〜*〜 ロビー ちょっと 一息 気楽な話題で楽しんで 〜*〜

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#374/400 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで    *** コメント #371 ***
★タイトル (********)  01/ 7/ 7(Sat.)  16: 4  ( 20)
Re:371     S1
★内容
  民主主義は確かに多数決の論理ではありますが、候補者が二人
いて一人が51%の得票で当選してのこり49%の意思が無視さ
れるというのはどうしても納得がいきません。少数意見も尊重す
るというのも民主主義の原則のはずです。これは新聞だか雑誌だ
かで読んだ記事ですが、最近の選挙動向をみていると、本命候補
に賛成できないという人は、自分にとって一番共感できる人を選
ぶというよりとにもかくにも当選の可能性のある次席候補に投票
するという傾向があるそうです。それでは民意が反映されるわけ
がない。
 それに、党利しか考えない政党がでてくる懸念があるとのこと
ですけど、国民の大多数が政党や組織に所属していないならば、
みんなそんな政党を見抜いて落選させると思います。小選挙区で
地元民のことしか考えない議員を選んでしまう人はいても、自分
が所属しているわけでもない組織のことしか考えない議員を選ん
でしまう人は少ないと思うんですね。(まあ公明・共産みたいな
組織政党も確かにあるけど。)
 イギリス、アメリカのように2大政党制の国ならばまだしも、
日本のように、保守が圧倒的に強い状況では、小選挙区制の方が
一党独裁体制を進めかねないでしょう。
 一久さんの論理だったら、私はすべての議員が無所属でないと
賛成できませんね。

[ コメント数 1 読む(F374) ]

#378/400 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで    *** コメント #374 ***
★タイトル (iti@msi.)  01/ 7/10(Tue.)  10:15  (135)
Re:374     一久
★内容

RESその他



 小選挙区制度においては、落選候補に投票した人の意思も、
無視されるわけではありません。

 なぜならば、その死票に込められた意思を尊重し、政策
に反映させ、ある程度の納得を彼らから得ることなしには、
次回の選挙において再選される可能性が薄くなるからです。

 当選者は、選挙区内の自分の対立者を含め、全有権者の
ことを考慮し、かつ、国政全体の代表として議会に赴く義
務があります。

 これは、いわゆる「ナシオン主権」的な考え方です。


 比例代表制においては、有権者は自分の主張に近い政党
に投票するのであるから、比例代表制の議員は、自分たち
を支持した有権者のことだけを考えていればいいのです。

 もっとも、民主党や自民党のように、二大政党たらんと
する政党はこれではいけませんが...

 それ以外の小政党は、容易にこの罠にはまってしまいが
ちです。

 有権者の側も、小異を捨てて民主や自民に入れるよりも、
大政党を捨てて自分の好みの小政党に入れる可能性が強よ
うです。

 どんな小政党でも、比例代表制のもとでは議席を獲得す
る可能性があります。

 そして、一旦獲得した議席は、その政党に投票した有権
者の支持を保つ限り、他の国民からどんな悪評価を受けて
いても死守することができます。

 それは、比例代表制度の議員は、支持者以外の意思に配
慮する必要がないということを意味しています。

 つまり、その小政党は、その党の利益や目的のことしか
考えない、考えなくてもよい政党になってしまう訳です。

 前に私が述べた、党利しか考えない政党、というのは、
こういう意味です。

____________________________

 けれども、この傾向も、使いようによっては役にたつ。

 例えば、「インターネット党」というのができて、インター
ネットで政治情報を開示することのみを目的とする政党ができ
た場合、この党はインターネット上のコンテンツを充実させる
ことだけを考えればよい。

 党の議員は、政治家としてするべき猥雑な任務をおろそかに
していても、WEBサイトさえ充実していれば、次回の選挙で
も再選されることになるでしょう。

 だから、少数の議員が比例代表で選ばれることには反対はし
ません。

 ただそれは、参議院の一部においてのみ認める程度であるこ
とが適当であると思うのです。

____________________________

ナチスとドイツ人


 正直言って、私は、ドイツ人にはナチス的体質があるという
偏見を持っています。

 これは、日本在住の外国人が日本について書いた本を読み比
べた結果、得られた感想です。

 フランス人やアメリカ人やイギリス人に比べて、ドイツ人に
は他文化を受け入れる感性が劣っている、というか経験が浅い
ように思えます。

 例えば、今シーズンの「お中元」ですが、英・仏・米はユー
モアを交えて、

「もしかすると果樹園ではリンゴが腐っているかもしれないの
だから、お中元でもらったリンゴが家で腐っていても、経済が
動くだけマシかもしれない」

 といったりする。

 が、ドイツ人は、「そんなもの、止めてしまいなさい」の一
点ばりである。

 もっとも、そんなドイツ人の著書しか読まなかったからかも
しれませんが...

 そんな私ではありますが、あの当時においてさえ、小選挙区
制度のもとでナチスが躍進する結果を得ることは不可能であっ
たと思っています。

 いかに時代が狂気を帯びていたとはいえども、唯一人の代表
を選ぶときに、ナチスを選ぶドイツ人が多数であったとは認め
がたいのです。

 そこまでドイツ人はバカではあるまい、と。

____________________________

付録:


 外国の内面を知る最善の手段のひとつは、当該の外国人に
文明批評をさせてみることです。

 我々の場合ならば、日本について語らせてみるのがよい。

 「問うに落ちずに、語るに落ちた」というように、相手に
語らせることによってこそ、相手の内面を知ることができま
す。

 我々が留学をしても、文献をいくら読んでも、それは外か
ら見ているだけのことです。言い換えれば、こちらの視点で
見ているということです。

 だが、それは逆もまた真なり。

 日本に来ている外国人もまた、彼らの視点でしか物事を見
ることはできないということです。

 ならばこそ、彼らの日本観察を通して、彼らの視点そのも
のを、つまり、彼らの内面を、覗き見ることが出来るのです。




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