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#1228/1300 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで *** コメント #1227 ***
★タイトル (iti@msi.) 02/12/17(Tue.) 21:32 ( 49)
Re:1227 課題図書 & 牛見張りロボット 一久
★内容
では、来年一月からの課題図書を考えましょう。
少し政治・社会から離れた図書が多かったので、社会性の
あるものを探してみましょう。
今年中には書き込みます。
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NJDの牛のロボットの話、ざっと読んでみました。
ようするに、古くからある、技術革新と労働者の問題のようで。
私の考えは、技術革新はその必要によって生じるのであるか
ら、それを止めることはできない。世の中全体を進歩主義から
隔離することができれば話は別であるが。
じつは、その成功例は存在する。
朝鮮・中国における儒教国家体制がそれだ。
江戸時代もそれを標榜したものであったが、あまり成功したと
は言えない。ゆえに、時代を経るごとに支配階級のはずの武
士達は困窮し、商人が勃興する。
もっとも、そのおかげで、明治維新後の近代化が容易になった
とも言える。
機械を導入する者は、その必要に迫られてそうするのであるか
ら、それを止めることは自由主義国家においては不可能である。
それによって発生する失業者は、もし政治的に解決しようとする
のであるならば、たとえばケインズのようなやりかたで救済する
べきものなのだ。
マルクス流に、経営者の自由を否定しようとするならば、それは
遠からずして、国民全体の言論や行動の自由をも剥奪する政権
を生むことになる。
また、新技術の導入を否定された企業は国際競争力を持てない
がゆえに、結局は国全体が貧しくなり、守ろうとした労働者の生
活さえも守れなくなる。
破綻した社会主義経済の典型的な形であろう。
このような停滞社会を維持しようとするのであるならば、やはり、
清や李朝のように、排外国家となるより他はあるまい。
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