すべての人が結婚に至ることができりる。その強制
力を否定するのであれば、自由恋愛から結婚にいたるまでのサポートを社会的に
行なわねばならないのである。
日本人よりもずっとフランクなアメリカ人でさえも、それを必要としているのだ。
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#1789/1800 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで *** コメント #1788 ***
★タイトル (********) 05/ 7/ 2(Sat.) 19:49 ( 20)
Re:1788 かつては「個人」より「家」だった S1
★内容
かつては、「個人がどうしたいか」よりも「家業や家系を
いかにつないでいくか」が大事とされてきました。
その結果、意に沿わぬ結婚も数多くあったでしょうし、当
事者たちもそれが普通だと受け入れていたのでしょう。
一久さんの分析におおむね同感ですが、断じて、かつての
ような個人より家が優先されるような時代に逆行させては
ならないと思います。まあ、自由の甘美さを味わってしま
った現代人(自分を含めて)が、今さらそんな選択をする
とは思えませんが。
先進国の中で唯一ともいえる、アメリカで少子化が進んで
いない理由というのは、私が思うに、ひとつには移民受け
入れのスケールの大きさがあるのじゃないかと。それと、
貧富の差の大きいアメリカ社会では、「貧乏人の子沢山」
現象があるのではないかと。(PC−VAN時代にKEN
さんから質問され、データが無いので私は憶測でしか答え
られなかったことです。今でもはっきりとはわかりません
が。)
これらもちょっと日本や欧州では簡単には真似できないこ
とではありますが。
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